宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

水の星座の気になる人々

2023年06月25日 | 週報

はや日曜日である…

またまたよしなしごとをさらっと。

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先週フィギュアスケート高橋大輔選手のNHK杯での演技を堪能していたところに、バラエティ番組への出演続々。これは観るしかない。

『マツコ会議』と『しゃべくり007』(こちらはアイスダンスのパートナー村元哉中さんと一緒に)。

大いに笑わせてもらった。大ちゃんありがとう~。

芸能人適性あるよねぇ~なんでもあけすけに話しているようでいて失言はしないし。

いやしかし、ニューヨーク生活とか飲酒の話とか聞くと、かなりヤバそうな気もするのだが、そこはやっぱり、人との出会いに恵まれているのかなぁ。

同じくヤバそうにみえてまともな(失礼!)友人方とのエピソードになごむ。私が思う関西のイケてる学生さんたちのノリ。

あとやっぱりスケート(ダンス)という芯があるのは大きいな、と。

局面が変わったらマイナスになりそうな資質が、スケートのプログラムの中で全部プラスにしていけている感が。

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シャルロット・ゲンズブールから広末涼子さんを想起していたところだったので、今回の騒動には、ついつい異常に関心を持ってしまった。

最初は「お、やっぱりフランスっぽい。Et alors (エ・アロール)って感じなのかしら」と思っていたら、全然違っていて、なんだか純愛らしい。

というところから、キャンドル・ジュンさんの会見をチラ見したり読んだりして、他人事なのにいろいろ考えてしまった。

私の中での理解は、精神的に危うい涼子さんの暴走を未然に防ごうと見守るジュンさんという構図だったのだが、ヤフーコメントなどを見ると、モラハラという意見もあり、確かに見る人によってはそういう側面もあるなと思ったり。

精神的な障害って難しいなぁとか、正常と異常の境界はどこにあるのかとか。

そして明るく元気でかわいい女の子が、憧れて入った芸能界で、心を病んでいく様を見るのは辛いなぁーと。テレビのこちら側で観ている自分も加担してるような気持ちになる…

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たしか、高橋大輔さんはうお座で、広末さんはかに座、どちらも水の星座で理性よりも感情、憑依型、人なつっこくて他人との垣根がなさそう、と共通点を感じるのだが、何が違いをもたらしたのだろうと考えるに… うーん、なんだろう、大輔さんは長光先生とか年長者の女性からの保護があったが、広末さんは年長者の男性からの保護…がヘンな方向につながってしまったのかな、とか。

まったくまとまらないが、時間がなくなったのでこれにてー


人の器と進化と

2023年06月16日 | 週報

NHK連続テレビ小説『らんまん』6月14日放送分にて、主人公槙野万太郎が日参する東京大学植物学教室の学生さん(波多野と藤丸)の台詞

「万さん見てたら、人生って僕が思っているよりもずっと濃くて、たくさんのものが入る器だなって思えて。その器をぱんぱんにしていくことが、生きてるってことなのかなって」

「なんでも入れられる器なのに、俺らスカスカだよな」

「それが怖くて。もし生ききれないまま死んじゃったら」

そう、そうなのよ! と奮起したいところなのだが…

この6月の湿度と気圧のために、う、動けないー

そして老婆心ながら、器が割れないように気を付けることも大事だよと言いたくもあった。人生長期戦だし。

齢50を過ぎて学生さんの言葉に共感している自分が言っても説得力ないかと思わないでもないけれども^^;

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たまたま録画しておいたNHK『氷上の表現者 高橋大輔~NHK杯フィギュアの歩み~』を少しずつ観る。

2020年制作の再放送とのことで、アイスダンス転向後のプログラムがなかったのは残念だけど、NHK杯初出場からソチオリンピック前までの演技をあらためて堪能した。

驚いたのは、16歳のちょっと苦いNHK杯デビューからの、翌・翌々年の伸びしろ。そして、この年が最高と思っていた2010-11シーズン(マンボとピアソラの年)の翌年、2011-12シーズンに、さらに滑りと動きがぐんと洗練されていたこと。「基本の滑りを見直しました」というアナウンサーの言葉があったけど、成果が如実に表れていたのだなー。まとめて観たことで進化がよく分かった。

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『街とその不確かな壁』(村上春樹 新潮社)読了。

またあらためて書くかもしれないけど、ここは箇条書きでさらっと。

2000年以降の長編ではいちばん好き。自分は買わないけど10万円の愛蔵版があってもいいんじゃないかと思えた。

何が違うのか考えるに、近作の長編はちょっと図式的すぎるというか、具がごろごろ大きいシチューみたいだったけど、今作は丁寧にかくはんされたポタージュのようというか。粒子が細かい感じがする。

と、自分はこんなヘタクソでちょっと違うなという比喩(たとえ)しかできないが、村上春樹氏はやっぱり比喩表現がうまいなぁと思った。ひとつひとつがしっくりきて実感を持たせてくれる。しかし昔はその比喩が「春の熊」みたいに失笑するようなのもあった気がするけど、そこは作家の円熟か、または読者の自分が現実を結構生きてきて、比喩表現が実感としてよく分かるようになったためもあるかなぁと思った。

ステキな台詞

「ひとつには、こうしてスカートをはいておりますと、ああ、なんだか自分が美しい詩の数行になったような気がするからです」

いいなぁ。

この、子易さんという登場人物がスカートをはくようになった経緯、ちょっと村上春樹氏自身がラジオDJを始めたり、それまでの印象からすると「変わったな」と思ったこととかぶる。そういえば「ライブラリー」の開設もそのころだったか。

「イエロー・サブマリン」のアニメは観たことがないので気になる。なんというか物語世界にとまどいを感じる人への「なるだけ分かってもらえるように」という春樹氏の心遣いというかサービスのようにも思う。

ざっくりしすぎだけど、NHK大河ドラマ『葵 徳川三代』になぞらえると、「春樹三代」ということなのかなぁ…上は影響を受けた先人とかこうありたい理想の姿、下は新しく知ることになった若い読者の姿やこうだったかもしれない自分、も混じっていると思うけどー

と、ちょっと批評記事をチラ見した影響で書いてしまったが、そんなことは考えず物語と文章そのものを受け取ればいいんだと思う。とりあえずブルーベリーマフィンとFM放送のジャズとか(知らないから apple music で検索してみたり)

…さらっとのつもりが長くなった。項を分けたほうがいいかもしれないけど、時間がなくなったので、とりあえず。

あ、にわかに「村上春樹ライブラリー」を訪問したくなったので、リマインダーにメモしておこう。


ネタバレはありやなしや

2023年06月09日 | テレビ・ラジオ・映画など

auマンデイの月曜日に映画を観た。

『怪物』

前情報を仕入れるべきか迷って、ネットでちょっとだけ感想コメントを読むと、情報を入れない方がいい派と、ある程度知っていた方がいい派に分かれていた。

ネタばれ以外のコメントで「3つの視点に分かれて語られる」というのは読んで、確かにその情報を仕入れたことで、途中で混乱しなかったから良かったような気がするけど、でもそれも一切なしで白紙の状態で観ていたらまた違った衝撃があったような。

また「クィア・パルム賞」受賞ということで、そういう要素がある話だと予測できるのも、良し悪しかな。

いずれにしても、俳優さんたちの演技が全員すごくて、舞台になっている諏訪市の風景は美しく、引き込まれた。途中から尿意が気にならなくなるくらい^^; 

坂本龍一さんの音楽は、既存の曲も、映画の画面と合っていて本当によかった。いろいろ書いていたわりに恥ずかしながら最後のアルバム「12」はちゃんと聴いていなかったのだけど、こうして劇伴音楽としてじっくり聴けてよかった。

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映画の評価とは別だけど、こういう話だと、ますます学校の先生になりたいと思う若者は減ってしまうよねとは思った。現代社会を憂える製作者はそういうことも考えてほしい。

それはそれとして、永山瑛太演ずる保利先生、主観的な演技では、歌人穂村弘さんをふと彷彿してしまったのはなぜ?エッセイとかの印象か? そういえば穂村さんと瑛太さんは対談で似ていると話していたようないなかったような…(あまりにも記憶があいまい…)

保利先生が小学生のときに書いた作文、世代を感じさせるのがうまいなぁ、と思ったけど、野茂選手はともかく、西田ひかるさんは当時の日本カルチャーを知らない人には「?」だろうなー、と思ったけど、今は検索すればなんでも分かるから便利な時代だ。

鏡文字とか、ひらながの名前の並びとか、字幕翻訳ではどう伝えているのかなという興味も。

時間がなくだらだらした感想になってしまった…


尊敬信頼にトシは関係なく

2023年06月03日 | 週報

木曜か金曜に更新しようと決めていたのに、はや土曜日である。

特記することは特にないのだけれど、特別でないことをさらっと書き留めておくためにも、週一更新は継続したい。

今週は早々に買ってそのまま置いていた『街とその不確かな壁』(村上春樹 新潮社)を読み始めた。

久しぶりの春樹文体と、物語に入っていく心地はやっぱり良い。まだ13章までだけど。

「頭に皿を載せているときには、空を見上げない方がいいってことさ」

現実と重ね合わせると、不穏。

書評家の三宅香帆さんは発売後1日か2日で読み切っていたような(と twitterで見た)。すごいなー。

その三宅さんのたぶん初めての著書『人生を狂わす名著50』(ライツ社)が、図書館にあり、読了。

知っている本も知らない本もあるけど、紹介が的確で分かりやすくて「ほんとうの気持ち」が感じられておもしろい。

図書館で借りてばかりだけど、機会があればこれからは購入しよう。

twitter で知った、ウェブ連載中の「なぜ働いていると本が読めなくなるのか 労働と読書の近代化を読む」もとてもおもしろそうなのだけど、いかんせんスマートフォン画面で長文を追うのは辛い…集英社新書から出たらすぐ買うよ。

三宅香帆さんは1994年生まれとのことで、確かに選書のいくつかや文体については若い人だなと思うけど、トシは関係なく、読書に関しては尊敬してしまうし信頼できる。

それはやっぱり対象(本)への愛が絶大だから? 自分が自分がじゃないんだよね。

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今週(先週か)のテレビで観た「トシは関係なく尊敬信頼できる人、それはきっと関わっているジャンルへの愛が大きいから。自分が自分がじゃなくて自分の役割を知っている人」2人。

(「尊敬信頼」はちょっと違うか。自分はそのジャンルに関わっていないから。)

それは

・TBS『A-Studio+』ゲストの浅田真央さん。

ステキな友人方と良い時間を過ごしているようなのが他人事ながら嬉しい。そういえば「原始人クラブ」の先生とか、幼少の時から、やっぱり良い人には良い人がちゃんと身近にいてくれるものなのだな、などと。

テレビ朝日系『関ジャム 完全燃SHOW』で特集されていた常田大希さん。

米津玄師、Vaundy 両氏による、常田さん像についての的確な言語化に唸る。

スタジオゲストお二人もいい感じで、なんていうのかなー、一昔前の感覚だと才能ある人の周りには嫉妬とか足の引っ張り合いとかがつきまとうイメージだったけど、そういうのが無いのがすがすがしい。対象への愛とか良くしていきたいという気持ちがあればそういうことにはならないんだと思う。

Srv.Vinci 時代だったかのMVに、なんだかヘンなのと思ったのがあったけど、後からふと思うに、あのMVの製作者は常田さんへの嫉妬とか自分の方が上みたいな気持ちがあったのかな。その後なにか気づくことがあればいいな。

時間がなくなったので、読み直すことなくここまで。