何ゆえオープン戦

　プロ野球は明日からオープン戦が始まる。特にパ・リーグは
3月24日の開幕戦までちょうど1ヶ月だから各チームの調整具
合が注目されるのだが、ここ数年ず～と不思議に思っていた
のがオープン戦という呼称だ。
　公式戦・いわゆるレギュラーシーズン前の調整試合だから、
本来はプレシーズンゲームとか公式戦以外だからエキジビショ
ンマッチとか言う方が理にかなっていると思うのだ。
　実際サッカーの場合は来週の3月3日に開幕を前にした調整試
合を‘プレシーズンマッチ’と呼んでおり間違ってもオープン
戦とは言わないのだ。
　元来オープンとはゴルフやテニスに代表されるようにプロと
アマチュアが一緒に戦うイベントをいう、特にゴルフなどでは
下手するとアマチュアが優勝争いに絡んだりするしアマチュア
の最高成績の選手をベストアマと呼ぶのは有名である。
　だから‘プロ野球オープン戦’というのはおかしな呼称に思
えるのだが、不思議とみんな違和感なく使用しているのだ。
　MLBの場合はプレシーズンゲームはメジャーとマイナーの境の
選手のサバイバルマッチ的な扱いになるが、日本では各地を転戦
して廻るので選手の顔見せ興行的な要素が強くセミレギュラーの
選手達が起用されるのは後半からになる。
　これを見ても両国の違いが明らかだが日本では2軍選手はアマ
チュア同然と捉えているのか？それならばオープンという呼称も
納得がいくのだが・・・・・。