第2期ウルトラとコンバット

 昨年の今頃OAされていたウルトラマンブレーザーの世界は、地球
防衛隊GGFの特殊怪獣対応分遣隊SKaRDのヒルマ・ゲント隊長がハ
ルノレツ参謀長からのプレッシャーを受けるシーンが度々見られた。

 考えてみるとゲント隊長は組織では中間管理職のようなもので、
ムチャな上層部からの指令と部下からの反発などを上手く抑えなが
ら運営していくというのが見どころになっていた。

 これは帰ってきたウルトラマンのMATが常に岸田長官や佐竹参謀
達上層部から解散のプレッシャーを受けながら怪獣対策を行うシー
ンが有名で、第2期では防衛チームと上層部の軋轢が目立つ作品が続
いた感がある。

 これ一般ドラマではコンバットでサンダース軍曹とヘンリー中尉
の対立シーンが有名だが、金城哲夫の日記の中に‘コンバットのよう
に一致団結して~’という記述があったり未発表シナリオの中に‘早
く帰ってコンバットを見よう’といったセリフが出て来るように当時
コンバットは相当な人気番組で影響力を持っていたようだ。

 もっとも以前記したように理想主義的な金城哲夫がメインの第1期
ウルトラは長官や参謀と科学特捜隊やウルトラ警備隊は協力的だっ
たが、現実主義者の上原正三がメインで始まった第2期ウルトラは防
衛チームと上層部の対立が目に付いていた。

 だから本格的なミリタリー作品のブレーザーではGGFとSKaRDの
対立が度々見られたのかもしれない。

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