5月25日はほとり座へ映画を観に行った。
「午前4時にパリの夜は明ける」
原題は "Les Passagers de la Nuit" (「夜の乗客」)
公式サイト→★
80年代のフランスを知っていたらもっと楽しめたんだろうなと思うけど、それでも面白く観た。
主人公たちが住んでいる高層アパートは持ち家らしく、夫が出て行った後も住み続けていたけど、夫は家の権利は放棄したのだろうか? そこまでしても離婚したかったのか? ラジオ番組の受付や図書館パートで生活が成り立つということは養育費もたくさん貰っているのかしら? と現実的な疑問が湧いてくるが、それは野暮というものか。(そういえば父親が援助していた描写はあったが)
そのへんも80年代が舞台のドラマっぽい。90年代になるとお金の問題がぐっとリアルになるような…(フランスは分からないけど日本のドラマだと)
シャルロット・ゲンズブールが演じる、母であることと個人であることが溶け合っている人物像、意外と今までの映画やドラマでは観たことがないように思う。上の世代だと、そこはきっぱり分けてしまっているような。
なんでも日本を比較対象にしてしまうが、ふいに「フランスの広末涼子」という言葉が浮かぶ。
広末さんのほうが年下だから、広末涼子を「日本のシャルロット・ゲンズブール」と呼ぶべきかもだが。と書いてみると本当に90年代日本におけるシャルロットだったような気がしてきた…? そして今の役柄や実生活での母親像はこの映画のシャルロットと共通しているような。
検索するとシャルロットは1971年生まれで、私とそんなに離れていなかったのだった。私が「なまいきシャルロット」や「小さな泥棒」を観たのは90年代に入ってからで、その印象でだいぶ年下のように思っていたのかな。
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12:20からの上映だったので、その前に軽く昼食を済ませようと思って思い付いたのが、バゲットサンドを買うこと。
TBS「マツコの知らない世界」(またまた^^;)にバゲットの回があり、食べたい気持ちが高まっていた。
他の店に寄る暇がなく大和(デパート)内「ドンク」だけど、バゲットサンド(ハムチーズ=ジャンボン エ フロマージュ)とクロワッサンを購入。
例によってぎりぎりの到着で食べる時間がなくなり、映画が終わった後だけど、ちょうど出ていたフードスタンドでコーヒーも買って、屋外テーブルでちょっとピクニック気分。おフランスの気分でなかなか良かった。
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おフランス気分といえば、渋谷Bunkamura の「ル・シネマ」で観たい映画があったときは、その後ドゥマゴパリでお食事(ランチかカフェ)というのが、長らく上京したときのお楽しみでもあった。VIRONのパンはタイミングが合わず買ったことなかったかも。公言するのはイヤミ(「おそ松くん」)か花輪くん(「ちびまる子ちゃん」)のようではばかられるが^^;