久しぶりにゴジラFINAL WARSを見た

 昨日はBS日テレでゴジラFINAL WARSがOAされていたので、
数年ぶりに見る事にした。

 FINAL WARSは04年なので約15年前の作品という事なるの
だが、次男が生まれた年に製作されたのだから妙に感慨深いも
のがあるし15年も経つと設定自体が変わっているので変な感覚
もあるのは否めない。

 ゴジラ生誕50周年という事と当面ゴジラ映画の製作をストップ
するという事から大いに注目されたし平成になって復活した怪獣
達からあぶれていたカマキラスやクモンガにへドラやガイガン、
アンギラスにキングシーサーまでが登場するのだから平成版怪獣
総進撃といったところか。

 とりあえずゴジラがムチャクチャ強いのでガイガンらを圧倒す
るしエメリッヒ版ゴジラは名前すら呼称されずに秒殺されるなど、
ゴジラファンのハリウッド版ゴジラへの蔑視度が分かって面白い
と思う。

 またキャスティングも宝田明や佐原健二に水野久美ら、往年の
ゴジラシリーズの顔ともいうべき人達が出演しているのも嬉しい。

 人類側の最後の武器が海底軍艦・轟天というのも嬉しいし以前
ゴジラを南極に封印した時の館長を含めた首脳が、中尾彬や上田
耕一といった平成シリーズの常連達だったというのは世代交代と
いったところか。

 ここまで華やかで俳優も印象的なキャラが出演しているのに、
今ひとつの感が拭えなかったのは音楽を担当したキース・エマー
ソンのBGMと正統派のゴジラファンが忌み嫌う福田純テイスト
が強かったというのもあるだろう。

 福田純監督はB級アクション映画を得意としており氏の担当した
作品に登場したエビラやカマキラスにクモンガやミニラ、ガイガン
やアンギラスにキングシーサーなど福田純作品がオリジナルだった
怪獣達が登場したのも偶然ではないだろう。

 逆にシン・ゴジラがあれほどのヒットになったのは本多猪四郎
ゴジラへのオマージュが満点だったという事からだろうし、やは
りゴジラは本多猪四郎作品テイストでないと難しいという事にな
るのではないかと思ったりする。

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