オオタカの新しい営巣場所を探しに行く。 私の場合、まず地図で地形全体を把握し、どんな所だろう、どこから入ろうかなどと考察してみる。(以前オオタカ調査を行っていたので、大体の情報は知っている。)
それから現地に行き、まずは周辺を歩き回る。 周辺がどんな環境なのか、そして実際の地形がどんなものか把握するのである。 周囲の鉄塔などを見て、とまっていないかなども観る。
その後徐々に営巣していると思われる場所へ向かって、ぐるぐる回りながら近づいて行く。 途中食痕や鳴き声などに注意しながら、3日位かけて詰めていくのである。 テリトリー内をよく飛ぶのでこれも注意する。
最終的にこうして、営巣場所を突き止めるのである。 そして、観察点を決め、また状況により観察点を替えるなどしてひたすら観察を行うのである。 本格的な撮影は、彼らの行動パターンをつかんだ後である。
ちなみに、オオタカ営巣林に続く森や近くには、なぜか必ず竹藪がある。 これにどんな役割があるのか良く分からないが、竹林内に食痕を良く見かける。
最近の野鳥撮影は、他人から情報を聞いて行なう人がほとんどの様であるが、自身で探した場合、愛着がわき有難味が、全く違うように感じてしまう・・・・。
カラスに追われながら飛んだ。
ヒメアマツバメが飛んだ。
草地を歩くツグミ。
林縁のアトリ。
色付いた木の葉。