2012選抜高校野球 第6日

浦和学院、大阪桐蔭が8強=関東一は25年ぶり白星―選抜高校野球(時事通信) - goo ニュース

 今日の注目は第3試合。

 花巻東・大谷との大型投手同士の対決に勝った大阪桐蔭・藤浪と強打の九州
学院打線との対決だが、裏返せば九州学院の大塚が桐蔭打線を3点以内に
抑えられるか?


 桐蔭は初戦で4番が死球で骨折しているハンデはあるものの自力は上だし、
九州学院は過去4度出場した選抜で2回戦全敗で対大阪勢も3連敗というジン
クスを覆せるか。


 第1試合は関東一の好投手・中村を青山打線が どこまで打てるか。

 関東一打線を3投手の継投で最小失点で凌がないと大差の試合になりかね
ない。


 第2試合は初戦敗退の負の連鎖から脱出した浦和学院が本来の力を発揮でき
るか。


 開幕戦を制した三重の三浦が浦和学院打線を2・3点以内に抑えると勝機あり
だが。


 第1試合:別府青山 1-0 関東一

 関東一は1回から俊足の2番が内野安打で出塁するなどプレッシャーをかけて
迎えた3回に1・2番の内野安打とバントで1アウト2・3塁のチャンスで4番がライ
トに犠牲フライを打ち上げ先制。


 しかし4回にヒットと四球でノーアウト1・2塁を青山が凌いでからは継投にかわ
され8回に3つの四球で
2アウト満塁と攻め立てるが追加点が取れない。

 一方の青山打線は中村の前に5回までパーフェクトに抑えられ6回に ようやく
7番がヒットで出塁しバントで1アウト2塁と攻めるが後続を絶たれ、8回には
5番の2ベースと6番のバントを中村がFCでノーアウト1・3塁のチャンスを作る
ものの1塁ランナーのスタートと同時に3塁ランナーが中途半端に飛び出して
刺され万事休す。


 実力差を考えると‘善戦’だろうが いくら最小失点に抑えても点が取れな
ければ勝ちはないし、正直言って8回のノーアウト1・3塁での走塁ミスがなくても
打線の力と関東一の守備力を考えれば点が入る確率は低かった。


 第2試合:三重 0-2 浦和学院

 三重・三浦、浦和・佐藤の両投手が好調で投手戦となる。

 先にチャンスを掴んだのは三重で3回に先頭の7番が内野安打で出塁しバント
1アウト2塁のチャンスを迎えるが後続を絶たれ、5回にも先頭の5番がヒット
で出塁
するもののバント失敗で併殺とチャンスを潰す。

 一方5回まで四球が1で残塁0だった浦和は6回に2アウトから連続四球で
チャンスを
掴み、7回には先頭の3番の2ベースから四球2つで1アウト満塁と攻め
立てるが三浦が
踏ん張って得点ならず。

 迎えた8回に9番の四球からバントなどで2アウト2塁となり前の打席2ベース
の3番を
歩かせ4番死球で満塁から5番がライト前に落として待望の先取点を
挙げる。


 8回に三重も2アウトから7番がヒットで出塁し暴投で2塁に進むがPHが三振。
 結局 浦和学院の佐藤が3安打無四球完封でベスト8一番乗りを果たしたの
だった。


 明暗を分けたのが四死球。
 佐藤は無四球だったのに対し三浦は2安打に抑えたものの7四死球では守りや
攻めの
リズムも崩れるし特に5回までとは別人のように球数が増えているのは
前半が飛ばし
過ぎだったのか?

 それだけ浦和打線のプレッシャーがきつかったというのもあるだろうが初戦で全
得点絡んだ4番に上がった岡本がノーヒットに抑えられるなど、浦和学院の自力が
一枚上だったという事になるだろう。

 第3試合:大阪桐蔭 3-5 九州学院

 3回までノーヒットだった九州学院は4回に2番が相手エラーで出塁すると3番が
歩いて4番のバントで2・3塁とし、2アウト後6番のセンターオーバーの3ベースで
2点を先行。


 3回に2アウトから短長打で2・3塁と攻め立てるなど5回まで大塚相手にヒットは
出るものの打ちあぐんでいた桐蔭は6回に1アウトから2番が歩いて3番のヒットで
1・3塁のチャンスを迎え、4番の3塁ゴロで3塁ランナーがアウトになり2アウト
1・2塁から5番の3ランで逆転。


 その裏 九州学院は2番&3番の連打でノーアウト1・2塁のチャンスを迎えるが
4番がバントを失敗し5番が併殺に倒れると、直後の7回に1アウトから藤浪が
HRを放ち突き放す。


 それでも九州学院は その裏2アウト3塁から9番のタイムリーで1点差に追い上
げるが9回に2アウト2塁から藤浪の打ったショート後方へのポテンヒットで5-3
として勝負を決めた。


 レベルの高い両校の対戦だけに好ゲームとなったが結果的に6回の逆転3ランが
試合の流れを変えてしまった。


 九州学院にとって惜しむべきは6回に1アウト1・3塁で詰まった3塁ゴロで3塁
ランナーが飛び出して挟殺されたにも拘らず1・2塁で止まり、5番を2-2と追い
込んだ5球目のハーフスイングがボールと判定された直後の3ランだった。


 5球目よりも多少甘かったのだが続く6番が左だっただけに‘四球OK’ぐらいの
気持ちで投げれば少なくとも3ランにはならなかっただろう。


 

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