フジ「アナ雪」EDに茂木健一郎氏「感覚ずれてる」
4日夜にノーカットでフジTVがOAしたアナと雪の女王のEDを
特別EDに切り替えた事に対する批判が出ているのだが、茂木
健一郎氏も‘日本のテレビ局の感覚がアナ雪のようなまっとう
なエンターティンメントをつくる感覚からずれてしまっている
し、局アナとかタレントが出てくる映像なんて本人たち以外
誰もありがたいと思わない’と批判していた。
最近の地上波TVの視聴率が以前に比べて下落しているわけ
だが、TVマン達が視聴率を上げるために策を弄したはずが
却って視聴率を下げる事になっている典型的な例だろう。
以前は地上波しかチャンネルがなかった時代に比べて今では
衛星放送などの普及から、よほどの事がない限り高視聴率を望
めないという現実を受け入れ切れてないため素材のみで勝負す
ればいいのに下手な演出を付けているばかりに素材を殺して
いるという悪循環に陥っている。
ちなみに正月三が日で最もいい視聴率を誇る箱根駅伝などは
無駄なタレントは置かず関係者のみでの出演にしているのが
好感を持って受け入れられている状況を全く理解せず、賑やか
しどころのタレントを出演させ過剰な演出をガンガン入れるの
で心ある視聴者の顰蹙を買っているわけだからTV局の無能ぶり
には呆れるばかり。
民放地上波は視聴率を上げないとダメというのは分るものの
努力する方向が全く違っているのが分かるのだが、作り手の当
人達に努力する方向が全く違っている事に気付いてないのが最
大の問題ではないだろうか。