(聖コノ)
聖コノは 11世紀の聖人で
生まれた時に 聖なる空気が町全体に広がったとされ、
修道院に入ってからは 特に苦行に励み、
修道院の 火のついたパン焼き釜の中から
聖人が 火傷も負わずに出て来たとか、
聖人が若くして亡くなる日に 他の修道士と食事中に
「コノよ 今夜 汝は逝くであろう」という言葉が響き、
その通りになったとか、
聖人が埋葬された地域で 大地震が起こり、
殆どの建物が崩壊した中で
聖人の遺体が収められた聖堂だけは無傷で、
ひび割れた 聖堂の鐘やドームは それから数年の間に
自然に修復されていった事などの 数多くの特異な奇跡で知られている聖人で
聖コノは 経済的に困窮している人々に対し、
夢で宝くじの番号を教えたり 恩恵を与えられるという事で
中南米で特に崇敬されている聖人となっています。
★「ああ いとも実直なる 清らかさと 聖なる慈悲の天使、
いと栄光ある聖コノよ、
我らは御身のつつましき信心者にして
我らの心からの いとも誠実なる効果を御身に捧げたてまつる。
我らは 天において 並外れたる栄光を
御身が楽しみたまいし事を喜びたてまつる。
我らは御身に通知され 伴われ 費やされたる
御神威(みいつ)の聖寵(せいちょう)という いとも特別なる賜物を喜び、
全ての善の いとたかき分配者に 心より感謝したてまつる。
奇跡的に告知されし御身よ、
御身は完全なる慈悲の模範となる為に生まれ、
洗礼の清らかさと 天使の如き清らかさの実直さと
いとも厳格なる企業の厳しさを結びつける方法を心得たまいき。
御身は人生の絶頂にて 御自らを奉献し 神により仕える為に
修院より離れて孤独を求めたまいき。
御身はその短き御生涯にて
完徳と聖性の頂点に達する方法を知りたまいて、
臨終ののちには 驚くべき奇跡を起こして 御身の力を輝かしたまいき。
御身の守護に完全なる信頼を持ちて御身に来たれる全ての者を、
天より優しく見そなわしたまえ。
御身への信心が 我らに御身の徳にならわしめ、
ことに生ける信仰、効果的なる希望と、
我らの主なる神と 主の無原罪の御母(おんはは)マリアへの燃える如き愛を証し、
かくして 御身が彼らを愛したまいし如く
我らが互いを愛するを得せしめたまえ。
我らが天において 御身の群れの中(うち)に
御神威(みいつ)の憐みを祝し 讃えるを得せしめたまえ アーメン。」
■「主祷文」を3遍誦す。
(主祷文)
「天にまします 我らの父よ、
願わくは御名(みな)の尊(とうと)まれんことを、
御国(みくに)の来たらんことを、
御旨(みむね)の天に行わるる如く
地にも行われんことを。
われらの日用(にちよう)の糧(かて)を
今日(こんにち) 我らに与えたまえ。
我らが人に赦す如く、
我らの罪を赦し給え。
我らを試みに引き給わざれ、
我らを悪より救い給え。」
■「天使祝詞」を3遍誦す。
(天使祝詞)
「めでたし 聖寵(せいちょう)充(み)ち満(み)てるマリア
主 御身と共にまします。
御身は女のうちにて祝せられ、
御胎内(ごたいない)の御子(おんこ)イエズスも 祝せられたもう。
天主の御母(おんはは) 聖マリア
罪人(つみびと)なる我らのために
今も 臨終の時も祈り給え アーメン。」
■「栄唱」を3遍誦す。
(栄唱)
「願わくは 父と子と聖霊に栄えあらんことを、
はじめにありしごとく 今もいつも世々(よよ)に至るまで アーメン。」