キャプテンじゃない!・・・・地獄の夏練習

 高1の夏休みに入ると、野球部は新チームに切り替えて夏の
練習が始まる。
 前にも書いたが当時のウチの野球部は、素人で不熱心な
部長がいるだけで、監督は教育実習に来ているOBの大学生が
やっていたのだ。
 そして新チームが発足し、夏練習を始める前日

「夏休みの練習スケジュール」

を監督が発表する。

 そのスケジュールたるや

 8:00 集合

 8:30 5㌔ランニングコースを走るor3㌔コースを20分以内走

 9:00過ぎ 1時間キャッチボール

 10:00過ぎ~12:00 個人ノック

 12:00~13:00 昼休み

 13:00~14:30 シートノック

 14:30~16:00 バッティング練習

 16:00~17:00 連携プレー練習

 17:00~17:30 ベースランニング&クールダウン

  というもの

 監督が言うには‘我々は弱いからヨソが3時間練習するなら、
6時間は練習しないと勝てない。

これでも足りないぐらいだ。

プロ野球のキャンプは、この倍はやってるぞ’

 この練習を毎日やると18:00過ぎに帰宅して夕食を食べ、風呂に
入り、いくらかTVを見ると眠くなる。
 そして目が覚めると、練習開始時間になるという状態が毎日
続いたのだった。

  それから14年後の93年に、初めてジャイアンツのキャンプを
見に行って驚いたのが選手達が来るのが10:00過ぎで、15:00には
銘々帰っているではないか!
 いくら夜間練習があるとはいえ、監督に騙されたと思って腹が立った。

  ちばあきお原作のキャプテンやプレーボールで、主役がプレー
している平凡な中学や高校のチームが寝る間を惜しんで猛練習を
積み、野球エリート校に勝つという話が当時人気を博していた。
 当時大学生だった監督は、これを実践させたのではないか?と
思っている。
 なぜならキャプテンの墨谷ニ中の夏の練習スケジュールがこんな
感じだったのだ。

  ちなみに7月14日に夏の大会で負けた夜に遅かったので
‘日を改めて’行なわれる予定だった3年を交えての打ち上げは、
夏休み中も行なわれなかった。
 そして28年経った現在でも行なわれてないのだが、

打ち上げをすっぽかした部長は89年頃若くして亡くなったそうだ。
 非常に気の毒だが、やはり

 ‘食い物の恨みは怖い’

のだろうか?

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