2009年年越しに見ていたテレビ番組はやはり「第60回(!)紅白歌合戦」~「ゆく年くる年」であった。
NHKの人の努力に水を差すようで悪いけれど、全体に舞台セットや演出が凝りすぎなのではなかろうか。
バックスクリーンにいろんなものが映し出されるのとか、その場で見てる分には遠くの席からも楽しめていいのかもしれないけど、テレビだと、なんだかうるさいし、切り替えが速くて疲れる。
また全体に舞台上の人数が多すぎるー(AKB48の人文字は面白かったけど)
どの人のステージもバックダンサーは半分くらいでいいんではないか。
素人(?)合唱団の面々がずらーっと結構アップで映るのも、知り合いじゃないこちらにとっては「勘弁してくれぇ」(出演者の方すみません)という気分になる。
いやどれもこれも視聴率回復のために一生懸命考えられた策だとは思うのだけれど(出演者を増やせばとりあえず関係者は見る)、やっぱり基本は出場歌手本体の魅力と、あと司会の力量(歌の前奏に重なる口上、歴代司会者はやっぱりうまかったんだなぁと実感)ではなかろうか。
とはいうものの、今回もっとも印象に残ったのは、紅白過剰演出の代名詞(?)、美川憲一と小林幸子だったんだけど。
『さそり座の女』インド・バージョンは、「よくぞ思いついた!」摩訶不思議なくどくどしさがぴったり。これ以上はなかなかないんじゃないかしら。
小林幸子の「衣装」も、これまでは、すごいとは思うけど、なんだかね…って感じだったけど、今回の、本人を模した巨大菩薩像(?NHKでは後日「メガ幸子」と呼んでいた)の手のひらで歌う小林幸子、万葉集のいにしえをテーマにした曲にも合ってるし、巨大化する必然性がちゃんとあるし、これまでで最高!と思った。
(両者とも最高の今回で打ち止めにしたほうが、とも思うけど)
後、ごく個人的には
ポルノグラフィティ
(毎年なぜか紅白でいいなーと思う。ああいうスタイルでありながら自己陶酔しないでちゃんと和み発言できるところがいいんだな(何言ったか忘れたけど))
aiko
(朝の連続テレビ小説主題歌っていうのもあるけど(結構好きなのだ)、お人形さんみたいなワンピースでかわいく見えた。本人30半ば?と思うとかわいいと言っていいのか迷うけど)
と、やっぱり氷川きよしはもはや老若男女が納得する紅白の顔。『ときめきのルンバ』赤いバラ付のあの衣装も紅白向きでいいんだよねー
あ、遊助も旬の人の勢いを感じた。そういうのってある。
えーとあと、スーザン・ボイルさん、噂で聞いていただけで You Tube も見てなかったんだけど、あの第一声には、やはり、はっとさせられた。なるほど。
映像で映ったお母さんがすごい美人だったので、母と娘の関係に勝手に想像力をかきたてられた(お母さんのことが大好きなだけに、無意識に自分を抑圧していたのかな?とか)その辺りのインタビューとかあったら読みたいな。
矢沢永吉登場は、yahoo のニュースで事前に見てしまったので、全然驚かなくて残念だった。知らないでふいに出会うって大切。
アリスのステージでの盛り上がりもそうだけど、今いちばん元気なのはいわゆる団塊の世代(とそのちょっと下)なんだなと、理屈でなく実感した。
(なので、うーむ、これまで紅白の熱心な視聴者であったであろう、それより上の人は、なんとなくしらけてしまわないかなー、紅白離れが進むのではないかと個人的に危惧)
さて、今回のジャニーズ事務所勢の攻勢(ごり押しっていうのか)も、芸能ミーハーでない、正しい視聴者には説明が難しいところだ。
(とりあえずうちの親に説明するのは難しい)
こども歌合戦でボーイ・ソプラノの男の子まで擁立していたのには驚いた。
注目の嵐登場で、相対的に古株SMAPにはさらに上の待遇をするっていう雰囲気も感じた。
…ああ、そこで、おそらく想定外だと思うけど「格好良くないキムタク」映像の数々について考察したいところだが、それはまた後述。
(↑「国民的いい男」の登場と継続を願う私としては、ガッカリなことなのである)
そうそう、今回も連続で白組が優勝だったけれど、それは今の審査員公募制だったら当然ではなかろうか。白組の誰かのファンという女性が圧倒的に多いのではないか。(男性の場合、なぜかアイドルおたくの人でもわざわざ審査員になろうとする人は少なそうな…)
…NHKの人も気づいていないはずはないと思うけど…
あ、今回「歌の力」というテーマソングがつくられ、その企画を聞いたときは「ああ…また空回りを」と思ったのだが、さすが世界の久石譲、いい曲でよかった。
(くどいようだけど、合唱団勢ぞろいはこのうたの披露のときだけでよかったのでは…)
…と、自分でもなぜ紅白についてこんなに長々と書いてしまうのか分からないけれど。
真の国民的歌番組への期待っていういうことかなー
ま、個人的に、後で読むと面白いってことでー。
NHKの人の努力に水を差すようで悪いけれど、全体に舞台セットや演出が凝りすぎなのではなかろうか。
バックスクリーンにいろんなものが映し出されるのとか、その場で見てる分には遠くの席からも楽しめていいのかもしれないけど、テレビだと、なんだかうるさいし、切り替えが速くて疲れる。
また全体に舞台上の人数が多すぎるー(AKB48の人文字は面白かったけど)
どの人のステージもバックダンサーは半分くらいでいいんではないか。
素人(?)合唱団の面々がずらーっと結構アップで映るのも、知り合いじゃないこちらにとっては「勘弁してくれぇ」(出演者の方すみません)という気分になる。
いやどれもこれも視聴率回復のために一生懸命考えられた策だとは思うのだけれど(出演者を増やせばとりあえず関係者は見る)、やっぱり基本は出場歌手本体の魅力と、あと司会の力量(歌の前奏に重なる口上、歴代司会者はやっぱりうまかったんだなぁと実感)ではなかろうか。
とはいうものの、今回もっとも印象に残ったのは、紅白過剰演出の代名詞(?)、美川憲一と小林幸子だったんだけど。
『さそり座の女』インド・バージョンは、「よくぞ思いついた!」摩訶不思議なくどくどしさがぴったり。これ以上はなかなかないんじゃないかしら。
小林幸子の「衣装」も、これまでは、すごいとは思うけど、なんだかね…って感じだったけど、今回の、本人を模した巨大菩薩像(?NHKでは後日「メガ幸子」と呼んでいた)の手のひらで歌う小林幸子、万葉集のいにしえをテーマにした曲にも合ってるし、巨大化する必然性がちゃんとあるし、これまでで最高!と思った。
(両者とも最高の今回で打ち止めにしたほうが、とも思うけど)
後、ごく個人的には
ポルノグラフィティ
(毎年なぜか紅白でいいなーと思う。ああいうスタイルでありながら自己陶酔しないでちゃんと和み発言できるところがいいんだな(何言ったか忘れたけど))
aiko
(朝の連続テレビ小説主題歌っていうのもあるけど(結構好きなのだ)、お人形さんみたいなワンピースでかわいく見えた。本人30半ば?と思うとかわいいと言っていいのか迷うけど)
と、やっぱり氷川きよしはもはや老若男女が納得する紅白の顔。『ときめきのルンバ』赤いバラ付のあの衣装も紅白向きでいいんだよねー
あ、遊助も旬の人の勢いを感じた。そういうのってある。
えーとあと、スーザン・ボイルさん、噂で聞いていただけで You Tube も見てなかったんだけど、あの第一声には、やはり、はっとさせられた。なるほど。
映像で映ったお母さんがすごい美人だったので、母と娘の関係に勝手に想像力をかきたてられた(お母さんのことが大好きなだけに、無意識に自分を抑圧していたのかな?とか)その辺りのインタビューとかあったら読みたいな。
矢沢永吉登場は、yahoo のニュースで事前に見てしまったので、全然驚かなくて残念だった。知らないでふいに出会うって大切。
アリスのステージでの盛り上がりもそうだけど、今いちばん元気なのはいわゆる団塊の世代(とそのちょっと下)なんだなと、理屈でなく実感した。
(なので、うーむ、これまで紅白の熱心な視聴者であったであろう、それより上の人は、なんとなくしらけてしまわないかなー、紅白離れが進むのではないかと個人的に危惧)
さて、今回のジャニーズ事務所勢の攻勢(ごり押しっていうのか)も、芸能ミーハーでない、正しい視聴者には説明が難しいところだ。
(とりあえずうちの親に説明するのは難しい)
こども歌合戦でボーイ・ソプラノの男の子まで擁立していたのには驚いた。
注目の嵐登場で、相対的に古株SMAPにはさらに上の待遇をするっていう雰囲気も感じた。
…ああ、そこで、おそらく想定外だと思うけど「格好良くないキムタク」映像の数々について考察したいところだが、それはまた後述。
(↑「国民的いい男」の登場と継続を願う私としては、ガッカリなことなのである)
そうそう、今回も連続で白組が優勝だったけれど、それは今の審査員公募制だったら当然ではなかろうか。白組の誰かのファンという女性が圧倒的に多いのではないか。(男性の場合、なぜかアイドルおたくの人でもわざわざ審査員になろうとする人は少なそうな…)
…NHKの人も気づいていないはずはないと思うけど…
あ、今回「歌の力」というテーマソングがつくられ、その企画を聞いたときは「ああ…また空回りを」と思ったのだが、さすが世界の久石譲、いい曲でよかった。
(くどいようだけど、合唱団勢ぞろいはこのうたの披露のときだけでよかったのでは…)
…と、自分でもなぜ紅白についてこんなに長々と書いてしまうのか分からないけれど。
真の国民的歌番組への期待っていういうことかなー
ま、個人的に、後で読むと面白いってことでー。