電光超人グリッドマン15話・歪んだ標的は9話に登場した忍者
怪獣シノビラーが、鎖鎌などのアイテムを加えてパワーアップした
形で再登場する。
今回はゲームセンターのコンピューターに侵入して、バーチャル
シューティングを狂わせるというもの。
狂わされたバーチャルシューティングのライトガンが本物のレー
ザーガンに変わっただけでなくヘルメットのディスプレイを通じて
本物の人間が、ゲームの標的に誤認し狙撃するように洗脳するわけ
で今回は偶然ゆかが洗脳されてしまうという展開。
ゲームが突然本物になってゲームプレイヤーが洗脳されるという
のは、ウルトラセブンのチブル星人編であるアンドロイド0指令や
謎の円盤UFOの謎の発狂石の平成版という感じになっている。
アンドロイド0指令はチブル星人が本物の武器をおもちゃに偽装
し特殊電波を流す事によって本物になるだけでなく、子供達もその
電波によって洗脳されるため大人達は子供に手を出せないという恐
るべき作戦だった。
また謎の発狂石はUFOの撃墜現場で破片回収に行った隊員が拾
ってきた石が実は持ち主を洗脳する能力を持っており持った人間は、
周りの人間が敵に見えてしまい同士討ちをしてしまうという内容で
最後は洗脳されたストレーカー総司令官が石を破壊する事で何とか
生還するというもの。
今回は当事者の井上ゆかが洗脳されてしまいゲームセンターの外
にまで出て行ってレーザーガンを乱射しまくっていたので機動隊が
出動するハメになるわけで、これが子供向けの作品であるグリッド
マンだから遠巻きにするのみで済んだがハードなリアル路線の作品
なら1人ぐらいは洗脳された者が射殺されるぐらいの展開だ。
そういう意味でおもちゃやゲームが、ある日突然暴走するという
のは伝統のあるネタになっていると思う。