横綱・照ノ富士の安定は嬉しいが


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/sports/kyodo_nor-2021112701000629

 11月14日に初日を迎えた今年の大相撲九州場所は今日14日目に
全勝の横綱・照ノ富士が、ただ1人1敗で追う平幕・阿炎を押し倒
しで破り2場所連続6度目の優勝を飾った。

 コロナ禍の影響で2年ぶりに福岡での開催となった今年の九州場
所は正に照ノ富士の独壇場で初日から危なげなくキレイに白星を並
べ、これぞ横綱という取り口だったわけだから白鵬が後を託す形で
引退したのも分かる気がする。

 とはいえ照ノ富士の強さが際立てば際立つほど大関以下の力士達
の奮起が求められるわけで、特に次期横綱という事を考えると何と
も心許ない現状だし照ノ富士自体も膝に爆弾を抱えているケガ持ち
だし29歳という年齢も気になる。

 とりあえず今場所は西大関の貴景勝が好調で9日目まで全勝を守
り横綱と並走したものの9日目に4勝4敗だった明生に敗れると本来、
番付上からすれば千秋楽での決戦に持ち込まなければいけない13日
目に相星の阿炎に敗れたというのは何とももったいない話。

 どうしても押し相撲力士は調子に乗れば一気に行けるものの一旦
リズムが崩れるとモロいという課題があるわけで、今場所の貴景勝
は崩れなかったがケガも多いし安定感という事を考えると今の現状
では横綱は難しいと思われる。

 もう1人の大関・正代は初日に早々と敗れ5日目に1勝3敗だった隠
岐の海、6日目にも2勝3敗だった隆の勝に敗れての連敗だから勝ち
越しているものの優勝争いからは早々と脱落し今場所の横綱戦すら
外されるというのは照ノ富士のライバルとは言えないだろう。

 それは御嶽海も然りで全勝で迎えた5日目に1勝3敗の若隆景に敗
れると10日目に3勝6敗の宝富士に敗れて2敗目を喫し優勝争いから
脱落しているわけで、例えば今場所好調だった阿炎などに敗れたの
なら話は分かるが取りこぼしとしか思えない黒星が多過ぎるのが横
綱との違いだろう。

 果たして照ノ富士が元気な2~3年の間に新たな横綱が生まれるか?
というのが今後の角界の課題ではないかと思う。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« よくぞ花・太... キリエロイド... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。