ウルトラマンクロニクルの意義

 好評のうちに終了したウルトラマンZの後番組として、1月から
ウルトラマンクロニクルZヒーローズオデッセイがOAされている。

 内容的にはウルトラマンゼロがZとティガを中心にしたこれまで
の戦いを振り返り解説しているわけだが、ウルトラシリーズの放送
をTV東京系が引き継いだ頃から次のシリーズが始まるまでの半年
間をウルトラマン列伝のような歴代ウルトラヒーローの戦いを振り
返る番組が目に付く。

 巨大ヒーローというのは経費がかかるので、以前のような潤沢な
予算が組めず最近は半年間のOAになるケースが主流になっており
合間にクロニクル系のダイジェスト番組がOAされているようだ。

 一見すると以前のシリーズの使い回しのように感じるかもしれな
いが、意外にもウルトラでいえば効果的だと思うのだ。

 もともと昭和の時代からウルトラが世代を超え長い人気を保てた
理由の一つに夕方の再放送があり以前は17:00台から、どこかのTV
局でウルトラシリーズの再放送がOAされていた。

 だから録画機がない時代では本放送の時に見逃したEPでも再放送
の時に見る事ができたのだから、どんな怪獣や侵略宇宙人が登場し
どんな活躍をするのかという要素を知る事ができた。

 ところが昭和の末期からビデオデッキやレンタルビデオの普及に
より再放送が徐々になくなっていったわけで、いつでも見られる状
態になると意外に見ないものだし見たい人は見るが興味のない人は
見ないわけだが地上波でこういった企画があると多くの人に見る機
会ができる。

 幸いな事に円谷ではセブン終了から帰ってきたウルトラマンまで
の間にウルトラマンとセブンの戦闘シーンを編集したウルトラファ
イトという5分程の番組を作っていたので、こういったダイジェス
ト番組作りのノウハウはあっただろうから各々のEPを15分ほどに
まとめた今回のクロニクル番組は作りやすかったと思うのだ。

 しかも過去の映像を見直すというのは各キャラの魅力の見直し
にも通じるので、意外に貴重な番組ではないだろうか。

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