ストレートパーマの講習を初めて受けて40年

 今から40年前は理容業界に入って2年目だったのだが、今頃スト
レートパーマが導入されたのだった。

 私が修行していた店は卒業生や同じ研究団体のメンバーなど師匠
の教え子が多く新しい技術が入って来ると、私が働いている店での
講習が行われるケースが度々あった。

 ちなみに1年目には元巻きアイロンの講習が2度程行われ終わると
道具屋さんが店に元巻きアイロン1セットを置いて行くなど、講習会
場となっている我が店にはお得感があった。

 その流れでストレートパーマが導入された時に我が店で講習会が
行われ、それを仕事できないわりには門前の小僧習わぬ経を読むで
はないが見ながらそれなりに手順は理解できた。

 最初に1剤を塗布して時間が経つと一旦流した後にセルロイドの
パネルを髪の一束に2剤をコームでこすりつけるように付けていく
のだが、なるべく一束を薄く取るので頭が妙に重くなってしまう
というシロモノ。

 しかも薬剤が強いため下手すると髪が痛みやすく、そのために
毛の根元には塗布できないので面倒くさいところもあったし長さ
もそこそこないとダメ。

 つまりストレートパーマはレディス客には有効なのに対して、
ショートカットのメンズ客にはあまり意味がないという事になる。

 まぁ何事も最初はコテコテのやり方から始まり、徐々に改良さ
れていくのだから最初はこんなものだったわけである。

 現在の我が家ではアイロンを使ったクセ伸ばしというメニュー
にしておりモロにストレートパーマと呼称したらクセが伸びてな
かったらマズいが、クセ伸ばしなら問題にならないという亜流が
できたからである。

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