宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

週報(11/18~11/24)

2022年11月24日 | 週報

フィギュアスケートNHK杯(11/18~20)の録画はまだ全部観ていないし、サッカーワールドカップ開幕、日本がドイツに歴史的勝利!!で、にわかサッカーミーハー熱も上がっているところですが。

ここでは配信で観た

「高橋幸宏50周年記念ライヴ LOVE TOGETHER 愛こそすべて」

についてさらっと。

いろいろたてこんでいて余裕もなかったのだけど、11/21~23の限定配信というのをツイッター情報でちらっと観て。

矢野顕子さんとスカパラホーンズを観るだけでももとがとれるかなあと思ったんだけど、ほんとうに愛にあふれたすばらしいライブで、観てよかった。

原田知世さんが「(pupaの活動は)夢のような時間でした」「宝物になりました」と言っていたけど、出演者それぞれの宝物の時間をみんなで分け合っているような感じ。

ファンには幸宏さんの歌唱ではない物足りなさがあったと思うけど、私はトリビュートアルバムで原曲の良さを知って好きになるパターンがよくあるので、今回も気になる曲がたくさんできた。よく知らなかったので。

(「時はいつも蜻蛉」というフレーズとか(大貫妙子さん歌唱)「River In The Ocean」(THE BEATNIKS「ちょっとツラインダ」も)、「空気吸うだけ」の歌詞にもいろいろもの思うなぁ…)

幸宏さん出演でLOVE TOGETHER BAND またやってほしいな。

幸宏さんの曲、今の若者にも届いてほしいなと思った。若い人が聴くと特にきゅっとくる曲が多いような気がした。

矢野顕子さんは映像での登場。「仕事を終えたぼくたちは」歌詞がぐっと迫ってきた。矢野さんのコンサートでもやらないかなぁ。

高野寛さん作詞の「WATERMELON」もそうだけど、幸宏さんをイメージした歌詞なんだよねぇー作詞者が歌うことであらためて不在の高橋幸宏像がたちのぼってくる不思議。「WATERMELON」はあらためて名曲。

幸宏さんまったく関係なくて恐縮ですが、高野寛さんとスカパラのトランペット担当NARGOさんって、ちょっと似てるなぁと思った。温厚そうな雰囲気の内面に熱いものがある感じが。


ドラマの影響

2022年11月19日 | テレビ・ラジオ・映画など

11月16日19時半からやっていたNHK「クローズアップ現代」をたまたま観て、なんだか歯がゆいなあと思った。

無実の逮捕なぜ~狙われた中小企業 300日の記録~ - NHK クローズアップ現代 全記録

番組中では、逮捕の定義がいかに当てはまらないかの技術的説明に長く時間が割かれていたのだけど、いやいや視聴者の関心はそこじゃないだろうと思った。タイトルにひかれて観続けたのに肩透かし。

「狙われた中小企業」と言うからには、「警察が」「大企業ではなく中小企業を選んで」「意図的に逮捕した」という意味だと思うけど、番組中での具体的な言及は無し。その理由への追及も無し。

まぁ、こんな事件があったことも知らなかった視聴者(私)に、「なにかがおかしい」と思わせる意義はあったと思うけど。

製作者側の「察して」を感じて勝手にいろいろ想像してしまうのは、内容は全然違うけど、テレビ局が舞台でもあるドラマ「エルピス」の影響かなぁ…

観ようと思ったきっかけは「長澤まさみ4年ぶりの主演ドラマ。落ち目の女子アナ役」で、コメディーだと思っていたのだった。

かつての鈴木保奈美主演「ニュースの女」(美少年だったタッキーも出ていた)を思い出したり。ああいうタイプの主人公像って好きなのよねーなどと。

タイトルの「エルピス」もエルビス・プレスリーをもじったのかなぁ、などとまったくとんちんかんな連想をしていた…

ということで、「カルテット」「大豆田とわ子と三人の元夫」の佐野亜裕美プロデューサーに脚本渡辺あや、そして演出大根仁、音楽大友良英という豪華スタッフによるものと後で知ってびっくり。

今のところすごくおもしろい。最後までおもしろいことを祈る。


就活ほか

2022年11月18日 | 昔はなかった言葉

確証はないのだけれど、就職活動のことを略して「就活」とは言うようになったのは今世紀に入ってからではなかろうか。

30年前は略さず「就職活動」と言っていた、と思う。

(恥ずかしながら、自分はろくに活動せず現実逃避していたので記憶が薄い…)

さらにもっと前は「就職」と「活動」も結びついていなかったのではないか。

学卒であっても「職探し」とか?

昔の映画とかテレビドラマとか観れば分かるかな。

「活動」という言葉には、計画的に順を追って事を進める意味合いが感じられる。

さらに「就活」という略語には「ゲーム感覚」が付与されたように感じられる。攻略法があったり、仲間内で情報を共有したり。「活」略語の元祖?学校時代の「部活動」略して「部活」と似た意味合いもあるのかな。目標に向かって全力投球な人もいれば、いやいややらされている義務的なイメージもあるような。

「婚活」「妊活」「終活」といった言葉も「就活」から派生したものと思われる。

計画的に順を追ってポイントを攻略する人生…自分には無縁だな…終活くらいはちゃんとしたいものだが。

一方、ライフステージにまつわる大きなことでなくても、昨今は様々な活動に「活」が応用されている。「就活」から「部活」という言葉を思い出して、趣味的活動に当てはめた感じかな。

(「就活」と「部活」の中間点に「パパ活」という言葉があった気がする…誰が言い始めたのだろう...)

うまいのもあれば無理やりでヘンなのもある。

「タピ活」(タピオカ)は定着したのか?

「サ活」(サウナ)は、ほかにサがつく言葉のブームが始まったら混同してしまいそう。

「腸活」(腸内環境)とか健康にまつわるものも結構あるような。

「ポイ活」(ポイント)は、「ポイッ」という語感が、ちまちまポイントを集めていく活動内容に合っている気がする。

「ヌン活」(アフタヌーンティー)はダメ。語感が内容と合ってないし、言葉を省略すること自体、人々がアフタヌーンティーに求める優雅さを損なっている。アフタヌーンティーを楽しめるお金も暇もあるのに、「ヌン活」とか平気で言える文化程度なのねと悲しくなる...というのは言い過ぎか。

総じて、一過性のブームとか安価なもの気軽なものに「活」はうまくハマる気がする。一方、不安や苦しみをともなう行為には、略語にすることで、それを軽減して前向きにする作用もあるような。


週報(11/11~11/17)

2022年11月17日 | 週報

ドラマ

「鎌倉殿の13人」

時房が蹴鞠が得意であることで事がうまく運ぶというエピソードがあったが、これはサッカーワールドカップ開幕前を意識してのことなのだろうか…きっとそうにちがいない。

北条政子=岩下志麻というイメージだったので(自分は日本史からしきダメなのだが、うちは日曜夜8時は大河ドラマの家だったので)、小池栄子演ずる政子はいまひとつ影が薄いかなぁ…善戦していると思うけど、周囲の演技巧者ぶりが凄すぎて、宮沢りえ他複数名が一堂に会してのド迫力演技応酬場面では「小池栄子がんばって~」と内容関係なく応援してしまったりしていたのだが。

が、作中の政子は、今の立場にふさわしい器ではないとふるまいに迷っており、そこが、女優小池栄子の立ち位置とも共通している。見た目とかだけでなくそこも計算に入れてのキャスティングだったのだなとあらためて感心しきり。

「君は永遠にそいつらより若い」(津村記久子 ちくま文庫)

再読読了。

「ミュージック・ブレス・ユー!!」よりも、登場人物に降りかかる理不尽さが生々しく暴力的で、初読の記憶があまりないのは、そこで入り込めずにいたのかも。「芥川賞作家のデビュー作」という表層的なところばかり気にしていたのかも。昔は登場人物がいかに自分に近いかが小説に入り込む基準になっていた気がするが、自分が青春時代を完全に抜けきった後だと(30代の頃はまだ青春をひきずっていた…)、もっとおおらかな気持ちで、俯瞰で一人一人の人物が見られるようになったのだと思う。再読してよかった。

今回やっとタイトルの意味が分かったように思ったが、でも、理不尽さを押し付ける者が常に先に老いて弱くなっていくとは限らない。同世代からも、さらには先行世代の負の部分を踏襲して侵害しだす新世代が現れるかもしれない。と思うと、改題前の「マンイーター」のほうが合っているかな…タイトル買いするならやっぱり改題後のほうがいいか。

この小説、そういえば映画化していたなと検索したら、ビジュアル的には違和感なく、これは良い映画かもと思った。でも映画だといろんな意味で生々しさが増して辛いかなぁ…

津村記久子原作では「つまらない住宅地のすべての家」がNHK夜ドラ枠で昨日最終回だった。(録画した昨日の2回分はまだ未視聴。これから観る。)

この小説は傑作だ!とブログに書いていたにも関わらず、詳細はかなり忘れてしまっていたのだが、おもしろく観た。脚色上手だなぁー。かなり入り組んだ設定、展開だけど、きっと何も知らずに観ても分かりやすかったのではないかと思う。特に好きだったのは夏川結衣演ずる山崎さんとみづきちゃんが「です・ます」調でお話するところ。

NHKでは紅白歌合戦出場者発表があったが、K-POPは全然分からないなぁ…King Gnu は律儀だなぁ...くらいかな...観るけど。

週報ではちょっとしたことを書いていくはずだったが、長くなった。これだったらカテゴリー分けした方が良かったかな…


週報(11/4~11/10)

2022年11月10日 | 週報

ニュース

11/8 皆既月食 合わせて442年ぶりの天王星食も。

442年前とは安土・桃山時代ということで、11/6の「ぎふ信長まつり」におけるキムタク映像がこのニュースでも使われていた。

このキムタク信長の騎馬行列は明るい芸能ニュースで、特にファンでもない自分も「スター」人気健在が嬉しかったのだけど。

ジャニーズ事務所関連ニュースが相次ぎ「タッキー役職退任・事務所退所」「King & Prince から3人脱退・退所表明」に驚き。ミーハーそのものだが、その後の動向に注目。

映画

「アムステルダム」

シネコンで上映中の映画を検索したら、洋画もやっていることを知り、豪華キャストで良作らしいのと、両大戦間の時代背景もまぁおもしろそうと思って観てみた。

見ごたえがあっておもしろかったのだけど、今、自分がこの映画を観る必然性は、なかった、かなぁ…あえていえば「国家と個人について考える」ため?

「ミュージック・ブレス・ユー!!」読了。

きっかけは、本棚をちょっと整頓していたら見つけて「青春」の文字に魅かれて。

たまたま自分が同時に観ていたからだけど、全然違う話ながら、今やっているドラマ「エルピス」のベースにあるものを共有しているなーなどと思う。

この本の初出は2007年だそうだけど、最近問題になっているようなことの芽が小説中の高校生活のあちこちで現れていて、登場人物たちはそれを見過ごしたままではいられないのだ。


超えている

2022年11月08日 | にわかフィギュアスケート

フィギュアスケート熱も一段落かなと思いつつ、遅ればせながらグランプリシリーズの映像をちょこっと観て、やっぱりスケート、いいな、と思っていたところだったのだけど。

録画を観るためにテレビをつけたらちょうどNHK「ゆう5時」、浅田真央さんが出演していた。

真央さんの話題は後半とのことで、しばらく録画を観た後、また「ゆう5時」に戻ると、ちょうど、アイスショーの映像が流れた。

男性とのペアによる「シェヘラザード」、ほんの数十秒の映像だったかもしれないけど、魂撃ち抜かれた。次の「幻想即興曲」だったか、群舞もステキだった。

自身の企画によるアイスショー「サンクスツアー」終了後、次は「BEYOND」というタイトルで新たなショーを興行していること、そこでペアの演技にも挑戦していることは、なんとなく見聞きして情報としては知っていたのだが、個人的には大きな感慨はなかった。

やっぱりスケートが好きなんだなとか、そのくらい。

サンクスツアーの時のニュース映像などを見ると、やっぱり現役時代から時間が経って、体形もすっかり大人の女性になっているから、同じプログラムでも雰囲気は違うなー、かつての真央ちゃんイメージを求めている人には厳しいかもねー、などと実は思ったりもしたのだったが。

今日見た映像で、あらためて真央ちゃん(とあえて呼んでしまう)はすごい人だ!と心震えた。生きながらの伝説ですよ。いやほんとに。同時代に居合わせていることがほんとうに嬉しい。

まさに「BEYOND」、多くの人の心に残っている過去の真央ちゃんをさらに超えている。30代の今の真央ちゃんだからこその大人の魅力と表現力。スケーティングの美しさ。

「今」自分がやるべきことがしっかり分かっているんだなー。

サンクスツアーの時とプログラムも全部変えているってすごくないですか?

にわかにアイスショー観に行きたくなってしまった。

とりあえず、思案中のエアウィーヴのマットレス、思い切って買っちゃおうかなー(スポンサー応援)

11月11日BS1で「私を超える」という密着番組があるそうで、録画予約。


週報(10/28~11/3)

2022年11月03日 | 週報

なんでも忘れていくので、週に1回メモを書いていこうかなと。

木曜日辺りの更新を予定。

テレビ(定期)

「鎌倉殿の13人」(日曜)「エルピス」(月)

「舞いあがれ!」(月~土)「つまらない住宅地のすべての家」(月~木)

テレビ(録画)

「旅するためのスペイン語」(前期分18 グアテマラ 色鮮やかな民族衣装)

身近な嗜好品に中南米先住民族の言葉が→マテ(茶)、チョコレート、カカオ、ワカモレ、タピオカ

「旅するためのフランス語」(4 今月のおさらい)

パリ・ブレストづくりを習った菓子職人の人の言葉(だいたいの感じで)

菓子作りのアイデアを音楽から得ることもある。たとえばイチジクのタルトにはロックの魂が入っている。イチジクを切るとパンクの髪型を思い出す(笑)

「幸福はただ私の部屋の中だけに」(森茉莉 早川茉莉編 ちくま文庫)

「しないことリスト」(pha だいわ文庫)(再読)

「ミュージック・ブレス・ユー!!」(津村記久子 角川文庫)(再読)

「やりなおし世界文学」(津村記久子 新潮社)

(読了 いわゆる古典名作だけでなく、SFや児童文学もたくさん入っている。著者自身の創作の源も感じられたり。思っていた以上におもしろかった。

ラジオ

「まいにちロシア語」(応用編)でチェーホフの「三人姉妹」に興味が。

時が流れること、老いていくこと…若い頃よりも今読むほうがぐっとくる内容なような予感。


味変

2022年11月03日 | 昔はなかった言葉

ふいに思い付いてカテゴリーを追加してみる。

こんにち当たり前のように使われている言葉の中に、昔は無かった、こんな使い方はしなかったと思うものがいくつもある。

たとえば「真逆(まぎゃく)」。「正反対」という言葉がすでにあったのに、いまやこちらのほうが席巻している。理由は謎。

「昔」というのは自分が若かったころということで、とりあえず、21世紀になってから使われ始めたのではと思う言葉を、思い付いたら記録していこう。

自分が知らなかっただけというものもあるかもしれないけど、少なくとも普通に日本語を使っている自分のところまで届いていなかったということは、一般的ではなかったということでー

今日ふと思いついたのは「味変(あじへん)」

薬味などを足して味を変化させるという意味でのこの言葉、割と最近になって一般的になったような気がするのだが、どうだろう。

出所は漠然とラーメン業界のような気がするが、たとえば「替え玉」はラーメン屋で知った言葉だけど、「味変」はあったかなぁ…

味を変化させる行為自体は昔からあったのか、それとも、最近の人は単調な味には飽きてしまうからという嗜好の変化があったのか。

ブロガーかユーチューバーか、誰か最初に使い始めた人が特定できそうな気もする。

メモ程度のつもりだったのに、考え出すと深みにはまるな…


10月に観た映画など

2022年11月01日 | テレビ・ラジオ・映画など

大きなシネマコンプレックスで今上映しているのがほぼ邦画で、ぜひ観たい!というものがなかなか現れないのが寂しかったりもするのだが。

ちょっともう記憶が遠くなってしまったが10月某日

シネコンの大劇場で「川っぺりムコリッタ」(荻上直子監督)を観た。

荻上監督といえば、私には「かもめ食堂」「めがね」のイメージで止まっている。

今回観た主な理由は「富山ロケ」。

川べりやお寺や空の風景が美しく、セミの声とか「やっと夏が終わった」頃に観たせいもあって、夏のあれこれを懐かしく感じた。

モーモーちゃんの「とやまの牛乳」もさりげなく登場。

毎日イカの塩辛にごはんだと塩分過多にならないかと思うけど、若いからいいのか。

劇中、満島ひかりが妊婦さんの生々しさへの違和感を語る場面があったけど、それが、監督からのこの映画への釈明のようにも感じられた。

「死」とか「散骨」とか考えれば考えるほど重いテーマだが、そこもファンタジーっぽくふわっとした印象で描かれている。

それを良しとするかどうかで評価はだいぶ変わってきそう。

塩辛になる前のさばいたイカのアップ映像なんかもあって、リアルな生々しさを見せたかったのかもしれないけど、なぜかピカピカきれいに見えた。

私も生々しいことは苦手だけど、かといって、生きるとは生々しいこと。そのへんの折り合いの付け方は難しい。フィクションの中へのリアルの折り込み方がうまくいってなかったかな、と、個人的に愛着持てる感じではなかったというか。

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「ほとり座」は上映期間が短く、タイミングが合わないことが多く残念。

ノルウェー映画だったか「わたしは最悪」というのがおもしろそうだったのだが、すぐに終わってしまった。

矢野顕子さんの楽曲「LOVE LIFE」から生まれたという同名の映画、シネコン上映が終わった後、ほとり座でもやっていたのだが、やっぱり観に行けずに終了。

予告を観る限りでは、絶対観たい、という感じではなかったから、まぁ、いいか…と。

私が、矢野さんの楽曲をフィーチャーした映画をつくるとしたら、違った側面からアプローチするなー、などと、ファンの対抗意識?か妄想が飛躍する。

最近、森茉莉のエッセイに励まされているせいか、やんちゃでファンキーなおばあちゃんが主人公の映画はどうだろう、とふと思う。

(ピアノということでフジコ・ヘミングさんのイメージが混じってきているような気もするが)

日本少女ならぬ日本老女…と書くと字面があんまりだから、永遠のJAPANESE GIRLってことで。私の魂のテーマ曲「The Girl of Integrity」は主人公が颯爽と登場する場面に使いたいですね。


9月の終わりに観た映画

2022年11月01日 | テレビ・ラジオ・映画など

どういうわけか10月はまた書かないままに過ぎていった。

「ほぼ日5年手帳」は毎日書いているのだが。(3日まとめて書くということもあるが)

気負わずさらっと書いていこう。

9月から10月にかけて結構映画を観た。

「ほとり座」で「フランス映画週間」というのをやっているのに気づき、初めて赴いてみた。

平日というか空いてそうなら予約は要らないということが分かって敷居が低くなった。

簡単に感想を。

「みんなのヴァカンス」(ギヨーム・ブラック監督)

久々に観たフランス映画、現代の若者および周辺の事情も分かってすごくおもしろかった。これ、舞台を日本にして翻案してもいけそう。坂元裕二脚本っぽい感じで。昔はフランスものを日本で換骨奪胎すると「オシャレ」しか残らなかったような気がするけど、今は人種貧富等社会問題のベースも共有されてきているから、舞台を変えてもそのまま再現されそう…

あそうそう、登場人物が着ているTシャツが印象的だったのはこの作品だったかな。そのうちの1枚は「おおかみこどもの雨と雪」。日本アニメ浸透してるのね。

おもしろかったので、この監督の作品を続けて観てみた。

「やさしい人」

監督の長編第一作とか。これはちょっとヘタに日本で翻案するととんでもないことになりそうな、うわぁ...という展開が。監督の個人的趣向というかクセというか創作欲求の源が分かったような。

そうそう、出てくる犬がものすごくお利口で、このワンちゃんが見られただけでも元が取れた気が。

残念ながら観られなかったのが「女っ気なし」という劇場デビュー作。原題は「女のいない世界(un monde sans femmes)」。ここから「女っ気なし」という邦題を導き出す日本語力はすごい。

(逆に「みんなのヴァカンス」の原題は「接触」「衝突」という感じのビシッとした単語だからちょっとなぁと思うが、内容からはこれしか付けようがないか…「やさしい人」はいっそう「?」なタイトルだが、原題は「トネール」という町の名前で日本人には分かりにくいからしょうがない。)

ほかに「勇者たちの休息」(夜勤明けで半分眠ってしまった…)「7月の物語」を観た。

「フランス映画週間」で、ほかには「彼女がいない部屋」(マチュー・アマルリック監督)を観た。

予告を見るだけだと、悪い意味でのフランス映画イメージの辛気臭い気取った映画だったらどうしようという不安があったのだけど、良い方向に裏切られ、すごくおもしろかった。

ピアノの音が印象的だった。