バーランダー相手に4タコ&3三振に終わった大谷翔平だが

大谷、2戦連続「2番」も無安打3三振 緩急自在のCY賞右腕に通算2500奪三振献上

 今日の昼前にアナハイムで行われたLAエンゼルス-ヒュース
トン戦で2番DHで起用された大谷翔平は、11年のサイ・ヤング賞
投手でMLB・No1といわれるジャスティン・バーランダーと対戦し
第2打席で2ゴロ以外の残り3打席は3三振と完璧に抑え込まれた。

 圧巻だったのは注目の第1打席で最初の4球全て150㌔越えの4
シームで攻め、最後は140㌔台のスライダーで三振に討ち取った
のを見た時点で‘今日は打てないな’と実感したし実際に4打席
とも2球であっさり追い込まれていた。

 前日は奪三振王のゲリット・コールのナックルカーブをライト前
に打ち返したヒットを放っているだけに‘1安打ぐらいは’と思っ
たのだが、やはりバーランダーは格が違うというか全く手も足も出
なかった感じだし通算2500奪三振目を許すというオマケ付き。

 もっとも抑え込まれた大谷は‘いくら払っても経験する価値があ
るし、これをどうプラスにするか。経験したことがない球で今後ク
リアしていくことが大事’と語っていたように完璧にやられた事を
むしろ楽しんでいるようだ。

 これを聞いた時に野茂英雄がMLB1年目に1ヶ月勝てない時期に
‘勝てないで大変でしょう’という質問に対し‘勝てないから楽
しいんですよ、簡単に勝てるようならMLBには行きませんから’
と言ったのを思い出すし、松井秀喜もMLB1年目に殆ど打てなかっ
たペドロ・マルティネスからポストシーズンではしっかり追撃の
2ベースを打ち09年のWシリーズではホームランを含めて打ち込ん
でいるのを見ると強敵との対戦こそが選手のレベルを上げるとい
う事を実感する。

 ちなみにバーランダーも‘オオタニから2500個目の三振を奪っ
たと言いたい’というコメントを残しているの見ると、名選手は名
選手を知るという事だろう。


 

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