今年は寒い日が続いているが、こういう日はウィスキーやブランデーあたりを
グイッと飲んで寝ると体の中から暖まって熟睡できる。
実は30年前の今頃ちょっとした ごまかし大作戦を慣行しようとしていた。
それは盗み飲みしたジョニ黒を どうするかである。
我が家ではオヤジ以外は酒を飲まないので祖父が御中元や御歳暮で洋酒を
貰うと然るべき所に飾っていたのだが、そのうちに増え過ぎて1本のジョニ黒を
紅茶に入れるブランデーと同じ場所に置く事になっていた。
つまり居間に置いていた事になる。
当時の私は高2年で‘嗚呼！花の応援団’などからジョニ黒の存在を知り、どんな
味がするか試したくなっていた。
とはいえ私の場合は すぐに顔に出るので普通に飲んだらバレるので、寝る前に
寝酒という形で試し飲みをしようと考え実行したのだった。
祖父母は居間とは襖を隔てた隣部屋が寝室だが23:00を過ぎると2人とも寝て
しまうし、特に祖父はシーズン中はプロ野球ニュースを見るので起きているが
シーズンオフの間は大したネタがないので23:00にNHKのスポーツアワーが
終わると寝ていた。
そこで私は‘プロ野球ニュースを見る’と言って居間に居座って寝る間際にジョニ
黒を開けて一口飲む事にした。
口の中がカ～ッときて美味さなど分からなかったのだが、そのうちにクセになり
週に2度ほど飲んでいたのだから量が減るのは当然だ。
気が付いたら半分になっていたので‘毒食らわば皿まで’と考えて30年前の今頃
ついにジョニ黒を1本開けてしまったのだ。
かくなるうえは翌年の正月のお年玉でジョニ黒の新しいのを買ってすり替え
ないといけないと思っていたのだが、問題は飲み干したジョニ黒の重さである。
通常は箱に入っているので見た目はバレないが、重さだけは どうしようもない。
その時に目に付いたのがジョニ黒の隣にあった養命酒。
これをジョニ黒の空き瓶に入れて水を混ぜ色を他のジョニ黒と比べて同じにし、
紅茶用のブランデーで香り付けもOK。
‘これで1年はごまかせる’と思っていたのだが・・・・・・
続きは10月に！
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私の亡き親父は、遊びに来た友人に「ジョニ黒のビンにトリスを入れたもの」を勿体付けて飲ませては、相手が「う～ん、やっぱスコッチは違うなあ！」とか何とか言うのを内心ニヤニヤしながら見て遊んでいた、と言うとんでもない親父でした。私？もちろん親父に習って「シーバスのボトルにサントリーレッドをいれたもの」をやはり友人に飲ませて反応を見て楽しむ、と言うイタズラを、親子二代でやっておりましたです、ハイ。
しかし、ジョニ黒をごまかすのに養命酒と香り付けにブランデーとは、そりゃ無茶ですよ、って今だから言える事ですけどね。
笑っていただきありがとうございます。
こういうイタズラは確かに楽しいですし、知ったかぶりする人間がいますよね。
養命酒とブランデーというのは窮余の一策でしたけど、10月は その後の話です。