宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

まだまだ聴きたいのー

2018年05月16日 | 音楽
(遅くなった。5/31記)

新緑が光を反射して眩しい5月16日
矢野顕子リサイタル2018@長野市芸術館メインホール
へ行ってきました!

北陸新幹線効果で長野までも公共交通機関で日帰りできるようになったのである。
日中は、善光寺近くのカフェにて、本棚にあった『ペンギニストは眠らない』(糸井重里 角川文庫版)を手に取り、しおりが挟んであったページを開くと「私も矢野顕子が好きだけどね。」の一文が。(^^)/
(YMOがロスで人気ってことだけどという文章に続いて)
(ついでながら、文庫帯裏にあった女優さんの顔写真入り『探偵物語』/『時をかける少女』の二大角川映画の宣伝が一瞬タイムスリップしたかのように懐かしかった。)

会場の長野市芸術館は久石譲氏が芸術監督なのだそうで。新しくてきれいなホール。
矢野さんの演奏はやっぱりとてもステキでした。来てよかった(^^)
個人的には「風をあつめて」「いいこいいこ」「中央線」と久しぶりに聴いた曲がやっぱり良かったなー。
「風をあつめて」が、ほぼ半世紀前の曲であることにびっくりしたり。(でも全然古くならない)
「おかあさんもほめられたい」と歌う「いいこいいこ」に、「自分が(母を尊重していないと)責められているみたい」と言っていた娘の美雨さんが、いまや一児の母という話があったり。
フェスで歌った「ふりむけばカエル」をNHK「みんなのうた」でリアルタイムで聴いていたという人がほとんど?いなかったという話とか。
(これに関しては、「みんなのうた」の放送時間帯に問題が?とか、当時幼少だった世代が、ちょうど今フェスやらコンサートやら私的楽しみに行きづらい年代なのかなと思ったり)
月日の流れを感じてしんみりすることが多かった。

大きなホールの客席は、盛況ながらも、やっぱり平日は厳しいのか、後方ほぼ空席で。
そのためか、安室奈美恵さんの引退ツアーの話をしながら「私も・・・(引退ってことにすれば客が押し寄せるのでは?)」とおっしゃる矢野さん(^^;
そんな閉店セール詐欺の店みたいな(^^;

中年以降も現役で、はっきりと引退表明した人って、二葉百合子さん(でも今もたまに出ておられる)とシャープスアンドフラッツの原信夫さん(この引退ツアーは行きたかった)くらいしか知らないなー。

前回は新曲が中心だったから、今回、久しぶりの曲を聴いて、また聴きたい曲、まだ聴いたことがない曲、聴きたい曲がごまんとある(五万は慣用句?)ことにあらためて気づかされた。
時間は限られているけれど、まだまだまだお願いしますーと思ったことであった。

セットリスト
汽車に乗って
ごはんとおかず
Soft Landing
横顔
六本木で会いましょう
風をあつめて
いいこいいこ(Good Girl)
Welcome to Jupiter
中央線
夕焼けのなかに
津軽海峡・冬景色
春咲小紅
ひとつだけ
EC1ラーメンたべたい
EC2ごはんができたよ

(そうそう終了予定20:30となっていて、ふだんのコンサートより2曲分くらい少なかった印象。もっと聴きたかったー)

ふと思ったが、1コンサート1ジャンルの歌だけ歌うというのはどうかな、などと。
「動物編」「食べ物編」「家族編」「『愛』がタイトルに入ってるうた」「ご当地ソング(津軽から木星まで)」「Girl」「大人」・・・今テキトーに挙げただけだけど、もっと素敵にジャンル分けできるかも。

終助詞の豊かさ

2018年05月05日 | 日常の記録
4月6日のブログタイトルを「今を生きるよ」とした。
「今を生きる」だけだと堅苦しいけど、「よ」を添えることでやわらかくなって、ちょっとお茶目な感じも出て、いいんじゃない? と思いつきながら自画自賛。
お茶目感を演出することについては、若干の気恥ずかしさがあるが(^^; 文字一つで印象が変わるのはおもしろい。

「よ」だけではなく、他にもいろんな文字をつけられる。
「今を生きる
「今を生きる
「今を生きる
「今を生きる
「今を生きる
「今を生きる
「今を生きる

それぞれ言葉を発する人の感情やキャラクターの違いが感じられて、あらためて日本語の豊かさを感じる。
日本語文法に疎くて、検索して「終助詞」という用語を知ったのだけど、やっぱり、外国人で日本語の研究をしている人が結構論文に取り上げている。

方言のヴァリエーションも多い。
「今を生きるちゃ」(富山県)
「今を生きる」(長野県?)
「今を生きるねん」(関西?)
「今を生きるんじゃ」(中国地方?)
「今を生きるけん」(九州?)
「今を生きる」(高知県?)
・・・
「?」は聞きかじりでよく分からないので、違ってたらすみません(^^;
でもとにかく方言の豊かさは終助詞の違いによるところも大きいと思う。

キャラクターの特徴付けにも使われる。
(書いているうちに、終助詞ではないものも混じっているような気がしてきたが、詳細は専門家にお任せして(^^;)
「今を生きるっちゃ」(『うる星やつら』のラムちゃん)
「今を生きるでござる」(忍者ハットリくん 他、時代劇の人)
「今を生きるのだ」(天才バカボンのパパ 他、偉い人立派な人)
「今を生きるざんす」(イヤミ)
「今を生きるもんっ」(ぶりっ子)
「今を生きるっす」(舎弟 お相撲さん)

「今を生きる」「今を生きるっしょ」と言う人もいたような気がするが(元SMAPの中居くんか? 関係ないけど「元」って切ないな・・・)、方言かキャラクターかよく分からない。

とにかく思い浮かべてみたらたくさん出てきたので、まとめてみた。
また思いついたら付け足そうっと。

すれちがい?

2018年05月05日 | テレビ・ラジオ・映画など
「わたしの彼は左きき」(浅丘めぐみ)という歌がありますが、
歌詞に「私は右きき すれちがい」とあって、たぶん利き手の違いに、彼と思いがぴったり合わないことへの切ない気持ちを託していて、そこが聴いていて、胸がキュンとするポイントだと思うんだけど、

でもよくよく考えてみると、並んで手をつなぐときはお互い利き手同士だし、向かい合って手のひらを重ねるときも利き手同士が合うわけだから、二人とも利き手が同じよりもカップルとしては理想的なんじゃないかなー

などということを、ふと。
4月27日放送分、NHKBSプレミアム「the Covers『筒美京平ナイト!』」を観ながら思った。
(真心ブラザーズによるカバー)
ウェブサイト

田島貴男さんが歌っていた「女になって出直せよ」(野口五郎)って知らなくて、え、なにどういうこと、とドキッとするんだけど(そういう戦略もあってのタイトルだと思うけど)「いい女になって」ということなのねー

あと「君だけに」(少年隊)って名曲だったのねーとあらためて。
同時代すぎて、かえって観たり聴いたりしていなかった。
(あえていえば、ちょっと後だけど、ニッキの頭の回転の速さと言語能力には刮目していた)
過去映像で、歌いながら踊る3人とも、まったく体幹がブレないことにビックリ。

筒美京平氏の50周年自選作品集が発売していたのを忘れていた。
チェックしなくてはー
(検索したらシティ・ポップス編に「サザエさん/宇野ゆう子」と「或る日/ザリバ」が一緒に入っていた。サザエさんも「シティ・ポップス」か)

金沢の夜

2018年05月02日 | 音楽
5月2日は
東京スカパラダイスオーケストラ
2018 Tour「SKANKING JAPAN」“燃やせ、揺らせ”編
@金沢EIGHT HALL
へ行ってきました!

スカパラのみなさんは、安定の、というか、揺るぎないかっこよさでした!
4月30日にPOP HILLがあって、金沢には4日間もいるんですって。
なんというスケジュール。

私はといえば、最初の曲が終わったところで、バッグに付けていたドリンクホルダーからペットボトルの水が無くなっていることに気づき、しばしうろたえることに・・・
床にもすでに見当たらず、いったいどこへ行ってしまったんだろう~
水分補給ができない-と気になったけど、のど飴を舐めまくって乗り切った!

それと個人的にはちょっと疲れてもいたのかな-
雨の中を歩き回ったからかなー
「闘うように楽しむ」ためには万全の構えが必要だわーとあらためて思ったことだった。
どのくらい疲れていたのかというと、ステージ奥でドラムを叩く欣ちゃんに注目した時に一瞬
「『笑点』の座布団運び山田隆夫氏にちょっと似ている・・・かも」
と思ってしまったくらい。
わー
すぐに打ち消しましたけどー
『リメンバーミー』吹き替え版で観なくてはー
NHK『SONGS』では、声を出しづらいのかなとちょっと心配してたのだけど、金沢シダックスでの沖さんとのカラオケで下準備ができていたせいか?歌もよかったー

観客は見たところ、前方わりと若い女の子が多かったようで、若い男の子もいて、よかったよかった、・・・と思う自分はなんなんだろうと思ったりもして。
おととしくらいの、どーっとハマった時期は気にしてなかったのだけど、どういうファン層だと、よりスカパラがかっこよく見えるのかなとか、考えてしまうと冷静になってしまうな。

でも、最近ファンになった若い人だと、今日が青木さんの命日と言ってもピンとこない人もいるかも。アンコールでさらっと言及しての「ホールインワン」、キレがあって楽しかったなー。もうひとつの候補は「ドキドキTIME」だったそうで、しんみりしない、という方針だったのかな。加藤くんは青木さんとのエピソードをニコニコ楽しそうに話していた。(3人で食事をしたときに、穴子の天ぷらが2つしかなくて、そのうち1つを加藤くんが食べちゃって、こういうときは3等分するものでしょと怒られた、という話。今でもそういうところあるよね、と谷中さんからのツッコミも)
TV出演時のこれまでの活動まとめで、今いないメンバーが映っているVTRが出ると、私なんかはいちいちドキッとしてしまうのだけど、現メンバーのみなさんは普通に対応していて、乗り越えているんだなーすごいなーと思う。

ライブに話を戻して、音でいうと、個人的には、私、やっぱり鍵盤派だわと思った。スカパラ好きは特に管楽器好きが多そうだし、ギター、ベース、ドラムス、パーカッションにもそれぞれ特にぐっとくる人がいると思うけど、沖さんのキーボードがメインにくると、やっぱり特別に嬉しくなる(^^)/

あと谷中さんのMC、時に気恥ずかしく思ったりもするんだけど(^^;「歯を食いしばっても(だったかな?)夢を持とう」というのは心に残った。安定していて近くのことしか見てないと、必ずいじめが起こったり、仮想敵をつくったりしてしまう。遠くを見る、夢を持つって、そういう観点からも大事なのねー

スカパラに関しては、いきなりハマりすぎたせいか、最近は冷めたかなーとか、なんだか恥ずかしいなーとか、スタンスに迷うところもあって、アルバムやTV出演についてもあえて書いていなかったのであった。ライブ中もなんだか前ほど単純に楽しめてない感があったのだけど、こうして書いてみると、ずるずる長くなる(^^; やっぱり好きなんだなー。

恥ずかしながら、というか、「ひめくりカレンダー」も大変気に入っております。
何回見ても楽しめそうないい写真(^^)(梅佳代さんによる撮影)
新しい1日の始まりにカレンダーをめくるっていいものだなと、巷にある日めくりカレンダーの価値についてもあらためて。

(加藤くんによる青木さんとのエピソードでは、『スカパラ入門』にあった、中華屋で飲んでいる時、いきなりチャーハン注文してガツガツ食べてからビールを飲んでいたら「加藤くんさ、そういう飲み方やめてくれないかな?」って言われたというの、好きで忘れられないので書いておこう。新参ファンの私にも人となりがよく分かるような。)