宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

フランスの気分

2023年05月26日 | 週報

5月25日はほとり座へ映画を観に行った。

「午前4時にパリの夜は明ける」

原題は "Les Passagers de la Nuit" (「夜の乗客」)

公式サイト→

80年代のフランスを知っていたらもっと楽しめたんだろうなと思うけど、それでも面白く観た。

主人公たちが住んでいる高層アパートは持ち家らしく、夫が出て行った後も住み続けていたけど、夫は家の権利は放棄したのだろうか? そこまでしても離婚したかったのか? ラジオ番組の受付や図書館パートで生活が成り立つということは養育費もたくさん貰っているのかしら? と現実的な疑問が湧いてくるが、それは野暮というものか。(そういえば父親が援助していた描写はあったが)

そのへんも80年代が舞台のドラマっぽい。90年代になるとお金の問題がぐっとリアルになるような…(フランスは分からないけど日本のドラマだと)

シャルロット・ゲンズブールが演じる、母であることと個人であることが溶け合っている人物像、意外と今までの映画やドラマでは観たことがないように思う。上の世代だと、そこはきっぱり分けてしまっているような。

なんでも日本を比較対象にしてしまうが、ふいに「フランスの広末涼子」という言葉が浮かぶ。

広末さんのほうが年下だから、広末涼子を「日本のシャルロット・ゲンズブール」と呼ぶべきかもだが。と書いてみると本当に90年代日本におけるシャルロットだったような気がしてきた…? そして今の役柄や実生活での母親像はこの映画のシャルロットと共通しているような。

検索するとシャルロットは1971年生まれで、私とそんなに離れていなかったのだった。私が「なまいきシャルロット」や「小さな泥棒」を観たのは90年代に入ってからで、その印象でだいぶ年下のように思っていたのかな。

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12:20からの上映だったので、その前に軽く昼食を済ませようと思って思い付いたのが、バゲットサンドを買うこと。

TBS「マツコの知らない世界」(またまた^^;)にバゲットの回があり、食べたい気持ちが高まっていた。

他の店に寄る暇がなく大和(デパート)内「ドンク」だけど、バゲットサンド(ハムチーズ=ジャンボン エ フロマージュ)とクロワッサンを購入。

例によってぎりぎりの到着で食べる時間がなくなり、映画が終わった後だけど、ちょうど出ていたフードスタンドでコーヒーも買って、屋外テーブルでちょっとピクニック気分。おフランスの気分でなかなか良かった。

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おフランス気分といえば、渋谷Bunkamura の「ル・シネマ」で観たい映画があったときは、その後ドゥマゴパリでお食事(ランチかカフェ)というのが、長らく上京したときのお楽しみでもあった。VIRONのパンはタイミングが合わず買ったことなかったかも。公言するのはイヤミ(「おそ松くん」)か花輪くん(「ちびまる子ちゃん」)のようではばかられるが^^;


EPはExtended Playの略

2023年05月26日 | 音楽

5月19日(金)は

くるり「愛の太陽EP」発売記念ライブハウスツアー2023

@石川県・金沢 EIGHT HALL

へ行ってきた!

私が金沢へ行くこと自体3年以上ぶりなのであった。

くるりが金沢でライブをやるのは5年ぶりとのこと。

そうそう前回は富山・金沢のチケットが取れなくて、にわかに名古屋行きを決めたのだった。

くるりにはそんなに詳しくもなく、ファンというのもおこがましいくらいなんだけれども、その時のライブの印象が予想をはるかに超えて良かった。

体力的に疲れると思って開演ぎりぎりに入ったのだけど、舞台がよく見えたし音も後ろのほうがいいんじゃないかと思った。

なので今回も最後列でのんびり見ようと思いつつ、18:40頃会場付近を通りかかったら、まだ入場の列が並んでいる。いったい何をしているのか。中に入ったらぎゅうづめで、そもそもホール内に進入できない。わりとスムーズにチケットが取れて意外だったけど、やっぱりキャパシティオーバーだったのね。が、詰めに詰めてなんとか全員収まった、ようだ。

ライブはやっぱり良かった!!

自分のタイミングもあるんだろうけど、実は「愛の太陽」や近作にはそんなにピンときていなかったり、岸田さん自己評価高いなとか偉くならはったからななどと、twitter とか見て、なぜか(なぜ?)批判的な感想がかすめたりしていたんだけれども。

なんだろう。全26曲、飽きたりつまらないと思う瞬間が全然ない。ライブハウスツアーという特性上か、結構ノリノリの曲が多かったのも、私には意外で嬉しかった。そして演者5人の男衆、みんなこうやって合奏するのが大好きなんだろうなー。ずっとずっとこうやっていたいんだろうなーという演奏愛(?)を感じた。くるりってやっぱりライブバンドだったのねーと今更ながら。

会場のためもあるかもしれないけど、石若駿さんドラムスのドカドカした音が特に印象に残った。クリフ・アーモンドさんもドカドカ音だったから岸田さんはこういう音が好きなのかな。なんかみなさんですごく複雑そうな拍子で演奏していたときもあった。私にはよく分からんが。

会場男女比半々か男性の方が多いくらいの印象(が、ライブ後の記念写真を見ると最前列はほぼ女子ですな)。くるりのコアなファン層はくるりのどういうところに魅かれ続けているのかな。私はくるりのライブは最高にすばらしい!と思ったけど、何がどういいか説明しろと言われると困る。

困ると言えば、「くるり」と口に出して発音するときのイントネーションにも困る。岸田さん佐藤さんの発音が正解なのだから、覚えておこうと思うのだけど、すぐ、これでよかったっけ…とあやふやになる。

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金沢の街は賑やかで、(金沢に限らずだけど)「コロナ禍?そんなものもありましたっけね?」という雰囲気だったけど、後日、岸田繁さん新型コロナウィルス感染の知らせが。時期的に金沢… 快癒祈念。

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自分メモ よそで知ったセットリスト ありがたい

ワンダーフォーゲル リバー LV30 Superstar 虹色の天使 GO BACK TO CHINA トレイン・ロック・フェスティバル つらいことばかり かもめはかもめ Tokyo OP 益荒男さん I Love You 潮風のアリア 八月は僕の名前 愛の太陽 真夏日 ホームラン Liberty & Gravity ロックンロール ハイウェイ ばらの花 ハローグッバイ 琥珀色の街、上海蟹の朝 THANK YOU MY GIRL 石、転がっといたらええやん 東京


よしなしごと

2023年05月19日 | 週報

今週は6連勤で書きたいことを醸成する時間がなかった。

ゆえに今回は頭に浮かんだことをとりとめなく。

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「ちりも積もれば山となる」ということわざがあって、いいことの例えになっているけれど、実は「手遅れにならないうちに掃除しろ」ということなんじゃないかと、ふと疑う某日。

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時代の流行は You Tube からまた違うアプリへと移っているようだけど、私は以前よりもYou Tube の動画をよく見ている。

2ちゃんねるの有益スレ(「買ってよかったもの」「やめてよかったこと」など)のコメントを音声で挙げていく動画があり結構おもしろかった。耳で聴けるので目が疲れない。自動音声のあのちょっと高めの声が好きなのもある。

メモしたコメント

(なぜメモしてあったのか、もはや不明だが、話のネタになることはメモしておくといいと別のYou Tube 動画で見た後だったからか)

・(テーマは忘れたが「ヤクルト1000」が効くと人気になり品切れになっていた頃のものかと)

「ヤクルト400を3本飲めば、ヤクルト1000より効くんじゃないの?」

(「買ってよかったもの」スレで家電などのコメントが挙がるなか唐突に)

「聖教新聞。メルカリの緩衝材に使うとクレームがこない」

なるほど。

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職場についていたテレビでたまたま観たドムドムハンバーガー社長への密着。鈴木福くんが同行していたから「ZIP!」だったか。

元議員さんの妻で議員一家の娘というのは番組では言ってなかったけど(今ネット記事を見た)、いずれにしても、専業主婦→ギャル全盛時の渋谷109アパレル店店長→居酒屋経営→ドムドムハンバーガーという経歴はすごい。

ギャルの子と仲良く写真に収まっている様子がナチュラルでステキだった。

座右の銘(だったかな)で挙げておられた「こだわらない心」というのになるほど。

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番組にふと耳をそばだてたのは「ドムドムバーガー、懐かしいー」から。

記憶があいまいだが、私が小学生だった昭和50年代、マクドナルドハンバーガーは富山市に1件あるだけだったと思う。

ゆえに、私にとってのハンバーガーと言えば、高岡市(富山県第二の市)ダイエー内にあったドムドムバーガーだったのであった。

高岡市にはモスバーガーもあったのだが、ドムドムより前か後かは不明。でも家族でダイエーでの買い物帰りに食べたということで、ドムドムに思い入れがあるのかな?

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ハンバーガーといえば「マツコの知らない世界」(割とよく観てるな^^;)で出演者の人がハンバーガーの魅力として「無心でほおばる喜び」というようなことを言っていた。(ちょっと違うかな。あいまいですみません)

言われてみるといわゆる「マインドフルネス瞑想」における食事瞑想に、ハンバーガーは適しているかもと思った。他に考えごとをしたりよそ見したりしたら崩れてしまいそうだし。


映画2つ

2023年05月12日 | テレビ・ラジオ・映画など

久々に「ほとり座」で映画を観た。

それも2本。

予想していた以上に感動してしまって、あらためて映画っていいなぁと思った。

1つは「ラストエンペラー」。

「ラストエンペラー」の日本公開は1988年1月23日とのこと。

私は高校卒業後の春休みに観たのだと思う。

そういうわけで、最初は、この子役の子は今どうしているのだろうとか、映っているのは1986-7年の空気なんだなーとか、懐かしの映画を観る目線だったのだけど、たちまちそんなことは関係なくなった。

映画の中の人々は、映画の中を生きている。

そして観ている自分には、2023年5月現在の体験として迫ってきた。

古いとか懐かしいとかじゃない、圧倒的に、今、ここ。

映画館に観に来てほんとうによかった。

いやーでも今もうこんな映画つくれないよね。今つくったら全編CG映像になりそうだけど、どんなに精緻なCGでもやっぱり全然違うと思う…

坂本龍一さんの甘粕大尉、当時はちょっと気恥ずかしく、浮いているように思ったのだけど、今見ると、いい。立花ハジメさんもしっかり目立ってる。日本人医師の役が生田朗さんというのにびっくり。

エンドロールであのテーマ曲が流れるのだけど、映像がすべて終わって画面が暗くなった後もテーマ曲だけは流れ続ける。暗闇の中で音楽だけというのが思いがけず、映画の余韻に浸って大感動してしまった。

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もうひとつは「人生フルーツ」

公式サイト→

全然知らなかったのだけど、先日図書館で借りたイラストレーター杉浦さやかさんの『おたのしみ歳時記』にお勧め映画として書いてあって、観てみようかな、と。

丁寧な暮らしとおいしいもの、みたいなほっこりする映画なのかなと思っていたら、それ以上に深いものがあって、これまた予想外に感動してしまった。

「ラストエンペラー」の次に観たという特殊事情からの感想だけど、溥儀が収監された1950年に、津端さんご夫婦は出会ったんだなぁーなどと、不思議な感じがした。修一さんが戦争中、弟のように思っていた台湾人の男性は1950年に政治犯として処刑されたとか…日本は平和で良かった。

それはそれとして、「自分にできることをひとりでこつこつと進めていく。時間がかかってゆっくりでも」というの、自分もやっていこうと思った。


ご当地いろいろ(4/27~5/3)

2023年05月04日 | 週報

写真は富山県砺波市のチューリップフェアにて(5月4日)。

画面左にいる赤と黄色の2人組の女性は「プリンセスチューリップ」。

もっとみんな「わー」とか「きゃー」とか言って取り囲んだりすればいいのになぁと思うのは、NHK朝ドラ「あまちゃん」の影響か。

と思っていたら「一緒に写真撮ってください」と言って来る人もちらほら。プリンセスチューリップは声がかかるとにこやかに「お手振り」もしている。かく言う私も閉園間際の帰り、近くを通りかかられたので「お疲れ様です」と言ってみたら、笑顔で「どうでしたか」と話しかけてくれた。

私がプリンセスたちと同年齢の頃は違っていたように思う。ご当地ミスコン選出者に対しては、頼まれて断れなかったのね気の毒に的な目線があったような気がする。応募していた人の気持ちは分からないけど、田舎で選ばれてもね…という含羞が常にあったような。

「あまちゃん」は春子さん(小泉今日子)が田舎者の琴線に触れすぎて、本当にうまいなぁと思う。

でもそういえば「あまちゃん」後は、各地にご当地アイドルが出現していたように思うが、プリンセスチューリップは、アイドルとは一線を画して控えめで奥ゆかしい感じがよいですね。プリンセスですものね。

「ミスコン」という言葉も死語となり、ご当地ゆるキャラとともに平常心で観光振興の一役を担っている今の感じは、よいなぁ。

ご当地キャラ「チューリ君とリップちゃん」のうちの「リップちゃん」。

チューリ君は黄色いチューリップ。

ゆるキャラとしてみうらじゅん氏の本にも載っているが、全然ゆるくない、普通にグッド・デザインだと思う。

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4月30日の「関ジャム 完全燃SHOW」は「リズム隊特集」。

東京スカパラダイスオーケストラからはベース川上さんとドラムス欣ちゃんが登場。

バンドにおけるリズム隊の役割として、川上さんが言っていた

「昔坂本龍一さんがおっしゃってたんですけど、全部ぴったり音符通りにいったら、打ち込みでできるし、つまらない。ドラムが前め、ベースが後ろめだったりすると、それがバンドの訛りになって、グルーブになる」

というのに、なるほど。

そして、欣ちゃんの机ドラム!すごい!!

ドラムセット買ってもらえなくても、創意工夫でいくらでも前向きにかっこよくできちゃうものなのだ。

関係ないけど、私の高校時代、我が家の後方の家からドラムの練習音が聞こえてきたことがあった。あの家にはドラムセットがあったのだ。1986、7年頃のことだけど。家と家の距離が離れているので楽器演奏には適している。田舎の利点。

さて、チューリップフェア開催地に隣接する砺波市文化会館では、6月東京スカパラダイスオーケストラのツアーがやってくるのである!

もう立て看板が立っていた。(写真撮り損ねた)

遠出は控えようと思っていた矢先、来てくださるのに行かない理由はないのだ。

前回は2015年。約8年前のことである。この8年いろいろあったなー。

「あまちゃん」は10年前。

そしてふと、1999年は24年前なんだなーと思った。この24年はそれこそいろいろあった。

そういえば「あまちゃん」の春子さんが帰郷したのは24年ぶりと言っていなかったか。すごいなー。「舞いあがれ!」のめぐみさん(永作博美)の12年でも長いなぁと思っていたのに…