2014夏の甲子園 第1日

春日部共栄、敦賀気比など２回戦へ＝春の覇者、龍谷大平安敗退―高校野球(時事通信) - goo ニュース

　台風のため2日間順延された今年の夏の甲子園の第1日。

　注目カードは選抜王者の龍谷大平安が春日部共栄の挑戦を受ける
開幕戦で、春日部の左腕・金子が機動力と強打を絡めた平安打線を
どこまで抑える事ができるか。

　第2試合は昨春ベスト4の敦賀気比が坂出商との対戦で坂出の
軟投派の金丸が、4割を越えるチーム打率を誇る敦賀打線をどこ
まで抑えられるか。

　第3試合は日大三の4年連続出場を阻んだ日大鶴ヶ丘打線が富山
商の森田を どこまで攻略するか。

　第1試合：龍谷大平安 1－5 春日部共栄

　1回に春日部は元氏から1番がヒットで出塁しバントエラーで
ノーアウト1・3塁とし3番の犠牲フライで先制すると、ヒットと
死球で満塁から6・7番の短長打に8番もタイムリーを放ち一挙に
5点を先行。

　ここでリリーフした高橋が春日部打線を抑えて反撃を待つが、
平安打線はヒットを放つものの連打が出ずに6回まで無得点。

　7回にようやく6番&7番の連打で1・3塁から犠牲フライで1点
返し、8回には2番がヒットで出塁すると3番死球でノーアウト
1・2塁とするが4番が併殺に倒れ万事休す。

　結局1回表の1点で終わらなかった春日部の攻撃がゲームの流
れを掴み、平安の機動力を封じた形だろう。

　第2試合：坂出商 0－16 敦賀気比

　1回に敦賀は1番がヒットとエラーでノーアウト3塁から1アウ
ト後に3番の犠牲フライで先制すると4番が2ベースで続き5番の
2ランに6番以下の3連打で一挙に4点を先行しペースを掴む。

　3回に敦賀は5番と7番のヒットで1点を追加すると5回にも
2点を追加した後に2ランが出て8－0と突き放し勝負を決めた。

　敦賀打線が21安打を放ったのに対し坂出打線は敦賀・平沼の前に
3安打では勝負にならなかったが、1点先制した後に出た2ランで
敦賀のペースになった形で第1試合同様 立ち上がりの複数得点の
明暗が分かれている。

　第3試合：日大鶴ヶ丘 0－2 富山商

　1回に両校ともヒットのランナーを出してスタートした試合は
2回以降ノーヒットに抑えられていた富山が5回に先頭の5番が
3ベースを放つと1アウト後7番の1・2塁間の打球が微妙に抜けて
先制する。

　更に6回にも2アウトからクリーンアップの3連打で追加点を
挙げリードを広げる。

　鶴ヶ丘打線は1回にヒットで出たランナーを盗塁失敗で失うと
2回に4番がヒットを放ち2つのバントで2アウト3塁、3回にも
2アウトから1・2番の連打で1・2塁とチャンスを掴むも後続を絶た
れる。

　4回以降 立ち直った森田を打てなかった鶴ヶ丘は8回に8番と
1番のヒットで1アウト1・2塁から2アウト1・3塁とするものの3番が
討ち取られ完封された。

　鶴ヶ丘にとって4本のヒットを放った3回までに秋山を攻略でき
なかったのが響いた。