定休日の勘違い

　今日は第3日曜日という事で今日と明日は今年最後の第3日月連休になる。

　ところが9:10頃に くつろいでいたら店の駐車スペースに車が停まっていた
ので見てみると年配のお客さんで ‘これから同窓会の打ち合わせ会議なの
で行く前にカットに来たのだが・・・・’との事。
　このお客さんは通常カットに来る時はヒゲを剃らないで来るので伸び放題、
さすがに このままの状態で打ち合わせ会議に行かせるのも気の毒だし幸い
11時過ぎまで予定がないのでカットをする事にした。

　このお客さんは第3日月連休が来週だと思ってらしい。
　考えてみると今月は1日が日曜日だが、今は土日が休日になっているため
土曜日基準で昨日の14日が第2土曜だったので第3日曜日が来週だと勘違
いしたようだ。

　福岡時代の店は第3連休は第3月火。
　1度15日・16日が第3月火連休だった月に連休明けの17日に年配者のお客
さんが来店し‘昨日は何で休んだのか’と言う。
‘第3月火連休ですから’と答えると‘それは来週やろうもん’ と言い始めた
のだ。
　この月は1日が月曜だったのだがカレンダーは日曜が左端に来るので第3
日曜日明けの22日と23日が連休だと思っていたようだ。

　他にも師匠が友人から‘15日の火曜日にゴルフに行こう’と誘われたの
だが‘この日は営業日で行かれん’と答えたら‘第3 火曜日は休みやろうが’
と言い返すではないか。
　そこで師匠が‘第3月火連休は第3月曜の翌日’と説明したので友人は納得
したらしいが、これまたちょっとした勘違いだ。

　甚だしい話では先月の16日に商店街で商売をしていて引退したご隠居さん
から電話があった。
‘20日の火曜日から旅行で早く出るので19日の月曜日に行きたいけど営業
でしょう’というもの。
‘いやいや19日は第3日月連休で休みですし、月曜は盆正月前で
なければ基本的に休みですよ’と答えると‘第3日曜休みは知って
いたけど翌日の月曜は営業していたのでは？’と言うではないか！

　実は私が小学校低学年の頃までは第3日曜日が‘県民の休日’という事で
休日になる代わりに翌日の第3月曜は営業していた。
　ところが月曜に営業しても お客さんの頭には‘月曜＝休日’という図式が
あるので暇だったため72～73年あたりから第3日月連休になっていたのだ。

　このご隠居さんは その時代の事を言っているのだったが、やはり人間は
自分なりの曜日観念があるので特に年配者ほど連休を覚えてもらうのは
難しいと痛感した次第だった。