平幕・大栄翔が初優勝


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/sports/kyodo_nor-2021012401001551

 1月10日に始まった今年の大相撲初場所は今日が千秋楽となり、
前日優勝争いのトップに立った大栄翔が隠岐の海に快勝して13勝
目を挙げ見事に初優勝を飾った。

 今場所の大栄翔は前頭筆頭で初日から朝乃山・貴景勝・正代の三
大関を総ナメする形でスタートすると中日まで8連勝したのだが9日
目に宝富士、11日目にも阿武咲に敗れて2敗となり大関の正代と並
ばれるものの残りを全勝したのに対し大関は14日目で照ノ富士に敗
れて一歩リードし逃げ切る形になったのだ。

 基本的に前頭筆頭という地位は前半で上位陣と当てられるため、
苦戦するケースが多く調子に乗れないまま場所を終えるケースが多
々あるのだが今場所の大栄翔は3日連続で大関と対戦し全焼した事
で勢いを付けたという事だろう。

 令和3年最初の場所は場所前からコロナ禍で九重部屋勢をはじめ
白鵬らの宮城野部屋勢などが休場したし鶴竜はケガによる調整不足
などで休場し、最大の焦点だった先場所優勝の大関・貴景勝の横綱
昇進も初日からの4連敗であっさり潰れるなどガッカリ度が多い場
所となっていた。

 そんな中で大栄翔が一旦11日目を終えた時点で2敗し‘ここまでか’
と思われたのが、そこから盛り返して4連勝しての初優勝だから大
したものだと思う。

 もっとも大栄翔は昨年7月場所で11勝を挙げ秋場所は5勝10敗で
大負けしたものの先場所は10勝しており実力はあるので勢いに乗
れば優勝も夢ではないとい事が証明された一方、押し相撲の典型
である勢いに乗ると凄いがリズムに乗り損ねるとモロいというの
が昨年の7月場所以来の成績を見ると分かるだろう。

 それにしても初場所は16年に琴奨菊が初優勝したのを皮切りに
17年は稀勢の里、18年は栃ノ心が19年は玉鷲で昨年は幕尻の徳勝
龍が初優勝し今年の大栄翔と6年連続で初優勝力士が出る場所とい
う事になったのは凄い事。

 さて来場所は大栄翔が今場所同様に前半から勢いに乗れるか?と
いう点にも大いに注目したい。

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