日本シリーズ雑感・名古屋ラウンドを終えて

 今年の日本シリーズはG1、G2を終え1勝1敗という成績で札幌ラウンドを
迎える。巷ではG1を取った方が断然有利という声があるが実は移動日前の
試合に勝つのは短期決戦では結構重要なのだ。
 過去両チームとも日本一は1度づつで、いずれも最終戦までもつれ込んだ
末の優勝だ。
 Dの場合は54年で名古屋でスタートした対ライオンズ戦
G1:○ G2:○ G3:× G4:× G5:○ G6:× G7:○
での4勝3敗。
 Fは62年で甲子園でスタートした対タイガース戦
G1:× G2:× G3:△ G4:○ G5:○ G6:○ G7:○
での4勝2敗1分。
 また今回のDのようにホームで○×スタートのチームの74年以降の成績は
99年のホークスが3連勝してそのまま優勝、84年のカープが○○×で王手をかけ
G7までもつれこんで優勝。91年と83年のライオンズはそれぞれ○××、×○×
で王手をかけられながらホームで連勝し優勝を決めている。
 一方Fのように敵地で×○スタートのチームは、74年のオリオンズと81年の
ジャイアンツがそれぞれ×○○のパターンで王手をかけG6でそのまま優勝。
92年のライオンズは○○×で王手をかけたものの決め損ね最終戦に持ち込まれて
ようやく優勝を決めている。
 つまりデータの上ではDやや有利ではあるがほぼ互角(73年のジャイアンツが
Fと同じスタートでホームで3連勝して決めている)だという事が分かる。
 もう1つ気になるデータを、一概には言えないのだがシリーズ最初の登板で
好投しながら勝てなかった先発ピッチャーは次の登板でも勝てないどころか打ち
込まれる例が多い。
 94工藤0-1、 96斎藤1-3(降板前)、1-5 97西口0-1、 99野口0-1
(降板前) などが主な例で次の登板では途中交代し負け投手になっている。
ただし04年の川上はG1で石井に0-1で投げ負けたもののG5では勝っている。
 また87東尾、91佐々岡、94桑田、98西口、などのように初登板でKOされ次の
登板で雪辱した例があるのだ。ただし03年の伊良部のようにG2,G6共にKOされた
ケースもある。
ダルビッシュと山本の次回の出来はどうだろうか?
 大事なのは札幌ラウンドを両チームがいかに勝ち越しすかだ、勝ち越した方が
王手となり3連勝ならそのまま決まってしまう。
いずれにせよここからが本当の日本シリーズになるだろう。
 
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 日本シリーズ2... フツーの休日 »
 
コメント
 
 
 
ここからが勝負 (soshi-s)
2006-10-24 23:16:55
・・・と僕も思っていました、第3戦。

結果は・・・あららららら!?



・・・いいです、正直札幌は一つ勝てばいいです。

そうすれば地元帰ってこれますから。



・・・シリーズでの地元勝率悪いですけど(泣)
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2006-10-25 13:03:14
>soshi-s様
 3連戦で次のシリーズに勢いの付く勝ち越しパターンは×○○です。
 一昨年もこのパターンでした。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。