サッカー日本代表:いつの間に ここまで層が薄くなったのか!

 昨日行われたサッカーの国際親善試合で岡田ジャパンは2軍のセルビア
相手に0-3で完敗した。

 問題なのは海外組を召集できず、国内組もケガ人続出の中での試合と
いう事で国内組の最終見極めというスタンスでの試合になったわけだが
主力が不在の場合は どうしようもなくなるという層の薄さがハッキリした
のだ。

 岡田ジャパンになって基本的にセンターバックは中澤と闘莉王の2人で固定
されていたし、他のメンバーもほぼ固定という形で運営していた。
 個人的には新しいバックアップのメンバーも親善試合などで試さなくていい
のか?と思っていたが‘W杯予選突破のためにはコンビネーション確立が
不可欠’という大義名分で親善試合まで固定メンバーで戦っていたのだ。

 賛否両論あるだろうがトルシエジャパンの時は例え中田英寿がいなくても
森島らがいて しっかり機能していたし、他のポジションでも必ず替りがいる
ので層も厚かった。

  ところがジーコジャパンになって中田英寿や中村俊輔のように例えどんな
にコンディションが悪くても必ず使うアンタッチャブルな選手で固めたので
レギュラーと控えのレベル格差ができてしまったし、岡田ジャパンになっても
同じように固定メンバーで戦っていたのでレギュラーと控えの間には決定
的な断層ができた感じなのだ。

  日本のマスコミは‘コンビネーション重視’というのを是として固定メン
バーで戦う事を好む傾向が強い。
 だからトルシエジャパンには
‘メンバーを固定しないので選手達は自己アピールにやっきに
なって落ち着かない
’などと批判的なスタンスだったのに対しジーコ・岡田
ジャパンには‘メンバーを固定し過ぎ’ などという批判は あまり
見かけなかった。

 しかし その結果が致命的なバックアップ要員不足という層の
薄さを露呈する事になったのではないか!

  トルシエジャパンを‘選手を型にはめる’などと非難していたマスゴミだが、
反対にトルシエの戦術さえ理解できれば誰でも試合に出られるという利点
には とんと触れずじまい。

 物事には表と裏があり、全て100%正しいというものはない。

 確かにアジア最終予選などでは若手を起用するより固定メンバーで戦う
方がいいだろうが、1次予選あたりの段階なら固定せずに替えながら戦うと
いう選択肢があったはずなのに なぜ決断できなかったか不思議でならない。

  岡田監督には‘メンバーを固定して戦わないと1次予選すら突破できない
のでは’という不安があったのだろうか?

 少なくとも08年までを無為に過ごしたのが今さらながら
悔やまれる。

 本大会まで2ヶ月ちょっとになっているが、新たなメンバーがフィットしない
のが露呈したからには岡田監督にとってアンタッチャブルな選手達がケガを
せずにベストコンディションで試合に臨んでもらうよう祈るしかない。  

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