07夏の甲子園・第13日

　本日の結果

1:長崎日大7－1楊志館
　九州決戦だが、1枚エース同士の対戦だから両エースの疲労
具合がカギを握ると思っていた。
　ジャンケン勝ちは後攻を取るチーム同士だから、先攻が長崎
という事はジャンケンで負けたという事だが、1回に先頭打者が
歩くと盗塁しバント・犠牲フライで先制すると更にヒット・盗
塁・ヒットで2点を先行する。
　その裏に楊志館は3安打で1点を返す。
　点の取り合いになるかと思われたが、長崎は3回に3ベースと
犠牲フライで1点を追加し、更に5回には3ベースから2安打で2
点を追加して勝負をほぼ決めた。
　長崎の浦口は2回以降は5安打を浴びたが、いずれも散発で完勝
した。

2:常葉菊川6－1大垣日大
　選抜ファイナルの再戦だから、QファイナルでもNo１の好カード。
　4回までは大垣のペース、4安打を放ち3回には2アウト2塁から
タイムリーで先制する。
　一方の菊川は4回まで1安打で森田から抑えられていた。
　ところが5回に1アウト1塁から7番の石岡がライト線を破るとライ
トがクッションボールを誤り3ベースに、当然同点になると8番の伊
藤がライトへタイムリーを放ち逆転。
　これで菊川の田中が立ち直り5回以降はパーフェクトに抑える好投、
打線も8回にノーアウト1,3塁から犠牲フライで決定的な3点目を取る
と最後は2ランで4点を挙げ勝負を決めた。

　最初の佐賀北－帝京戦が大会屈指の試合だったので、残りを期待
したけれど意外に大差がついた試合が3試合続いた。
　広陵－今治西など前半に今治が、もう1～2点挙げていたら展開は
どうなっていたか分らなかったが予選を通じて1人のみで投げぬくの
はここ数年の傾向では厳しいと言わざるをえない。
　菊川－大垣などは選抜の決勝の方が、レベルの高い試合をしていた
気がする。
　やはりこの両チームのピークは春だったのだろうか？

　因みに遅ればせながらベスト8の顔ぶれ予想の結果だが、私の正解
は帝京・今治西・大垣日大・常葉菊川の4校。
　今年に限って言えば‘よくぞ4校も当てた’という気分だ。