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こーじ苑
長谷川穂積&山中慎介、日本の誇るサウスポーが共に激戦を制す
山中、4度倒しV11=長谷川は3階級制覇達成―WBCダブル世界戦
今日大阪のエディオンアリーナで行われたWBCバンタム級&
Sバンタム級ダブルタイトルマッチでバンタム級の山中慎介は
7RTKO勝ちで11度目の防衛に成功し、Sバンタム級の5位・長
谷川穂積は王者のウーゴ・ルイスに9R終了TKO勝ちして3階級
制覇に成功した。
残念ながら長谷川の試合は生中継がなく先に山中の試合から
見たのだが、前回2-1の際どい判定で辛勝した山中がアンセル
モ・モレノ相手に左ストレートをいかに当てられるかという
のがカギだと思っていた。
前半を探り合いに終始した初戦とは違い1Rからスリリングな
打ち合いを見せモレノの連打で一瞬山中が効いた形で‘これは
ヤバい’と思っていたら2分過ぎに山中の左が出始め最後は左
フックを炸裂させ13R目にしてダウンを奪う。
これでモレノも俄然打ち合いを挑んで来始め手数で攻めて来る
のに対し打ち終わりを狙ってパンチをヒットさせる展開で、KO
決着が現実味を帯びて来て迎えた4R左ストレートのボディブロ
ーがヒットしていた山中に対し残り30秒でモレノの右フックが
炸裂して今度は山中がダウン。
これで息を吹き返したモレノはダメージの残る山中に右フック
やワン・ツーをヒットさせてペースを握ったかに思われたが6Rの
1分過ぎに山中の左がヒットして2度目のダウンを奪うと、効か
されたモレノは防戦一方になり、7R早々に左ストレートから右の
返しで3度目のダウンを取ると辛うじて立ち上がったモレノを青
コーナーに詰めて左ストレートを決めて4度目のダウンを奪いレ
フェリーがストップ。
山中がKO勝ちしたので長谷川戦が見られたのだがダイジェスト
だったので試合の流れ自体が今一つ分からず。
ただ1Rにバッティングで減点されたもののリズムもよく好調な
立ち上がりを見せた長谷川だったが4R終了時の採点は1人が38-
37で長谷川だったものの残る2人は37-38、36-39で王者優勢
という採点。
2R~4Rがカットされ迎えた5Rにポイントでリードされた長谷
川が焦って前がかりになったところをカウンターを食うのでは?
と思っていたら案の定、王者の右ストレートがヒットしロープに
詰められる。
しかし左フックをヒットさせて反撃し手数で上回ったので何と
か5Rは取っただろうと思っていたら次は9Rになり8Rまでの採点
は78-72、76-74で長谷川、残る1人は74-76で王者と逆転。
‘残り2Rを取ってダウンさえなければ’と思っていたら王者の
左アッパーが炸裂して効かされた長谷川がロープに詰まり連打を
浴びるものの、そこから長谷川が猛反撃し何と打ち勝つと一気に
ペースを掴み左を当てて9Rが終了し続く10Rのゴングに王者は
コーナーから立てず9R終了TKO勝ちで見事な3階級制覇となった。
長谷川が勝つとしたら判定でと思っていただけにKOでの奪取は
予想外だったし、結果的に9Rに左アッパーを被弾して効かされた
直後の打ち合いでキコ・マルチネス戦の悪夢を思い出したのだが
逆に打ち勝ち最終的に棄権に追い込んだわけだ。
2試合とも日本人選手がKOという形で勝ったのだが、共に強敵
だったのは間違いなく喜びもひとしおで世界戦はこうでなければ
と実感するものだった。
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試合会場の雰囲気や山中のインタビューを聞いていたら大体察しが付くよ。
「ダブル世界戦」と謳っていたけど、あんな中継手法では看板に偽りありだな。
それにしても近年のこの局はやたらと試合中継をカットする悪癖があるよな。
ボクシング以外でも9年前の2007年ラグビーW杯の日本対カナダ戦では試合終了直前の平浩二のトライを編集でカットした前科が有る。
そして極めつけなのが、タカマツペアが出場したリオ五輪の女子バドミントン準々決勝では試合途中でいきなり打ち切って視聴者から猛抗議を受けた。
吉田沙保里の試合でやらかした「ポエム実況」でも露わになったが、近年のこの局のスポーツ中継はあらゆる面で質が低下していると実感させられるな。
全てスポーツ中継の黒歴史ですよね。
それとセクハラで左遷された船越某のゴール連呼実況もですが。
ダブルタイトルマッチを早いラウンドで終わった時に限り世界戦をぶつ切りダイジェストでOAするのは97年の
坂本博之&葛西裕一世界戦+辰吉のノンタイトル戦あたり
からでしょうか?
あの時も辰吉が判定になってしまった影響で葛西戦が
ダイジェスト版だったにも拘わらず‘ダブル世界戦中継’とやっていたのを思い出します。
それでも実況内容は赤坂TVよりはマシでしたけどね。