宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

ヨ・ロ・コ・ビ

2015年08月20日 | 音楽
(8/25記)

8月20日
今年も行ってきた!
矢野顕子トリオ featuring ウィル・リー&クリス・パーカー@ブルーノート東京

久々の東京はくーもりぞらー♪(「曇り空」ユーミン原曲yanokamiヴァージョンの一節)だったけど、
とても素敵に見えた。

オフコース原曲の「YES YES YES」を、今回のトリオでも演奏したのだけど、
3人のつくりだすグルーヴ(grooveの使い方はこれで合っている?)に身を任せながらも
「君の嫌いな東京もー♪」
のフレーズには
「いえいえ、私は大好きですよ。秋じゃなくても素敵ですよ」
と脳内即答してしまったくらい。

「アイラヴユー、トーキョー♪」
なんて、会場への道すがら、しばしば声をかけたくなったくらい。
景気を反映してか、青山周辺の景色も、数年前に比べて活気が戻っているような気がしたよ。

と、心はウキウキしていたものの、いかんせん体は結構お疲れぎみ、前日までは旅を楽しみにする余裕もなく、当日は地下鉄駅からブルーノートまで歩くのも足がしんどかったりしたのだが。

いやはや、音楽の力ってすごい。
帰るときは、すっかり足取り軽やかになっていたんですねー。こりゃびっくり。

今回の演奏は特に「ああずっとこのグルーヴが続いてほしい」と切望するものが多くて、なんていうのかなー、全身マッサージのような効果が大きかったのではないか。
「ああずっとこの身を任せていたい」と夢見心地でいるところで、ぷつっと終わっちゃうものだから(そこがカッコいいんだけどね)、拍手よりも、呆然としてしまったりして。

1st show だけでは終わりたくなくて、こそっと舞い戻って2nd show も鑑賞してしまった。
(終演が遅くなるので、今回は帰りましょうということで、同行の人と一緒に一旦駅まで行ったのだったが(^^;)

1stのアンコールでは無かった「飛ばしていくよ」も聴けて大満足。
(「決めたセットリスト通りにいかないこともあるけど、大勢に問題なし」というようなことをおっしゃっていたのは、このことかなーなんて思ったり。もちろん1stも大満足だったです)
ウィルさん、クリスさんのTシャツも1stとは色が違っていて、お召し替えされたのだなと。
(Tシャツにチョッキというかベストというかジレというかをはおるスタイル、シンプルだけど好きだなー。クリスさんにはYAMAHAのTシャツを着てきていただきたかったが)
クリスさんのドラムセットには、独自の打楽器として「茶筒」(一保堂のものだそうだ)もくくりつけてあったのだが、たしかになぜ「茶」には「お」をつけて「お茶」と言うのに「お茶筒」とは言わないのか、謎だ。「筒(つつ)」の上に「茶」がつくと「づつ」と濁る法則を覚えるのは、日本語学習として応用がききそうだけど。つーか、今の日本人には「茶筒」よりも「ティーキャニスター」のほうが通りがよかったりして(^^;
(↑クリスさんは真剣に日本語学習中であるという話から)

あー思い出すと会話も楽しかったなー
「Bamboo Music」yanokamiヴァージョン、坂本さんにも聴いてもらっていたのだねー。
「やめるわけにゃいかないわ」作曲富田勲ってめずらしいなーと思ってたけど、原曲「新日本紀行」だったのねー! なるほどたしかに。

で、超久々に「やめるわけにゃ…」が入っているアルバム「ト・キ・メ・キ」を聴き返したら、あらーなんて素敵、時代のせいか今よりも神秘的に聞こえるシンセサイザーが来るべき未来を祝福してる感じっつーか、意味不明だが。
「ヨ・ロ・コ・ビ」(原曲はベートーヴェンの第九歓喜の歌)をライヴで聴いてみたいなーと思いましたです。

(ということで、文章まとまらないのだが、ライヴ中とそれを思い出している今の気持ちにぴったりの曲だなってことで、タイトルにしました(^^;)

ソーダ水の泡のように

2015年08月05日 | にわかフィギュアスケート
(8月5日記)

7月29日、今年もTHE ICE (ザ・アイス)@モリコロパークへ行ってきた!
名古屋は暑かったけれど、おととし去年はもっとムシムシしていたから、ちょっとだけ楽に感じたよ。
慣れてきて、事前に心構えができていたからというのもあるかもだけど。

おととし去年は西側の席だったけど、今回ははじめて南側の席となった。
今年もチケットゆずりますサイトのお世話になったのだが、定価より高くなっている席にはやっぱり手が出せず…それだけの価値のある良席だとは思うのだけれど(^^;

去年はスケーターの表情がよくみえる前方の席だったから、その点今年は残念だったのだけど、俯瞰で全体が見渡せたから、去年ほどこっちを見ればあっちを見逃すっていう感じはなかったかな。後、スケーターさんたちの全身プロポーションがよく分かった。みなさんほんとうにスタイルがいい!
それから、北から南へ向かってくる長いステップは、南側の席だと見ごたえがあった。
たとえば、オープニングの、仮面舞踏会、真央ちゃんのステップですよ!

そう、今年のオープニング、アイスショー史上最強プログラムなんじゃなかろうか、
と、私は去年おととしとの比較しかできないんだけど、ネットでもつわものたちの同意見をちらほらみた。
観客がフィギュアスケート鑑賞に求めるいろんなものが最大限入っている感じ。

ああしかし、公演中は完全に魂を奪われていたのだが、終演後たちまち現実スイッチがオンになってしまったのは、われながらちょっと悲しかった…
子供の頃やごく若いうちは、長いこと余韻に浸って現実を忘れていたものだよね…
脳内再現しようにも、タイトルに書いたソーダ水の泡のように、目に焼き付けた映像は切れ端だけではかなく消えてしまうのだった。

真央、コストナー、ロシェットの平和への祈りのプログラム、ほんとうに素敵だったなぁー
こういうテーマには平生かえって冷めてしまう私なのだが、涙出た。
今回コストナーさん出演っていうのも、私が行くことに決めた理由のひとつなのだけど、ほんとうにスタイルよくって、スケーティング美しく、単独プロのボレロも観られてよかったー。
トークタイムはこの3人がゲストだったけど、今回のコラボのことで質問が重複してしまってたから、もう少し3人個々のプライベートなことも聞きたかったな。

29日は、日本人現役選手が合宿で抜けてるってことで残念だったのだけど、代わりに参加のソトニコワ、コフトゥンが観られたのは嬉しかった。
コフトゥンのベートーヴェン第九プロ、コミカルでおもしろく、今季試合で観られるのが楽しみだ(^^
ソトニコワの今季の競技プロ、うーむ、ライバルトゥクタミシェワを意識しての選曲なのかなと思ってしまったが…ちょっと調子が悪かったのかな?って感じで残念だったけど、がんばってほしいなー。

思い返すと、どのスケーターさんたちもほんとにすばらしく、特に後半はスタンディングオベイションの連続だった。
チン・パン&ジャン・トン組の「これからも僕はいるよ」、私はこれ、振付モロゾフ氏が、シーズン前半の小塚選手フリーの演技を見て、こりゃあいいとずばり「パクった」んじゃないかと想像しているが、同ペアの曲を使っての世界観の表現は圧倒的にすばらしく、こりゃーしょうがないかなーと思う。衣装と相まって青空がぱーっと広がる感じがするんだよねー。

同年代から年上のスケーターも多かったためか? 真央ちゃんがいい意味で子供っぽくみえたのもほほえましかった。緊張を強いられると人は大人びてしまうものだから、きっと伸び伸びやれるいい雰囲気の中でツアーできてるんだろうなーと思う。

前回もそうだけど今回もまた好きというか観たいと思っていたスケーターさんが多くて、全部書きたいところだけど、なにぶん断片的なものだから、今はBSの放送を待って(去年は完全版が観られて嬉しかった^^)脳内記憶をしっかり補完したいものだ。