柔道世界選手権東京大会代表メンバーほぼ決まる

阿部兄妹、大野ら14人 柔道世界選手権代表一覧


 昨日から福岡で行われていた全日本選抜体重別選手権が終わり、
全柔連は最重量級を除く6階級づつの代表を発表した。

 基本的に毎年4月の第1週末に行われる選抜体重別選手権の結果と
国際大会の成績を照らし合わせて選考されるのだが、世界選手権の
場合は2階級は2人をエントリーできるので強い選手が2人いる場合
など利用する。

 この2人エントリーは今回は男子が60㌔級と88㌔級が2人選出さ
れていた。

 注目階級は男子が阿部一二三と丸山城志郎の66㌔級とリオ五輪・
金メダリストの大野将平と橋本壮市の73㌔級で五輪本番も2人を
出場させたいぐらいだ。

 結果的に66㌔級は1回戦で脇腹を負傷した阿部を丸山が巴投げで
破ると、73㌔級も最後は大野が延長で技ありを取って死闘を制した
形になった。

 こういう大会は実力者を選抜したのだから優勝すればそのまま代
表決定という形になりそうだが国内で強くても外国人選手との相性
などを考慮しなければいけないので、世界ランキングなどの兼ね合
いも出て来るため非常に悩ましい。

 更に男子は4月29日に行われる天皇杯、女子は22日に行われる皇
后杯が無差別級での大会という事から最も価値のある大会とされて
いるので最重量級の選手はコチラの優勝を目標にしており天皇杯&
皇后杯優勝者こそが選出されるべきと思われる。

 ところが体重別選手権が国際ルールで行われているのに対し天皇
杯&皇后杯は伝統ある国内ルールで行われるわけだから、選出基準
が更に微妙になって来る。

 とりあえず今年の世界選手権は来年の東京五輪と同じ会場である
日本武道館開催なので、五輪本番の雰囲気を味わえるなどのアドバ
ンテージも得られるため今回の体重別選手権は大いに盛り上がって
いたのは間違いない。

 選出された選手は少しでもいい色のメダルを、選出されなかった
選手は最後まで東京五輪を諦めずに頑張って欲しいものだ。

 

 

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