宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

NHKを観ているよ2021

2021年01月03日 | テレビ・ラジオ・映画など
続けて1月2日、NHK正月時代劇「ライジング若冲 天才かく覚醒せり」がすばらしかったので書いておきたい。

江戸時代の天才絵師・伊藤若冲が主人公。資料が少なく想像で描いている部分が多いと番宣で言っていたので、そんなに期待もなく観ていたんだけど、中村七之助演ずる若冲さんの人物造形がなんだかすごくいいんだなぁー。
天才というと気難しかったり現実には人に迷惑をかけたりしそうだけど、若冲さんはおっとりおだやか。
家業の青物問屋のことも気にかけていて、商売もうまくやっていたらしい。
(実際、若冲が画業に専念したのは40歳からだったとか)
同時代の傑出した絵師、丸山応挙(まだ若くていろんな雅号を次々使っている頃)も池大雅も、実に好人物。芸術家っていいなー。そういう人が普通に市井に暮らしている京都っていいなー。と思う。
(江戸時代人口の9割は農民だったと何かで見たから、絵を楽しめる町人ってある意味特権階級だったのね)
竹林とか屋外で謎の仙人・売茶翁が立てるお茶をみんなで飲んでいる、おおらかでゆったりした雰囲気もよかったなぁ。
最後の舟下りシーンで、僧侶・大典が若冲さんの手を握るアップは要らなかったかな・・・と思うけど、昨今のBLブームにも乗ってますよということでいいのか。格(?)が違うと思うけれども。
でもこの舟下りは史実で、若冲の絵に大典が詩をつけた絵巻が残っているそうで、素敵だなー風流だなー。
若冲の絵はもちろん、竹林や京都の風景が美しく、良い画質で観たくなる。4K推進のためにも良い番組だ。(うちはまだ買い替え予定はないけど)

お正月から気持ちの良いドラマが観られて大満足。受信料払ってますよー。
検索したら1月16日BSプレミアムで完全版の放送があるらしく。録画しよう。

年末年始のテレビ20-21

2021年01月03日 | テレビ・ラジオ・映画など
なんでも忘れていくので、なんでもまめに書き留めていきたい2021年。
さっそく始めよう。

年末は恒例の「紅白」→「ゆく年くる年」。
BSテレ東のKIBO宇宙放送局、宇宙の初日の出後の矢野顕子さんの生演奏「わたしがうまれる」は録画して観た。
糸井・矢野コンビらしい、ちょっと懐かしい感じも。ピアノも歌もよかったー。

2020年の紅白歌合戦、個人的に印象に残ったのは東京事変と星野源。
東京事変というか過去の椎名林檎さんのステージもだけど、とにかく魅せ方がうまい!格好いい!!
NHKは林檎さんを優遇し過ぎなんじゃないかという疑惑が私の中にはあるのだけど、それはそれ。すばらしいことは間違いない。
(かつての宮本浩次さんとのコラボで「紅白をみすえて書きました」と言っていたのを聞いて、なんとなく舞台が用意されていた感が・・・ま、それは歌が好きだからいいんだけど、いつだったか林檎さんと振付のMIKIKOさんプラス作家の西加奈子さんというメンバーによるロシア旅行の番組があり、ロシア語学習者としてはおおいに楽しみにしていたのだけど、なぜにこの方たちが?という謎しか残らず「接待・・・」という言葉が浮かんだ・・・)

星野源「うちで踊ろう(大晦日)」、なんとなく観ていたんだけど、ちょっと涙ぐんでしまった。
管楽器が入ったり、バンドの音が良かったというのもあるんだと思うけど、歌詞が深い。
今検索したら、そういう意見が他にも続々。
「僕らずっと独りだと 諦め進もう」
でも音楽を通じて重なり合えるという、なんというか、生の根源まで迫っているすごい歌なんじゃないか。仏教について無知なんだけど、仏の道にも重なり合うような気がした。そんなことないですか。

他には朝ドラ「エール」関連で、主題歌担当GReeeeN歌唱時における、主演窪田正孝さんの、いろんな思いがこみあげていたのであろう表情。
GReeeeNといえば、事後の関連記事でeは4つということを学んだ。
歯医者で音楽もやっててさらにこんなにイケメンなの!?
MISIAさんの「アイノカタチ」もGReeeeN作なのねー。
熱唱型の歌手に興味なくてMISIAがトリというのもどうなのかと思ってたんだけど、有無を言わさぬ圧倒的な歌唱力。これぞ歌の力(と司会の方々。ナマで聴いてたらほんと震えるだろうなー)。

あと思ったのは、業界の人でもなんでもないんだけど、新人のプロデュースって難しいんだなーということ。
ジャニーズの若手グループ、悪くないんだけど今一つインパクトがないような・・・関ジャニ登場時の華やぎにやっぱりベテランは違う!と思った。
うちの母親が横文字ばかりで分からないと言っていたのだけど、そういう意味でも「嵐」というのは良い命名だったんだなー。「嵐が去った後に、虹のかかった美しい空が・・・」は名セリフでしたな。
櫻坂、日向坂というのも、名前としては好き。
国民的人気を目指すなら日本語の命名(アルファベットならせいぜい5文字)を、とタッキー(が名前つけてるのか知らないけど)にお伝えしたい。
NisiUというのも、思っていたよりもかわいらしくて好感を持ったのだけど、類似グループから際立つ何かがあるかというとよく分からない・・・なぜニジユーじゃなくて20(ニジュー)と言わないといけないのかが分からない・・・

あっ追加で三山ひろし歌唱時も画面に釘付けだった。けん玉ギネス記録達成に感動!でもそれも前年の失敗あってのことで、毎年当然のように成功しているならば感動は無いわけで...考えさせられるなぁ...