宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

街の輝き 人の輝き

2014年10月15日 | テレビ・ラジオ・映画など
10月15日午後10時よりBSプレミアムで
「シリーズ東京 街はこうして輝いた 青山 石津謙介」
という番組を観た。

予告を見ておもしろそうだなと思って。

そして実際、初めて知ることばかりでとてもおもしろかった。

・青山通りがファッションストリートである所以はVANの移転に始まること。
移転の理由に、緑が豊かであることと、東京オリンピックによる国立競技場建設などでここがスポーツの中心になること、それが、アイビーの精神に合致している。
また、青山は高い土地にあるので、ここで流行するものは赤坂、新宿、渋谷と低いところへ流れていく。
(「高い」と聞くと反射的に価格のことかと思ってしまうけど、東京の地形のことなのね。坂道のことを思い出して、ははぁと実感)
・「スタジアムジャンパー」「トレーナー」は石津氏の造語である。
・東京オリンピックのユニフォームは石津氏の監修である。
あらためてじっくり見るとジャケットの形といい、赤と白、プラスアクセントに黒という配色といい、すっきりとしてとてもオシャレ。
(「東京オリンピック」記録映画の監督は市川崑だし、オリンピックとか国家行事にも、ハイセンスでカッコイイ人は関わっているのだなとあらためて発見したように思った)

石津謙介氏の履歴も興味深かったが、驚いたのは、「先の戦争がその人の人生に負の影響を与えていない例もあるのだ」ということだった。
実際はいろいろあったのかもしれないが、略歴を見る限り、戦争による物心両面での喪失とか失意とかそういうものは感じられない。
グライダーを趣味としていた石津氏は、軍のグライダー操縦の指導として、中国天津に渡り、兵役は免れる。
天津では洋品業に携わる。
軍国主義の恩恵を受けていた人は戦後ガクッとなるイメージがあったけど、英語ができた石津氏は通訳として活躍し、そこでアイビーについても教えられる、と。

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石津謙介氏の服は、平成の初め、購入していた通販雑誌フェリシモでも販売していて、そのときの流行とは全然違うけど他のページよりもダントツセンスがいいなと思っていた。
私がアイビールックをいいなと思うのは、個人的な好みもあるけど、私が幼児から小学生頃までの刷り込みもあるのかなと思った。
当時の児童向けファッション書籍(「おしゃれ入門」とかあった)をつくっていたのが、VANに影響を受けた若い大人たちだったのかな、と。
そこで唐突なようだが、ふと思い出したのは、サンリオの「キティちゃん」。
今のキティグッズの基調色はピンクでそこはかとなくヤンキーテイストだが、私が幼児のころは違った。
きっぱりとした赤、もしくは白。あれはアイビールックの流行に同調していたと思う。
キティちゃんの絵のついたまっ赤な小さいスポーツバッグは、どんなお洋服にもよいアクセントになって、当時こだわりオシャレ女子(?)だった私のお気に入りだったのであった。
私の青春期以降のうっすらとした不満は「アイビールック的なものの流行を待ち望んでいるのにいっこうにそうならない」ことだったような気がする。流行りは関係ないというけれど、流行の形は廉価普及版が大量に出回るけれど、流行らないと値段が高かったり、直接は買えなかったり、気後れしたりして、手が出ないのだった。
(と、書きながら、そういうことを乗り越えてこそオシャレといわれるのかなとも思う^^; 私としては日常気軽にお財布に優しく気持のよいものを着たいと思うけど・・・)

10月と幸宏さん

2014年10月04日 | 音楽
(10月9日記)

「まめに更新してみる」と書きながら早くも10月に突入してしまっているのだった・・・
ブログのもともとの方針としては、お金をかけない小さな楽しみ些細な発見を書こうと思っていたはずなのだが。
やっぱりイベントがあると、書いておかなくてはと弾みがつきますな。

ということで
10月4日はライブ
「高橋幸宏 with Dr.kyOn、高田漣 ゲスト鈴木慶一」@福野文化創造センターヘリオス
に行ってきました!

どこで告知を見たのか忘れてしまったけど、とにかくびっくり。
これはぜひ行かなくては!とチケットを取ったのであった。

とはいえ、幸宏さんの活動についてはほとんど無知なもので、こんな私が楽しめるのか、不安があったりもしたのですが。
いやはやステキな音楽世界。好きだー。
幸宏さんの声はもとから好きだったけど、今回の3人(プラス慶一さん)がつくりだす音がとても好み。会場の効果もあってか別世界にいざなわれる感じ。
(照明効果か、または会場の立地のせいか、途中からぐんと「夜が深まった感」があった)
終演後CDを買って余韻にひたろうと思ったのに、会場に売ってなくてほんとに残念。
でも、よそでセットリストをみるとカヴァー曲が多かったみたい?
(私がはっきり知っていると言えたのは「RADIO JUNK」だけだったので、とてもライブレポートは書けない^^;)

幸宏さんのいでたちはグレーの短め丈のカーディガンジャケットで、はっきり見えなかったんだけどボタンホールのところからピンクの裏地?がちょっと覗いていて、靴下もピンクで合わせているのかしら、とにかくさすがというかおしゃれでステキだった。
でもかすかに危惧していたスカした感じは全くなくて、観客に余計な緊張をさせない気配りっていうのかなぁ、そういうのはさすがベテランだなーと思った。
ご本人がおっしゃっていたが、こういうゆるゆるとリラックスした感じのライブは他では見られないのかも。
音に対する厳しさとか愛情に、ああやっぱり音楽家なのだなぁと思ったり。
そういえばドラマーのイメージだったので、舞台にドラムセットがないというのが、意外だった。

おしゃべりなどの覚え書き(全体に曖昧^^;)
幸宏さん、北陸はたぶん初めて。お母様は能登半島のほうの出身なのだそうだが、ライブなどで来ることはなかった。
慶一さんは、2年ほど前?釣り番組?の収録で訪れたそう。
木彫り名人と庄川で鮎釣りをしたそうだが、やったことのない釣りのやり方で散々だったそうだ。
慶一さんは毎日作曲に取り組んでいる。
羽田ー東京間の飛行機では、幸宏さんがずっと話しかけてきて、慶一さんは眠れなかった。

自分メモ
高田漣くんはSMAP香取慎吾くんに似ている。

タイトルは10月の季節感が幸宏さんのイメージにぴったり合っている気がして、そういうときに来てくださってよかったなー、と。