地獄から天国へ～加藤未唯ペア全仏混合ダブルス優勝

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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-sp-tp0-230608-202306080001332

　パリのローランギャロスで行われているテニスの全仏OPは12日目
の今日、混合ダブルスの決勝が行われ加藤未唯＆ティム・プッツペ
アがビアンカ・アンドレースク&マイケル・ビーナスペアに4－6・
6－4の1－1で迎えたタイブレーク10ー6で勝ち昨年の柴原瑛菜&コー
ルホフペアに続いて日本人選手の混合ダブルスでの優勝となった。

　試合は第1Sはいきなりブレークするも第8＆第10Gをブレークされ
逆転で落とすが第2Sはサービスゲームキープが続き第9Gをブレーク
して追い付くと、タイブレークでは3－3からの5連続ポイントが効
いて最終的に10ー8で取っての初優勝となったのだ。

　今大会の加藤は女子ダブルスの3回戦で加藤が相手コートへ打ち
返したボールが偶然ボールガールを直撃し、対戦相手のペアからの
抗議で警告が覆り失格になる不運に遭っていた。

　それだけに物議をかもし試合以外の事で話題になっていたのだが、
それだけに混合ダブルスでも勝ち上がり準決勝では女子ダブルスで
ペアを組んだアーディラ・スーチャディペアに勝っての決勝進出。

　そして1回戦から準決勝までの4試合全てでストレート勝ちしての
決勝進出だったが、ここで第1Sを逆転で落とすという展開だったの
で第2Sもキープ合戦が続いたため先にブレークを許すと厳しいと思
っていたものの4－4で迎えた第9Gをブレークに成功し第2Sを取れた
ので勢いに乗ってタイブレークに持ち込めた形だ。

　そんなわけで加藤にとって今回の全仏は地獄から天国に、という
形になり‘終わり良ければ、全てよし’というヤツだろうか。

　これで日本の4大大会の混合ダブルスでは07年の平木理化ペア以来
4度目の優勝となっているので、混合ダブルスではそれなりに健闘して
いる事になる。