春の選抜大会にも休養日=来年3月21日に開幕―高校野球(時事通信) - goo ニュース
高野連が来年の選抜高校野球の運営委員会で今年の夏実施したベスト8翌日の
休養日を来年の選抜高校野球からも導入する事を決めたようだ。
この措置は当然ながら日程消化ばかりに躍起で選手のコンディションなど二の
次で運営していた高野連にしては十分評価できるし、選手達のコンディションを
第一に考えて運営する流れを戻す事は不可能になった事の証明だ。
以前から江川卓なども‘高校生は1日休めばコンディションが全然違う’と自らの
番組で語っていたし、地方大会などでは以前は4連戦あったのが今や どこも
ベスト8とベスト4の間に休養日を入れるのは当たり前になっているのが現状だ。
にも拘わらず04年から導入されたベスト8を2日で行うシステムについて‘これで
4連戦がなくなり多くても3連戦になった’と自慢げに高野連は語っていたのだから
どこかズレていた。
それが休養日を設けてベスト8を1日4試合に戻した今年の夏はベスト8の試合が
全て1点差という白熱した好ゲームが続いたのだから、いかにこのシステムが優れて
いるか分かるだろう。
実際ベスト4に残ったチームの選手達は‘疲れの取れ方が全然違う’と好評だった。
やはり全国大会に出場したにも拘わらず劣悪なコンディションの下で実力を発揮
できない事ぐらい辛いものはないので、運営側には選手達のそういった心情を
汲んで欲しいと常々思っていた。
とりあえず2日以上順延した場合は休養日がなくなるらしいが、とりあえず実施
する事が先決だ。
もっとも‘夏と比較して大会までの試合間隔が空いているし気温も低い’という
理由で選抜の休養日設定に否定的な委員がいたという記事には驚くし、この期に
及んで休養日を取らせようとしないような者には全国大会を運営する資格はないと
思うのだ。