ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
今年の日本シリーズの明暗を分けたもの
ソフトバンクが7度目頂点=球団初のシリーズ2連覇―プロ野球・日本シリーズ
今年のプロ野球日本シリーズは昨日ホークスがスワローズに5-0
で勝ち2年連続日本一を飾った。
今回のシリーズはレギュラーシーズンで90勝を上げたホークスが
圧倒的に有利と言われていたものの、ホームの神宮で強いスワロー
ズが最初の福岡での2連戦を1勝1敗で乗り切れば昨年のホークスの
ように一気に神宮で3連勝する事もあるとは思っていた。
実際スワローズは過去 日本シリーズには6回出場し5回勝っている
のだが今回のような敵地スタートでは4回とも勝っているだけでな
く、神宮で負け越したのは93年の1度のみだし通算9勝3敗で7連
勝中という心強いデータがあり95年からは3回連続で神宮で決めて
いるのだ。
更にスワローズに追い風が吹いたのはCS全3試合で勝利打点を上
げた4番の内川聖一が肋骨骨折で出場不可能となったわけで、3番の
柳田悠岐も本調子ではない事から付け入るスキは十分あった。
シリーズ前トリプル3を達成した山田と柳田の対決が注目されて
いたのだが柳田より山田の方が活躍したし、5番を打つ松田宣浩も
初戦の先制HR以外は特に神宮では打ってなかったにも拘らず敗れた
のは日替わりヒーローが出たかどうかだろう。
ホークスではG1は松田、G2は中村晃、G4は細川亨らがMVPを
取った李大浩以外にも活躍したのに対し、スワローズは畠山和洋が
G1で放った2ランが空砲になるなど試合の趨勢を決める場面で打っ
たのは山田のみという形になってしまった。
更に下位打線では今浪隆博が活躍するなどラッキーボーイ的な兆
しを見せていた一方で、リーグ優勝を決めるサヨナラタイムリーを
放った5番の雄平が大事な場面で悉く凡退するなど逆シリーズ男に
なったのも痛い。
つまり総合力で勝るホークスにスワローズが勝つにはG3の山田の
ような超人的な働きをする選手が絶対に必要なのだが、それ以外の
試合では そういった選手が出ずに逆シリーズ男まで出ては勝ち目は
なかったという事になる。
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また、パ・リーグはオリックス以外の5球団が日本一を経験するなど各球団の実力が拮抗しているのに対し、セ・リーグは序列が固定化している。
ましてや今回に至っては内川が不在でも余裕で圧勝するくらいなのだから、今後は日本シリーズではセ・リーグに「1勝のアドバンテージ」を与えた方がよいのかもねw
以前は‘池田が阪神より強い’とか‘85年の阪神はPLと互角に戦える’などという笑い話が出てましたけど、
今回のシリーズを見ると そういう話も出てきますよね。
まぁセはミニマムベースボールに拍車がかかっているので、当然の結果ではありますが。
スワローズにはコレに懲りずパリーグ型のスタイルを追求して欲しいものです。