羽生結弦、2人を圧し潰す演技で帰還

羽生結弦、完璧な復活劇 男子SPで111.68点首位

 早いもので平昌五輪が開幕して1週間経った今日8日目は注目の
フィギュアスケート男子シングルSPが行われ、ソチ五輪の金メダ
リスト・羽生結弦は4回転ジャンプから始まるプログラムを完璧に
決める素晴らしい演技を見せ111,68を出してトップに立ち明日の
フリーに臨む。

 昨年11月のNHK杯前に練習で転倒し右足首を痛めた羽生は以後の
大会を欠場し治療に専念していたわけで、五輪がぶっつけ本番とい
う形で臨んだため実戦カンの戻りなどが心配されていた。

 しかも羽生が休んでいる間にアメリカの新鋭ネイサン・チェンは
全ての4回転ジャンプを成功させているし、羽生と同門のハビエル
・エルナンデスも好調でアメリカのスポーツデータの分析会社は
エルナンデスを優勝候補に挙げていたぐらい。

 SPの滑走順は最終組の1番目だったので製氷直後の氷が荒れてな
い状態で滑れる半面、チェンやフェルナンデスが後ろにいるので得
点が抑えられる可能性があるので少なくともミスなしで演技する必
要があるだろう。

 1つ前の第4組ではドミトリー・アリエフが98,98を叩き出しソチ
銀メダルのパトリック・チャンを上回る形で最終組を迎える。

 最初に羽生が登場し場内がかたずをのんで見守る中で演技が始ま
り冒頭の4回転サルコウを成功させると、スピンや後半のジャンプ
も完璧に決める圧巻の演技で場内は大歓声に包まれ異様な雰囲気に。

 この雰囲気に気圧されたのかチェンは冒頭の4回転ルッツから転倒
すると全てのジャンプにミスが出て82点台というまさかの得点に終
わると、続くミハイル・コリヤダもジャンプで転倒するなどミスが
出て86点台と低迷。

 これなど羽生が作った異様な雰囲気に2人が飲まれたという事にな
るのではないかと思う。

 さすがに同門のフェルナンデスは27歳というベテランだけあって
動じずに完璧な演技を見せて107,58という高得点を出すと、最終
演技者の金博洋も4回転ルッツを決めるなどミスのない演技を見せ
て103,32で4位に付けた。

 やはり羽生が登場すると場内の雰囲気が異様なものになり完璧な
演技をしたため後続の2人が そのプレッシャーからか失敗した感じ
で、ソチの時以上の存在感を醸し出していたので凄さを実感できた。

 それにしても4人が100点越えというのは凄いレベルでミックスア
ップといえるし、前回の銀メダリストのパトリック・チャンは6位で
銅メダリストのデニス・テンに至っては27位でフリーに進めないと
いう凄い大会になった。

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