バレーボール・グラチャン廃止は歓迎すべきこと

 
 
 バレーボールのワールドグランドチャンピオンズカップ=グラ
チャンが廃止される事が決まり、W杯も廃止の方向だという記事
が載っていた。
 
 バレーボールは基本的に五輪の翌年にグラチャン、世界選手権、
W杯という形で毎年国際試合が行われてきたのだが、ここに来て
ようやく国際バレーボール連盟が多過ぎる国際試合の整理に腰を
上げたという事だろう。
 
 個人的にW杯はまだしもグラチャンに関して放送する日テレが
’4年に1度バレーの世界一を決める大会‘と銘打って売り出してい
たのだが、正直言ってボールゲームで世界一が4つある競技など
異常だし個人的には五輪王者と世界選手権王者で十分だと思う。
 
 しかもグラチャンは93年の第1回から日本開催だしW杯も77年
の第3回から日本開催だったわけで、確かに日本での大会は特に
女子など観客動員も多く多大な収益を連盟に計上していたと思わ
れるのだが95年にV6の起用からジャニーズタレントのコンサート
的な側面を持ち始め心あるファンをイラつかせていたのも事実。
 
 だから五輪などの試合を見るとアイドルコンサートのノリの雰
囲気がなく別競技のように見えるほどになっていたわけで、国際
経験を積むといってもグラチャンやW杯などホームの圧倒的な雰
囲気の中で戦っても(しかも勝てない)意味がないと思っていた。
 
 たしかにアマチュアの時代はW杯のような国際試合は必要だっ
たのかもしれないが、今や5月から7月ぐらいにかけて行われてい
るネーションズリーグが1か所集中大会ではないし賞金も出るので
連盟サイドもこちらを重視しているという事になるのだろう。
 
 ’日本での国際大会がなくなる事で子どもたちの目に触れる機会
も激減し、競技普及に大きな痛手’という意見もあるがアイドルコ
ンサート系の雰囲気がバレーの試合という間違った認識を子供
に与えかねないだけでなく、代表チームの強化はアウェーでの厳
しい環境
の中でこそ効果があると思うし代表強化こそが協議普及
への王道というのは最近のサッカーやラグビーが証明している
 
 地元開催という事で小手先だけの強化に走っていた結果が最近
のバレー界の低迷だし、時代が違いプロ化も進んだ今とは比べら
れないかもしれないが単純な話W杯やグラチャンを日本ばかりで
開催するようになってからの方が成績が落ちている事実を忘れて
はいけないだろう。
 
 そういう意味で長い目で見ればアウェーでの厳しい環境での試
合を増やし、代表選手のプロ化など腰を据えた強化ができるよう
になりジャニーズ事務所との腐れ縁を断ち切れる可能性もあるの
だから好ましいのではないだろうか。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« アンファンス... 1週前倒しにな... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。