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宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

至福の時間2

2024年12月02日 | 音楽

矢野顕子さんのファンクラブ "the gathering" 会員限定イベント「うちコン」というのがありまして、11月30日行ってきた。

場所は有楽町、土曜日の午後5時開演ということで、遠方のファンのことも考慮してくれている? 日帰りできそうなので申し込み、無事当選。

なんだかんだありまして、会場の「ベヒシュタイン・セントラム東京」に辿り着いたのは開演10分前…皆さん席に着いていてシーンとしていた。

私の席は一番後ろの一番隅、I列9番ということは9×9=81席にギリギリ滑り込んでの当選だったのだな…ピアノの前に座った矢野さんのお姿はまったく見えず。でも音はやっぱりすばらしかった。

シャンプーの種類になぞらえて「しっとり」と「さらさら」に分けると、ベヒシュタインのピアノはやっぱりさらっとしているなー、悲しい歌でも過度に感傷的にならない…などと、シロウト耳ながら感じたり。

事前にリクエストを募って、それにもとづいての弾き語りだったのだが、今回も残念ながら自分のリクエストは採用されず。「I AM A DOG」いつかやってほしいなー。(世界平和を希求する大名曲、と漠然と思っているのだが、具体的にうまいこと書けず、メールにはつまらない1行しか書けなかった…)

演奏された曲は

星の王子様

昨日はもう

Brooklyn Bridge

さようなら

I Sing

I’m So Lonesome I Could Cry

スプリンクラー

おてちょ。[Drop me a Line]

いもむしごろごろ

「I Sing 」は坂本龍一さんの作曲だったのですね。実は私の携帯着メロは「I Sing 」なのでありまして、まだスマートフォンにする前にダウンロードしてそのまま引き継がれているのだった。もはやたまーにしか鳴らないが、鳴ると聴き入ってしまう…熱心なファンによって制作された着メロだったのだろうか。

「Brooklin Bridge」は、ちょっと私が「I AM A DOG」のリクエストに込めた気持ちも入っている曲のように感じて、全然忘れていたけど、今日代わりに(?)聴けてよかったと思った。

アルバム「Oui Oui」から2曲入っていたので、帰りの車ではこのアルバムを久々に聴いた。やっぱりいいな。パット・メセニーの存在感がやっぱりすごいな。

矢野さんちの猫は「いもむしごろごろ」をしょっちゅう聴いてるのか。なんと幸せな猫なんだ。

ここだけの話もいろいろあって楽しかった。

残念ながらアンコールなしで終演。時計を見ると6時半で、あら短い。

5年前参加したときは、リクエストした人にマイクが回って直接矢野さんと話をしていたけど、今回なかったのは、どうしても時間が押してしまうからかな。

それに、あの時は、終演後、矢野さんみずからお土産を渡してくださったけど、今回はあらかじめ座席に置いてあった。これもセキュリティ問題というよりも、一人一人に手渡ししていたら、話し出す人もいるだろうし、時間が読めないからなのだろうな。

全体にベヒシュタイン・セントラム関係者の「土曜日の夜は絶対定時に帰る」という強い意志を感じた。

建物の外の歩道はイルミネーションで輝いていて、休日気分の人達で賑わっている。その気持ちはよーく分かる。

ということで、もっと聴きたかったな…という気持ちはありつつも、物足りないと言ってはばちがあたる、充実の演奏に満足して帰路に着いたのであった。

東京駅で余裕ができてゆっくりできたのもよかったし…とにかく無事に行って帰って来れるだけでほんとうにありがたいことであった。

(付記:観客間にマイクが回らなかったり、お土産の手渡しがなかったりしたのは感染対策だったのね、と今更ながら気づく。前回参加からの5年間の間にコロナ禍があったことをもはやほとんど忘れている...マスクは着用していったのだが)


忘れないように

2024年12月02日 | 音楽

もう12月なのである。

11月中の忘れたくないあれこれを、急ぎ書いていかなくては。

ということで、さかのぼって

11月16日(土)

この日はなんと満月だったそうですよ。それも考慮しての開催日設定だったら本当にすごい。

なんのことかというと、じゃーん

東京スカパラダイスオーケストラ35th Anniversary Live「スカパラ甲子園」を観に、甲子園球場に行ってきたのであります!

事後の個人的な後悔は、もっともっとこの日を心待ちにして、準備段階から楽しんでいけばよかったなー、ということ。去年の暮れに発表があって、チケットは取ったものの、宣伝してねグッズの「スカパラ甲子園」Tシャツは「恥ずかしい…無理」、早くからのグッズに名前と好きな数字が入れられる特注ベースボールシャツもあったのだが、結構いいお値段で「へーこんなの注文する人いるのかなぁ」なんて思っていた…(当日たくさんの人が着ていてびっくり。うらやましくなった)。家の事情とか自分の足の調子がよくないこともあって、むしろ遠ざかっていた今年であった…

つまり何が言いたいのかというと、そんな後悔をしてしまうほど、当日本番が予想を超えてすばらしかったということ。まさにパラダイス。全員がニコニコしていて、邪悪なものが入り込むスキがない。昼間降っていた雨も上がって、ライブ中はもう再び降り出すことはなかった。

それにしても、スカパラの皆さんはあらためて本当にすごい。全35曲+アンコール3曲、自分たちの曲だけでなく、今まで1度もやっていないゲストの持ち歌もあるし、ほとんど休憩なしなんですよ。どうなってるの。

もうこちらもめちゃくちゃエネルギーもらって3時間立ちっぱなしでも大丈夫だった! 午前様になったけどなんとか帰宅できた! どういうわけか朝一から仕事だったけどがんばれた!

ゲストの持ち歌というのは奥田民生「さすらい」、石原慎也(Saucy Dog)「シンデレラボーイ」、SUPER EIGHT「オモイダマ」、菅田将暉「さよならエレジー」、TAKUMA(10-FEET)「第ゼロ感」、aiko「花火」、桜井和寿(Mr.Children)「innocent world」。

こうして書いてみるとあらためてすごい。

これらの方々の歌声を、甲子園球場の空の下ナマで聴けたことは、ほんとうにすばらしい体験だった。これがまたみなさん最高にイイ感じで。いっぺんにファンになってしまった。

ゲストはさらにムロツヨシに、さかなクン。こんなに豪華ゲストなのに、ゲスト頼みのイベントじゃなくて、初期から最新までのスカパラレパートリーからも厳選がっつり。

というか、スカパラだからこそ、こんなにも多彩なゲストが一つのステージに上がって唱和するという奇跡が生まれたわけで。

aiko のXで知ったのだけど、aiko、ムロさん、さかなクン、TAKUMAの4人は同い年なんだそうで。唐突だけど、私が思う「理想の学校」は、こんな感じのバラバラな4人が一緒にわいわいやっている学校。小学校はまだあると思うけど、中高になると似たような人で固まって息苦しくなると思うから。なので、この4人の写真のパラダイス感に個人的に感銘を受けたのであった。

加えて、スカパラメンバーは、石原慎也、菅田将暉から見ると「お父さんと同い年」なのだそうで、でもそんな年の差は関係なく、ほんとうにゲストみなさんがのびのび楽しそうなのがよかったな。

観客としては、菅田コール、ムロコール、楽しかったな。スカパラじゃないけど「オモイダマ」SUPER EIGHTの振り付け真似して楽しかったな。

ムロさんはサングラスをすると奥田民生と瓜二つになる。

桜井さん端の方までぱーっと走って来てくれたのでよく見えたのだけど、いやーこりゃモテるのも無理はない。aiko はとにかく声も姿もかわいかった。熱いファンがいるのももっともだ。

TAKUMAがMCで「いつでも見られると思っていてはいけない。これが最後と思って楽しまな」的なことを言っていて(正確でなくてすみません)、心に残った。自分はスカパラさんのライブはこれで一区切りかと思うので…(と言いつつまたすぐ参加してしまいそうだが^^;)

ヴォーカルなしの「カナリヤ鳴く空」で空を見上げたり、GAMOさんがあくまでさらっと早口で言った「天国のギムラや青木も喜んでいるでしょう」にぐっときたり…とあったけど、でも感傷的になることなく、みんな満面の笑顔で終了。時計を見てギョギョッと仰天。最終列車に予定変更。

12月28日にU-NEXTで配信があるそうですよ。

私はブルーレイが出たら絶対買う。


一夜限りの?

2024年09月30日 | 音楽

9月も今日で終わり。もっとなんでもさくさくと書いていきたいところだが。

もう1週間以上前になってしまったが、9月21日(土)は

SMA 50th Anniversary presents 矢野顕子&奥田民生「ラーメン★ライダー」

を観に上京した!

会場は昭和女子大学人見記念講堂。奥田氏曰く「学校のくせに」とても素敵な音の良いホール。交通誘導の人がたくさんいたのは、学校関係の人なのかな?

舞台の上には2つの大きなシャンデリア。チケット代11000円も取るんだし(とつい言ってしまう)バンドが入るのかなと思いきや、ピアノとギターの一騎討ち。いや勝負してるわけじゃないけど。シンプルにしてむきだしの最強。ピアノとギターのアンサンブル、好きなんだー。

奥田民生さんの歌を聴くのは実はけっこう久々。ソロ30周年なんですねー。

いやー良かった。年をとると昔の歌は高音で歌いにくくなるとかいうではないですか、そういう面で実はちょっと心配していたりもしたのだけど、力強い歌声。どんな歌も自分の歌にしてしまうところがあらためてすごいなー、と。

「ふりむけばカエル」は、自分のアルバムに入れても違和感ないかも的な。「ラーメンたべたい」には、「ハードボイルド」という言葉が浮かんだ。いやーそうなんだよ。ハードボイルドな歌なんだよなー。

前川清さん(「あなたとわたし」)や忌野清志郎さん(「ひとつだけ」)の風味が入った歌唱には、なるほどねーこうやって歌真似していくうちに確固たるオリジナリティをつくっていったのねー、「学ぶ」という言葉は「真似ぶ」から来ているというし、好きな歌をまねて歌ってみるという音楽キャリアの原点を見る思いであった。

そして、奥田民生オリジナルの楽曲はやっぱり名曲揃い。心なしか、この日の空模様に合った歌詞が多いなーと思ったり…

矢野さんのピアノ・歌唱による「野ばら」「すばらしい日々」は本当に素敵だった。絶品。聴けて嬉しかった。

「すばらしい日々」といい、ユニコーン時代の「大迷惑」といい、「働き方改革」という言葉が影も形もなかった時代に、こんな歌をと、時を経て感嘆しきりなのだった。時代に受け入れられるべく曲調は軽快なところがまた。

「股旅(ジョンと)」は、かつて矢野さんがギタリストマーク・リーボゥとの共演で披露していて、私はそれで認識したのだった。いやほんと名曲です。

前進前進前進の旅だぜ♪ 元気出た。

全体に、さすらう心を思い出した。

30周年記念の奥田民生ライブ・ビューイングも観たくなったなー。

書籍も買っちゃおうかなぁ。

終わって時計を見たら20時ちょうどで驚く。2時間きっかりとは思えない充実した時間だった。

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3連休の初日とあって、新幹線駅周辺の駐車場がいっぱいだったり、日帰りは厳しいかもと思って宿を探したらどこもとんでもない価格になっていて憤りすら感じたり(連日宿泊サイトを眺めていたらキャンセル戻りらしい穴場価格の宿が現れ、わ、やっぱり行くしかない、と即決)、日程の前後にゆとりがなかったりとかいろいろあったのだけれど、とにかく行って良かった!

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帰りは、残念ながら好みのラーメンが見当たらず、カレーを食す。

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グッズのイラストTシャツが、愉快な気持ちになってお気に入り。気恥ずかしいが着て歩く。


「最&高」以外に言葉がみつからない

2024年09月10日 | 音楽

はや1週間前のことになりますが、9月3日(火)は

矢野顕子トリオ feat. ウィル・リー&クリス・パーカー@ブルーノート東京

を観に行ってきました!(1st&2nd show)

過去のブログを見ると、結局毎年同じようなことを書いているのだけれど、音楽の力ってほんとうにすごいと思う。

疲れや不安がふっとんで、すっかり元気になった。

自分の中で決意がみなぎり、9月3日は転機になった、と思う。

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自分用にセットリストをここに書き写しておこう。

1.BAKABON

2.Nothing in Tow

3.LOVE LIFE

4.What You Won't Do for Love

5.Three Rockets

6.しったかぶり

7.ラーメンたべたい

8.千のナイフ

(アンコール)

1.ひとつだけ

2.在広東少年

4.はBobby Caldwell の曲だそうで、ウィルさんの歌唱。管楽器の音が入ったり、好きな曲調。こういう感じ、影響を受けてか90年代日本でも(私のような者にも耳になじむくらい)結構あったような…?

5.は宇宙飛行士を見送る家族の歌。バンドサウンドで歌詞の詳細は分からなかったけど、自分もその心境になって上昇するロケットを見つめている気持ちになった。

6.はNHKEテレ「にほんごであそぼ」の中で、作詞曲者のおおたか静流さん、子供たちとともに、ブリのかぶりものを被った立川志の輔師匠が歌っていた歌だとか。「知ってる」「知ってる」ってみんなで言うのが楽しかった。ああ…もう曲が脳内再現できなくて残念…(NHKアーカイブスだったら映像あるかな?)

ほか、ひとつひとつ感想を書きたいところだが割愛。とにかく、矢野さんもおっしゃっていたが、メンバーみなさん病もケガもなく、逮捕されることもなく(!)、こんなにものすごい演奏を披露してくださることは、決して当たり前のことではない。個人的に「人生は有限」とか「いつ何が起こるか分からない」とかこれまで以上になぜか強迫観念めいて感じている今年なので、なおのこと、このブルーノートでのひとときに、自分も参加できたことがほんとうに嬉しい。

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今回のスペシャルメニューは「洋風ちらし寿司version2」と「梨とメープルのパイ」。様々な味わい、食感を感じる中での全体的な一体感、一口ごとの驚きと口福、というところが、トリオの演奏と共通しているー、と後で思ったが、うまく書けないな。

スペシャルカクテルの名前は「ヴァン・アレン帯、通過中です。」。メロンの風味と飾りで美味。去年もそうだったような気がするが、ゼリー状の液体がストローを通過するのがなかなか難しく、宇宙空間での作業を彷彿させた(?)。(残さず飲みたかった…)


貴重な1回

2024年05月06日 | 音楽

諸事情により、今後ほいほい遠出するのは難しいかな…とがっかりもしていた今日この頃なのですが、

4月28日は

「やのとあがつま(矢野顕子&上妻宏光)Japan Tour 2024」

@ビルボードライブ大阪(16:30からの回)を観に行くことができました!

ナマの音はやっぱりイイ!

特に上妻さんの三味線をナマで聴くのは初めてなので、録音で聴くのとはまた違って、すばらしさを再認識。

シンセサイザー担当の深澤さんは、おやっこういう方でしたか。背格好とか全体的な雰囲気は写真映像では分からなかったからかな。長身と満面の笑顔が印象的。

矢野さんの発言のいくつかには、民謡ガチ勢からのお叱りがありそうでヒヤヒヤしてしまうが、そこは上妻さんの、冷静かつ深い民謡愛を感じるフォローで安心。

いやー今回は上妻さんの音楽力と対応力と人間力に特に感銘を受けた、ような気がする。

民謡アレンジメントって下手すると安っぽくなりがちだけど、そうならないのは、伝統にしっかり根を張って根幹がブレていないから、か。

アレンジメントが新しくても、歌声からは民謡の「肝」がすっと伝わってきた、気がする。

そういえば矢野さんの「ROSE GARDEN」も、手入れした植物が花を咲かせたという内容で、民謡といえば民謡だなーなどと思った。

民謡ではないピンキーとキラーズの「恋の季節」、矢野さん独特の節回しはファンには違和感ないけど、原曲になじんでいる人からしたら、これでセッションしろと言われても…って感じなのでは…上妻さんの対応力すごいなーー、なんて思ったけど、まぁそういう例はほかにもあったか。

「稲すり節」とか「鹿児島おはら節」のポップな感じも大好きで、新しいアルバム出てほしいな。

アンコール最後、私はスタンディング、見知らぬ隣席の人も立ち上がって、終演後は「良かったですよねー」と笑顔で言い合えて、ハッピーさが増しました。ありがとう。

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ビルボードライブ大阪フードメニューおすすめの「ユニバーサル・バーガー」もしっかりいただき(さすがおいしかったが、ポテトもがんばってほしい)、短い滞在だったがよい休日だった。

北陸新幹線延伸のため、今回はじめて敦賀で乗り換え。人波についていったら、その人たちはローカル線に乗り換える人たちで、慌てて引き返す。あやうく新幹線に乗り損ねるところだった…間に合ってよかった。


バンドだよ

2023年12月07日 | 音楽

遅ればせながら 

12月3日は

矢野顕子さとがえるコンサート2023 @NHKホール

へ行ってきた!

矢野さんに加えて、小原礼(ベース)、林立夫(ドラムス)、佐橋佳幸(ギター)によるバンド「The YANOAKIKO」の公演、今年で何回目だろう、とにかく、その進化(深化?真価発揮?)っぷりにあらためて驚嘆。

どの曲も本当にすばらしく、楽しいMC含め、全曲たっぷり堪能いたしました!

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ホールに入る前に、外の掲示板を見ていたら、代々木公園「青の洞窟」イルミネーションを見に来ていたらしいカップルが「本日の催し」を見て、「誰?」「あー、あの…」と、知らないなりの印象コメントをしていた。

ちょっと知っているという人でも、その人が抱いている印象と、実際の、特にバンドでの矢野さんのパフォーマンスは、相当かけ離れている場合が多いのではないか。一回観に来て目から耳からうろこを落としてもらいたい!

(という自分も、他のミュージシャンやいろんなことについて印象で決めつけている場合が多いかもと反省。先入観がくつがえされる嬉しい機会がたくさんあるといいな)

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さてさて今年は、まず私の激推し曲「The Girl of Integrity」で始まったことからして嬉しい!!(衣装は肩パット入りジャケットで80年代を意識?)

次の「PRESTO」とともに、音楽を届けてまわるツアーのテーマ曲としてはぴったりだとも思う。

宇宙飛行士野口聡一さんの娘さん(当時小学生)の詩に曲をつけた「宇宙から」、同じく小学生による雪の詩を曲にした「SNOW」をちょっと思い出した。そういえば雪もちょっと宇宙からの使者っぽく、あの歌には地上と宇宙との交信という視点が感じられるような?

「潮騒のメモリー」、個人的には次の朝ドラに関心が移って記憶が薄れかけていたけど、すっかり矢野さんの曲になっていた。深化していた。

「千のナイフ」はものすごくかっこよかったし、アンコールの「ラーメンたべたい」の熱量もすごかった!

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余談

・佐橋さんの衣装がかわいかった。

・「夢グループ」「タケモトピアノ」のCMはアメリカではみられない。

・終演後の会場記念写真、私はばっちり写る場所にいたのだが、マスク姿のうえ、もとの顔も薄く眼鏡も目立たず、誰だか分からない…

・終演後、クロークのそばに立っていたら「関係者」の腕章をつけた人が次々と関係者以外立ち入らないところへ入っていく。しばらくウオッチングしていたら、あっ満島ひかりさん、かわいい嬉しい。(旧twitterに写真があったのでやっぱり、と)

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人が音楽を聴くとき頭の中はどうなっているのだろう。

本当に音楽が好きな人は一つ一つの音に集中しているのかと思うけれど、私は気が散りやすいので、聴きながらつい他のことが頭に浮かんでしまったりする。

「春先小紅」とか「いいこいいこ」とかだと、初めて聴いたころと、今との意識の違いとか。「おかあさんもほめられたい」が実感に変わった人もいるのだろうな、とか。

「ニットキャップマン」の「死んじまった男のことなんか、知らないわ」(「知り合って別れた女たち」の声)に、いろいろもの思ったり。

「Love is all you get」(矢野さん以外の3人による演奏)は、どういう日本語訳がベストなのか、とか。ビートルズの「I wiII」歌詞検索せねば、とか。「終りの季節」で朝焼けを思い出したり。

でも「ラーメンたべたい」では、もはやラーメンはどこかにいってしまって、ただもう目の前の演奏を受け止めていた。

どう聴くのが良いということもないのだろうけれど。

シロウト考えでは、音楽に集中することは究極のマインドフルネスのように思うけれども、食事や他の行動におけるマインドフルネスの試みはあっても、音楽に結びつけて言われることはないようだ。

それはやっぱり、音楽は様々な感情が伴うことを前提としているからかな。ただ音そのものに集中するとやっぱり頭はすっきりするような。


鎌倉詣で(大船だけど)

2023年11月18日 | 音楽

11月13・14日は神奈川県に行ってきた。(大船・翌日は小田原観光)

矢野顕子リサイタル@鎌倉芸術館 を観るためである。

例年12月末に行われる当地でのリサイタル、タイミングが合わずなかなか行けなかったのだが、今年は早々に11月の開催が発表され、喜び勇んで早々にチケットを取ったのである。

(その代わりというか、NHKホールでのさとがえるコンサートと同じ週にあるファンクラブイベントは断念…週2回も上京するのはさすがにどうかと…うまくいかないものだ。)

私が鎌倉芸術館で矢野さんのコンサートを観るのは、なんとすごいよ、21年ぶりなのだ。宮沢和史さんがゲストで、私は超端っこの席で、なんというか輪の外にいる感じでちょっと悲しかった記憶が。

と書いてみて、この自分が輪の中心にいたい感が、30代女子(当時)だったな、と。

今回も、端といえば端で、矢野さんの背中側の席だったのだけど、弾き歌う背中を見つめるのもいいものだ、と思った。(変?)

鎌倉芸術館に集う皆さんは、さすがに民度が高いというか、演奏中の静けさと、でも決して張りつめてはいない空気の柔らかさが印象的だった。

そして矢野さんのピアノと歌も、リラックスしつつもチャレンジング、慣れ親しんでいるピアノと場所だからこその自由な感じが、あ、なんか他のところで聴いたのとは違う、こういうの聴きたかったと嬉しかった。わざわざ訪れたかいがあった。

セットリストを見ての、あの曲やこの曲をやってくれて嬉しいという以上の、あの曲やこの曲のふくらみが大きいんだよね~うまく書けないが。

とは言っても、曲名としては「ごきげんわにさん」はやっぱり嬉しかった。

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21年前行ったような気がする中華料理屋さんはお休みだった。大船って飲み屋が充実しているのねというのも昔は目に入らなかったなー。

あと、鎌倉芸術館の隣にある巨大なブックオフ(本以外にいろんなものを扱っている)、以前「ドキュメント72時間」で密着されていたところかなー

と、音楽関係なくなってきたのでこれにてー


大きな声でさけびたい

2023年09月05日 | 音楽
(山が雲に隠れていますが)やっほー
 
すばらしかったー!
行ってきました。
9月3日(日)
矢野顕子 弾き語りコンサート @八ヶ岳高原音楽堂
 
 
ピアノだけのコンサートに行くのも4年ぶりなのだった。
ブログで確認すると2019年にベヒシュタインサロンでのファンクラブイベントに行っていた。懐かしい…
 
八ヶ岳高原音楽堂のピアノは Steinway & Sons。
高原の木々のように(?)あくまで自然な、でも調和のとれた美しい響き。
矢野さんのピアノはまたまたさらに進化していた??
 
後述するんですけど、個人的に疲労により「考えるな感じろ」状態、その分感覚は個人比で鋭敏になっていたと思う。ピアノの音が体に沁みたなー。
 
久しぶりの「 David 」や 「GREENFIELDS 」はやっぱり嬉しかったなー
「春咲小紅」を推していたふうもあり、YMOメンバーとともに活動していた頃を懐かしんでの選曲もあったのかなー、などと思ったり。
 
が、「春咲小紅」は、「潮騒のメモリー」とどっちがいい?という客席への問いかけに、「潮騒のメモリー」のほうに軍配が上がり、アンコールに持ち越されることに。
 
アンコールでは、「春咲小紅」「ラーメンたべたい」「中央線」から2択ということで拍手が募られたが決まらず。
(「中央線」に拍手が多かったのが意外だったが、後で気づいた。八ヶ岳に来るのに中央線から乗り換えて来た人が多かったのね。)
「3曲とも」という声にも押されてか、結局はメドレー形式で3曲ともやってくださった。繋ぎの演奏がまたすばらしかった。
 
しかし、
と、ここからはまったく個人的な感想です。モードチェンジ。
「3曲とも」の声が挙がった時の、私の内心のさけびは
「3曲もやったら、もう『千のナイフ』は無理じゃないの…」
 
今会場での2回公演のうち、前日3日の公演では、高橋幸宏さんの「仕事を終えたぼくたちは」と、坂本龍一さんの「千のナイフ」を演奏したという情報を得て、実はとても楽しみにしていたのだった。
特に「千のナイフ」は別会場の弾き語りコンサートでもやっていたそうだし、聴けるものだと思い込んでいた。
ピアノだけのバージョンをぜひとも聴きたいな、と。
 
アンコールの曲を決めるまでのああだこうだの間に、よっぽど
「『千のナイフ』をお願いします!!」
と、大声でさけびだしたいところだった。
 
・・・
コンサート自体は本当にステキだったので、自分の虚脱ぶりに、思っていた以上に千のナイフを期待していた自分に気づかされた…。情報化社会の弊害? 直近のコンサートでどんな曲目を演奏しているのか知らなかったら、思い込みでがっかりすることもなかったのだ...
(あ、これはもちろん自己責任です。行けなかった公演の内容を想像するのも楽しいんだもーん。情報は本当にありがたい。ただ「ひとつだけ」が聴けなかったらガッカリする人が相当数いるのと同じ感じで、私は今期のハイライトは「千のナイフ」と思って、当然やるでしょと待ち構えていたのだな...)
 
客観的に見て、プログラムとしてもバランスが取れているし、どちらかといえば八ヶ岳ファンで、たまたま矢野さんのコンサートに来たという人が、終演後、記念にCDを買って帰りたくなる構成かなと思った。



開演前。私の座席位置から撮影。ありがたき仕合わせ。
その後、前方に人が座られ、若干視界が遮られたが…

ありがたき仕合わせ

2023年08月30日 | 音楽

もう1週間前のことになってしまいましたが、

8月23日は

矢野顕子トリオ featuring ウィル・リー&クリス・パーカー@ブルーノート東京 1st & 2nd ステージを観に行って参りました!

「幸せ」をひたすら実感。

追憶でもなく、未来への期待でもなく、今この時の流れにぴったり沿って delay(遅れ)なしで感じる幸せ。こんな瞬間はどんなに「不幸」な人もみんな「幸せ」になれるなー…などと。

そういえば「幸せ」って「仕合わせ」とも書くな。なるほど。

セットリスト

1.CHILDREN IN THE SUMMER

2.どんなときも どんなときも どんなときも

3.HOW CAN I BE SURE

4.透き通る世界

5.ゴジラ vs モスラ

6.ラーメンたべたい

7.千のナイフ

8.ひとつだけ

(アンコール)

1.ごはんができたよ 

2.Whole Lotta Love (1st)  YES-YES-YES (2nd)

2、3ではセンチメンタルな気持ちになって涙腺がゆるんだ、4で「平和な地球」にしみじみしていたら、ウィルさんの小芝居からの怪獣大戦争!

いやー「ゴジラ vs モスラ」どこかのフェスでやったら大盛り上がりだろうなー。たくさんの人に驚いてもらいたいが、暑くて広すぎると難しいかなー。

それにしてもウィルさんの身のこなしの軽やかさには驚くばかり。妖精?

「千のナイフ」は、YMOというよりも坂本龍一さんのデビュー曲というイメージだけど(商業的な初アルバムのタイトルにして1曲目なんだから間違いではない)、とにかくすごかった! シンセサイザーではなくてピアノの音が嬉しかった。作曲の最初はやっぱりピアノでだったんだろうなーとか思ったり。

忌野清志郎さんの時も思ったのだけど、故人の曲を演奏すると、本人が「どれどれ」と降りてきているように思えるね。

座席について、1stでは矢野さん側だったのに対し、2nd はサイドエリア、ドラムスの後ろ側で、ちょっと残念な気がしたけど、クリスさんの手さばきどころか足の動きもよく見えて興味深く。そして、ピアノの前方延長線上のためか、ピアノの音は1stよりもよく聴こえた。

1st、2nd ともにスタンディングオベイション。お3方ともキラキラ輝いていて、会場中に「幸せ」オーラが。

全曲また聴きたいなー脳内再現できないのが悲しいー

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ブルーノートの思い出。

今回のスペシャルメニューは「洋風ちらし寿司」と「ピーチメルバ」。

ブルーノートのお料理はどれもおいしいが、お魚は特においしい気がする。日常では食べられない豪華具材が一堂に。大事にいただきました。箸袋にあの猫がプリントされていたのも芸が細かい。(もはやあの猫絵のファンになっている…)

ピーチメルバは2ndで食べようと思っていたら、売り切れてしまい残念…

以前はスペシャルメニュー以外の食事メニューにも写真が載っていたと思うのだが、今回はなく、とっさに他のメニューを選べず…あーまた散財に行きたい。

アーティストカクテルの名前は「ずっと、いっしょだよ。」

「国際宇宙ステーション」のイメージとか。きれいでおいしかった。飾りのりんごもおいしかった。「金箔が舞う宇宙色のゼリー」のストロー通過にやや苦戦したのもリアル宇宙に対峙しているようだった(?)

感染対策に私は口にものを運ぶ時以外はマスクをしていたのだけど、会場内では少数派であった。もしかしたらマスクの方に違和感を感じる人がいたかもしれないけど、従業員の中にもマスクをしている人がいたし(基本はマスクなしのようだった)どちらも許容されている感じでよかった。

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あーそれにしてもうまく書けない。

疲労や荷物をリセットして日常に戻るのに時間がかかるー。

日記(ほぼ日手帳)もこの1週間分をまとめて書いた。

夏休みの宿題的な気持ちでブログを書いてみた。


揺れるチューリップ!

2023年07月01日 | 音楽

6月29日(木)は

東京スカパラダイスオーケストラ ホールツアー「JUNK or GEM ~Spring & Summer ガラクタかオタカラか?スカしてるならそれがタカラだ。」@富山・砺波市文化会館

へ行ってきました!

ご当地ネタとしましては、

砺波市はチューリップの球根・花卉栽培が盛んで、チューリ君とリップちゃんというシンボルキャラクターもいるのですが、

(黄色いチューリップがチューリ君)

ぬいぐるみのチューリ君を肩に乗せたGAMOさんに歓喜。

チューリ君はその後もドラムセットの前におかれたり、楽屋での写真や大森さんの動画でも一緒にいて、いやーひそかに推している地元キャラクターが注目されるのは嬉しいものです。

欣ちゃんの「観客がチューリップに見えてきた」発言。確かに、並んで左右に揺れるチューリップっぽい、と思ったけど「前後にも揺れる」に笑った。

谷中さんの「チューリップのポーズをしよう」発言には「??」からの大笑い。和みました~。

欣ちゃん「砺波(となみ)のみんなはモナミ(mon ami)」って言った?と思ったら、twitter にも「TONAMI...mon ami.」とあって、ステキな語呂合わせ、ありがとう~ あと欣ちゃんが撮ったチューリップタワーの写真、上に登って仰角で撮るという発想が自分には全然なかったので、すごい!自分も真似しようと思いましたです。

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6月29日は、パーカッション担当大森はじめさんの誕生日。誕生日をお祝いできて嬉しい。

私の中での大森さんのイメージとしてなぜか「ショートケーキのいちご」というのがある。パーカッションという特性か?アクセント華やかおいしいという感じ?

何かのテレビ番組でメンバーへの「犬派か猫派か」のアンケートがあり、大森さんだけが猫派で、あとの皆さんは全員犬派だったことが、すごく印象的だったのだけど、その場面はなんのフォローもなく一瞬で終わったのでマボロシだったかも?

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コンサートに戻りまして、

コンサート中なので曲名は書かない方がいいのだろうけれど、沖さんからのあの曲は個人的には嬉しかった。(今のスカパラ観客層とはもしかしてギャップがあるのかもしれないけど…)

(沖)「突然ですが連想クイズ、夏といえばー」(観客)「海ー」(沖)「海といえばー」で、「『すいか』と言いたいけど、もしかして『さかなクン』もあり?」と一瞬ためらった^^;

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ここからはちょっと個人的ないろいろ…

今回の私の座席はいちばん端っこながらなんと最前列!!

はー遮るものがないってすばらしい。みなさんのスーツのポケットの色柄違いもばっちり認識。みなさん非の打ちどころなくほんとうーにかっこいい。同じ次元にいるとは思えない。

それだけになかなか切ないものがありますなー自分の容姿がひときわ気になったり、目線が合わないと悲しい…とか…^^;近くの席に小学生の男の子がいて、そちらに結構目線が行っていたのが、ほほえましいいやうらやましい…なんて。

そして、今回イヤーマフの貸し出しや、グッズでもイヤープロテクターがあったけど、座席の中でスピーカーにいちばん近い私こそがもっとも耳を気遣うべきなのでは、とふいに思い始めると注意がそがれてしまった。(全然心配いらないレベルと思うけれども。中央よりも音はやっぱり割れて聴こえる感じが…音質を取るか、皆さんのビジュアル(!?)を取るかで座席の評価は変わってきますな…)

可動領域が広いのは嬉しいが、俯いてしゃがんでいる監視のお兄さんを踏んづけたりしないかと気になったりもした^^;

そして、あー演出のネタバレになりますけれども、とっさにスマートフォンの懐中電灯機能をオンにできなかったのは、痛恨の極みであった…なんてことないのになぜかパニックになってしまい「鏡」とか検索しだす始末^^;^^;ああすごく恥ずかしい~

遠出はもうやめようと思っていたのだけど、この演出にちゃんと参加し直すためにもどこかに行こうかな~と思い始めている…