護送作戦にキングジョー登場が加わると・・・

　ウルトラマンZ9話・未確認物質護送指令にキングジョーが登場し
地球防衛軍が回収したゾフィ・ジャック・ウルトラの父メダルを強
奪したので、ストレイジはコスモス・ネクサス・メビウスメダルを
安全な施設まで護送する任務を受ける。

　重要部室の護送運搬といえばセブンの恐竜戦車編や、帰ってきた
ウルトラマンのナックル星人編が我々の世代は思いつく。

　それにキングジョーの登場という要素をどうやって絡めるのかと
いうのが見どころだったが‘やはり’というか、我々の期待を寸分た
りとも裏切らない内容で十分面白かった。

　まずはメダルを運ぶのがヘビクラ隊長とユカ隊員で本来ならゼブ
ンガーに搭乗するハルキがなぜかウインダムで護衛し、ヨウコは別
任務という設定を聞いてヨウコが本物を運んでヘビクラ達は陽動側
だとピンと来た。

　これはセブンの恐竜戦車編で超高性能爆薬・スパイナー運搬をラ
リーに紛れて運び度々妨害を受けるものの、ダンとアマギが運んだ
のはニセモノで‘敵を欺くには味方から’というセリフが印象的なEP
をしっかり使っている。

　ウインダムがキングジョーを取り押さえるものの4体に分離する
という設定がここで生き、ヘビクラ達が乗った車が4体に囲まれる
シーンはアーサー号を襲撃したシーンのオマージュだろう。

　そしてZとキングジョーの戦いでキングジョーからマウントを取
られてボコボコにされるのは、もはや完全な‘お約束’になっており
何度見てもニヤリとしてしまう。

　今回のキングジョーは分離時のつなぎ目が弱点という形になって
いたので、そこを攻撃して撃破するのだが次回の予告を見ると再び
キングジョーが起動するようだ。

　セブンでキングジョーはエメリウム光線を受けてビクともしない
シーンが湖畔に反射された形で描かれるのだが、このシーンは次回
見られるのかもしれない。