フランス20年ぶり2度目の優勝

デシャン監督、史上3人目の偉業=選手、監督で世界一―サッカーW杯・フランス

 日本時間の今日未明に行われたサッカーロシアW杯の決勝はフラ
ンスがクロアチアに4-2で勝ち、自国開催だった98年以来20年ぶ
り2度目の優勝を飾った。

 試合は18分にアントワーヌ・グリーズマンのFKがマリオ・マン
ジュキッチの頭に当たるOGでフランスが先制すると、クロアチア
も28分にFKからドマゴイ・ビダが落としたところをイバン・ペリ
シッチが決めて追い付くがフランスは35分にPKを決めて2-1で
リードし前半を終える。

 後半に入るとクロアチアのギアが上がり攻め込むものの59分に
ポール・ポグバが決めて‘次の1点’をフランスが挙げると、65分
にもキリアン・エムバペのゴールでダメを押し69分に1点を返され
るものの4-2で逃げ切った。

 試合前の予想では決勝トーナメント初戦のアルゼンチン戦で4-
3の打ち合いの末に勝ったフランスがウルグアイ&ベルギーに完封
勝ちしているのに対し、クロアチアはトーナメント初戦から3試合
連続で120分の死闘を戦っておりクロアチアの方が中3日と休みも
1日少ない事からフランス断然有利だった。

 ところが試合が始まると押し気味に試合を進めるのはクロアチア
でフランスはきっちり守ってカウンターを狙うという展開で進み、
結果的にフランスが前半に放ったシュートはPKの1本のみという形
で2-1ではあるものの後半はどう転ぶか分からない流れだった。

 後半に入ると先述したようにクロアチアのギアが上がったのに対
して55分にクロアチアの攻撃の要であるルカ・モドリッチをマーク
していたエンゴロ・カンテからスティーブン・エンゾンジに交代す
ると、モドリッチは自由にプレーできるようになった反面フランス
の中盤が活性化され その流れの中から4分後に追加点が入るなど試
合を決める事になったので賭けではあったが見事にディディエ・デ
シャン監督の采配が当たったわけである。

 この試合のスタッツを見るとポゼッション率はクロアチアが63%
と37%のフランスを圧倒しておりシュート数もクロアチア14本に対
しフランスは7本と倍打っているし敵のPA内でのプレーも29対10と
全体的にクロアチアだが、枠内シュートはフランスの6に対しクロア
チアが4と正確性では勝っていたというのが数字から読み取れるもの
の勝負どころでFKがOGになったりPKもVARでハンドが認められるな
ど流れがフランスにあったという事だろう。

 ただ敗れたとはいえ今大会でベルギーと共にW杯を最も盛り上げた
のはクロアチアというのは間違いないだろう。

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