宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

続・名前の不思議/ぼちぼちと・・・

2010年04月27日 | にわかロシア語
『まいにちロシア語』4月23日のページに、ロシア人の名字についての話題がある。
お菓子のメーカーあるいは、フィギュアスケートコーチとして有名な、モロゾフさんという名字は、「極寒мороз」という言葉から来ているのだと知った。
うーん、クールというか冷たそうだなー。
動物名からつくられた名字として、「ゴキブリтаракан」が元になっている名字があるというのに驚く。ロシア人のゴキブリに対する感情は、一般日本人とは違うのだろうか。

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事情により2・3日ロシア語学習から心が離れる日が続いた。
すると、やはり、キリル文字の読み取りに苦労する。
やはり、毎日の慣れは大切。

ふと『まいにちロシア語』に出てくる単語の書き取りをやってみた。
結果はさんざんたるもの。
綴りをしっかり覚えていないからなのだけれど、発音の違いをちゃんと区別していなかったということにも気づく。
英語のLとRと同じように、ЛとР も結構間違えていた^^;
ИとЫ もよく分からない…単語の途中にあるO とA の違いも…このへんは綴りをきちんと覚えるしかないのだろうか。
あと、あせると、まだ、つい、П と書くべきところを、ローマ字と錯覚して(?)Р と書いてしまったりする。N(エヌ)の発音を表したいときにН とИ が混乱したりとか…
英語のアルファベットと似ているだけに、意識していないとつい英語優位になってしまう感じ。
が、逆に、英文を読むときに、Bが入っていると、つい下唇に前歯を当てたくなり(ロシア語ではBはVの発音になるので)、我ながら少々驚いたり。
混乱してるなー。
まぁ、ぼちぼちと、やっていきましょう~。

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以前は、ほんのひとこと聞き取れただけで嬉しかったのだが、やはり、内容を把握できないのはもどかしいものだ。
たまたま見たYou Tube 映像↓
(もっと近日の映像について書きたいところなんだけれど、どれもロシア語がさっぱり聞き取れないもので^^;)

Мишин после КП Cup of Rostelecom 23-25.10.09 NTV+, Plushenko
昨年10月ロステレコム杯後のミーシン氏(プルシェンコ選手コーチ)の談話
http://www.youtube.com/watch?v=VhjUn02SwcY&feature=related

あまり自信がないけれど、1:28ごろ、「新システム новая система(ノーヴャヤ システマー)」と言っている?
(『まいにちロシア語』で形容詞の変化をやったところなせいか、ここだけ敏感に反応。
まだ辞書は持っていないのだが、翻訳サイトで「システム」をロシア語変換してみて、綴りと女性名詞であることが判明)
あと、2:56ごろ、「もちろん、とても嬉しいです。 Конечно, очень приятно.(カニェーシナ オーちニ プりヤートナ)」と言っている。
うーん、これだけしか分からなかった。
コーチはともかく、インタビュアーもプルシェンコ選手のことを「ジェーニャ」と呼んでいるんだな。浅田真央選手のことをTV番組ではみんなで「真央ちゃん」と呼んでいるのと同じかな?(いや違うような気がするけど^^;)
インタビュアーが「おもしろいことおっしゃる」みたいに笑っているのが、ミーシン氏まじめな顔して何言っているんだろうーと気になるー

5月号/単語あれこれ

2010年04月20日 | にわかロシア語
NHKラジオテキスト『まいにちロシア語』4月号はゆとりがあるように感じたので、先週末は『ロシア語のしくみ』該当箇所で、数字の0から9までを覚えようとしてみた。
しかし、昨日5月号を買いに行ってびっくり。急に単語が増えているような。
いや、4月号にしても、基本文は短いけれど、今週から、覚えるべき単語、活用が増えているように思う。
やっぱり、まずは『まいにちロシア語』に出てくる単語を確実に覚えるようにしよう。

さて、テキスト巻末にある読み物、ロシア語通訳者吉岡ゆきさんによる『現代ロシアを通訳する』、5月号タイトルは『SMAP×ゴルバチョフ』だった。
フジテレビ『SMAP×SMAP』の「ビストロSMAP」にゴルバチョフ元ソ連大統領が出演していたというのは、新聞のテレビ欄を見て知ってはいたのだが、見ていなかった。
この番組のこのコーナー、数年前までは、たいしたことないゲスト(?)のときでも、かかさず見ていたのだが、最近はまったく食指が動かなくなっていたのだった。
しかし、ロシア語学習者としてはやっぱり見ておくべきだったかなー。
まぁ、一緒に出演していた通訳者の方の筆によって、内容を知ることができてよかった。

○おもしろいなーと思ったロシア語単語

・『まいにちロシア語』の最初のほうで「水」は「ヴァダー(вода)」というのを学習した。
一方、お酒のウオッカは「ヴォートカ(водка)」。
これが、「水」の愛称で「お水ちゃん」という響きを持つというのに、びっくりした次第。
(ロシア語通訳者だった米原万里さんの本『ロシアは今日も荒れ模様』に出てきた。米原さんのエッセイが人気なのは知っていたが、自分がこれまでロシアに興味がなかったせいか、ちゃんと読んだことがなかった)
日本語でも、「飴ちゃん」とか「お芋ちゃん」とかモノに愛称をつける形は、なんだかいとおしい(もともと関西方面での言葉なのかな?)。ロシア語にはこういう言葉、ほかにもいろいろありそうで楽しみ。

・『まいにちロシア語』本日学習分で、「-е」で終わる中性名詞の例として「海(море)」と「野原(поле)」が出てきた。
こうして並べてみると「海」と「野原」はイメージが似ている。イメージが似ている単語が、韻も踏んでいるとは、美しい詩が生まれる土壌がやっぱりあるのだなぁと(ロシア語の詩は全然知らないのだけれど)、感心した。

名前の不思議

2010年04月20日 | にわかロシア語
まだ前回から1週間経っていないけれども、ここのところのロシア語学習に関してのメモ。

○『まいにちロシア語』4月16日学習事項より
1.ロシア人の名字には同じ家族でも男性と女性で語末の形が変わるものがある。
2.ロシア人のフルネームは、名前、父称、名字の3つの部分から成っている。
親しい間柄では愛称形、敬語を使う間柄では名前に父称をつけた形で相手を呼ぶ。

1について「男性と女性で形が同じタイプの名字もあります」とあり、その例として、Плющенко (ふりがなは「プリュシェンコ」と書かれていた)が挙げられていた。
CDでは発音練習だけだったけれど、ラジオの本放送では、先生がもうひとことくらいなにか言っていたのかな?
プルシェンコ選手のフルネームは
エフゲニー・ヴィクトロヴィチ・プルシェンコ(Евгений Викторович Плющенко)
愛称は ジェーニャ (Женя)
(表記はWikipedia より)
『ロシア語のしくみ』(p91)によると、ジェーニャは(サーシャ、ユーラも)男性にも女性にも使える名前だとか。
愛称プラス名字だけだと男性か女性か判別できないわけで、名は体を表すというか、なんとなく中性的な雰囲気は名前からも伺えるのだなぁと思ったことでした。
で、フルネームから、お父さんの名前はヴィクトールなのね、と分かった。

女性の場合はどうなのか、やっぱりここは、イリーナ・スルツカヤ選手で、練習(?)してみよう。
彼女のフルネームは
イリーナ・エドゥアルドヴナ・スルツカヤ (Ирина Эдуардовна Слуцкая)
愛称はイーラ (Ира というつづりでいいのかしら?)
ということは、お父さんの名前はエドゥアルド。
もし彼女に兄弟がいたならば、その人の名前は
○○(知らない)・エドゥアルドヴィッチ・スルーツキー になる。
(ということでいいのか? 自信ないんですけど…)
あ、スルツカヤ選手はご結婚されてるから、今は名字が変わっているのかな。

それにしても、お父さんのことが嫌いだったりすると、名字プラス父称で呼ばれるのはいやなものだろうなと、ふと思った。
日本でも自分の名字が嫌いという人はいるから、同じようなものか?
お母さんが再婚して名字が変わったら、やっぱり子供の父称も変わるのだろうか。
事情により父親の名前は伏せているという例はありそうだけれど、その場合、子供の父称はどうなるのだろうか。そんなことは許されないのか?
などと、疑問がわいてくるところでは、ある。

今がいちばんいい時期?

2010年04月14日 | にわかロシア語
ロシア語学習に関してこの1週間でやったこと。

○NHKラジオ『まいにちロシア語』CDを聴きながら練習。
今週は、「これは誰?」「これは何?」と否定形を学習。
(いきごんで先取りするとかえって挫折しそうなので^^;ラジオ放送日に合わせて進んでおります)
4月はわりとのんびりした感じで、じっくり発音と文字に慣れましょうという感じなのかな?
なので、今のところ、とても楽しい^^
「これは誰?」「これは何?」のスキットが、小さい男の子の声で言っているのが、リアルな会話という感じでよかった。

○『チェブラーシカ』DVD全話鑑賞。
第2話は、あいさつ言葉がいろいろ出てきて、第1話よりも、言葉を聴き取るという点では面白かった。
(作品としても第2話がいちばんよいと思う。3話以降チェブラーシカの顔かたちが、微妙にかわいくなくなっているような・・・4話があっというまに終わってしまったのには(前にも観ていたはずだけど忘れていて)唖然とした。予算がなかったのかしら・・・)

・「ズドらーストヴイチェ(こんにちは)」には語尾を言わないで「ズドらーストヴィ」(「ヴ」も小さい)という言い方もあるんだな、とか
・「マラヂェーツ」は「すごい、良くできたね」というときだけではなく、「けがをしていなくてよかった」というときの「よかった」にも使うんだ、とか
・『まいにちロシア語』の最初に出てきた「ウらー(かけ声)」というのは、「やったー!」とか「ばんざーい!」というときに言うんだな、シチュエーションが分かった
などなど。

第2話で、チェブラーシカがプラカードに書いてある文字をたどたどしく読む場面があるのだが、むむ、私には全然読めない。(字幕が出てくるので内容は分かったけれど)
「チェブラーシカでさえ読めるのに・・・」と理不尽な敗北感を味わう。
しかし、第4話では、なぜか退行して「文字が読めないの・・・。だから学校へ行く!」という設定になっているのだった。

何度観ても、ほほえましく飽きないし、動詞をちゃんと覚えたらまた聴き取れる部分が増えそうで楽しみでもあるので、またちょくちょく観直してみよう。

○たまたま見たインタビュー映像で、言葉のはしっこを聴きとって喜ぶ。
3週間学習で聴き取れる度合いはいかほどのものか^^;

プルシェンコ選手、ヨーロッパ選手権、優勝後のインタビュー
Plushenko 2010 European Championship Interview after winning↓

http://www.youtube.com/watch?v=9KXwhQYjQ1c&feature=related

・全然分からないながら、ぼわーっと聞いていると「カニェシナ」が多いなーという印象。
「もちろん(конечно)」という意味かー(『ロシア語のしくみ』に出てきた)
・1:00くらいから、「マヤー ジナー」「マヤー スィミヤー」と言っている。
これは『ロシア語のしくみ』でちらっと読んだ、「私の・・・」と言っているのね、と、該当箇所を見る。
と、おお、「私の妻(моя жена)」「私の家族(моя семья)」、テキストどおりだ。(『まいにちロシア語』では4月21日学習事項)
よく聴くと「妻」の前に「ママ」を先に言っているような・・・
・あと、「はじめまして」は「オーちニ プりヤートナ」と、最初に学習したけど、1:50くらいから、「プりヤートナ」と言っている。テキストに「приятноは『うれしいです』という意味」と書いてあるから、「うれしい」って言ってるんだな^^
・『まいにちロシア語』で「もう一度、お願いします(イッショー らース パジャールスタ)」という言い回しが、最初のほうに出てきてなんとなく不思議だったのだが、おお、ここでも、「もう一度」って言っている。上記『チェブラーシカ』でも「イッショー らース」と言っていたのが聴き取れたし、意外に最初に覚えると嬉しい言葉かも。
・最後に「お願いします(パジャールスタ)」も言ってる。「オリンピックのほにゃらら(分からない)をお願いします」って言っているのかな。

ほんとの初学者なので、この程度の聴き取りでも、嬉しかったりする^^

(翌日見直したら、ロシア語のつづりを間違えている・・・キーボードに慣れないもので^^;(それだけではないが)。こっそり直しました。
ロシア語発音の日本語ふりがな(音の区別のためにカタカナとひらがなが混じっている)は、『まいにちロシア語』テキストにしたがっています)

発音は大切だ/まらぢぇーつ!

2010年04月07日 | にわかロシア語
ロシア語学習に関してこの1週間でやったこと。

・NHKラジオテキスト『まいにちロシア語』4月号別売りCDを結局購入。1580円也。

最初は、ロシア語全体の大体の雰囲気だけつかんで、それっぽく発音すればOKかなと思っていたのだけれど、

・ウェブサイトには基本文の音声しかないので、他に出てくる単語を覚えられない。
(単語にカナがふってあるので、それに従って読んでみるのだけれど、耳で聞かないと、記憶が定着しない)
・ロシア語の綴りは、発音どおりに書けば大体合っているらしいことに気づいた。→ゆえに、発音を正しく覚える必要がある。

ということで、遅ればせながら。

先生の声がはっきりしていて男前で好き。
最初の簡単な言葉だけなのかもしれないけれど、基本文をいろんなタイプの人の声(数えたら6回)で繰り返してくれるのもいい。
チャプターの間に入る音楽も好き。
(1回だけラジオの本放送を聴くことができたのだけど、音楽は違っていたような)

・『チェブラーシカ』DVD購入。
もよりのレンタル店の棚からなくなってしまったのは、版権が変わったためなのかしらん。
でも前に観たときに愛蔵したいくらい好きだったので、思い切って買うきっかけになってよかった、かも。
とりあえず第一話だけ観たけど、聴き取りは全然できなかった・・・

・パソコンのキーボード配列を覚えるために、今回はじめて「スクリーンキーボード」なるものの存在を知る。
Windows XP だと、「アクセサリ」→「ユーザー補助」で出てくるとのこと。
このパソコンは Windows 7 なので、どこに入ってるか分からないけれど「プログラムとファイルの検索」で出した。
モニターにキーボード配列の画像が現れるので、それを見ながら入力すればいいらしい。なるほどー。

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『まいにちロシア語』の「単語を発音してみよう」というコーナーには、「タチヤーナ」「プーチン」という人名も出てくる。

「タチヤーナ」といえば、浅田真央選手のコーチもしているタチアナ・タラソワさん。
たまたま拾った You Tube のこれ↓が、かわいいというか感動した。

「浅田真央 2009 国別FS タラソワ解説のみ」
http://www.youtube.com/watch?v=hLqzx9NpFeM

フィギュアスケートで国別対抗って、そんなのあったのね・・・選手のみなさんは楽しそうだからまぁいいのかな。
それはともかく、このときタラソワさんは、真央ちゃんのコーチとして付き添うことはできず、ロシアで実況解説をしていたということらしい。
日本語字幕が入っているのが大変ありがたいです。(でないとさっぱり分からない…)

この3:10くらいからの
(キス&クライにて)真央(画面に向かって手を振りながら):「タチヤ~ナ!」
(おそらくロシア実況ブース)タラソワ:「タチヤーナと叫びましたよ!(すごく嬉しそう)」
以下、真央への絶賛の言葉が続くところに、なんだか、ちょっと胸が熱くなってしまった。

ロシア語初心者としては、字幕と照らし合わせて
「あっ、たしかに『良くやった!』は『マラヂェーツ』と言っている」(『まいにちロシア語』4月6日学習事項)
「『天才』は『うーにっつぁ』っていうのかな?」(ロシア語堪能な方には笑われそう^^;)
「後はさっぱり分からない・・・『美人』はなんて言うのかなぁ・・・」
といったところでした。

女性ライターはフィギュア好き/So Cute! Mirai-chan

2010年04月04日 | にわかフィギュアスケート
これで終わりにしようと思っておりますが、またまた個人的フィギュア関連話

専門的に書いている人は別にしても、オリンピック前後の頃、漠然と思ったことは、「女性ライターには、フィギュアスケートファンが多いなぁ」ということだった。

酒井順子さんは『週刊文春』の『私の読書日記』でたしか、ニコライ・モロゾフ氏の『キス・アンド・クライ』について書いていたし、書評ライター藤田香織さんは『Webマガジン幻冬舎(http://webmagazine.gentosha.co.jp/)』の『だらしな日記』で、オリンピック女子の採点についてヲタ(←本人表記)ぶりを披露していた。

オリンピック前の『婦人公論』で、演芸ライター(でいいのかしら)の浜美雪さんが、長年のフィギュアファンでもあるということで、注目女子選手について記事を書いていたのも、意外だった。

けれど、今回ちょっとフィギュアスケートの世界に触れてみたら、おお、確かに演芸(特に落語)の世界と通じるものがあるではないか! 思うようになったのであった。

技術力と表現力の巧拙が問われるところ、スター性というか各々の持つ個性が人をひきつけるところ、クラシック曲に乗せて高度で端正な技を披露する姿は古典落語の名人さながらって気もするし。

つーか、「これ氷上のお笑い??」っていうおもしろ演目もいろいろあることを知り、なるほど昔は貴族のスポーツだったのかもしれないけれど、いまや広い意味でのエンターティンメントということで、演芸と共通するものがあるのかもなぁと思った。
(明らかに狙った「お笑い」要素は、もしかしたらロシア限定?なのかもしれないけど)

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とはいえ、男子とペアでは割とおもしろプログラムがあるような気がするけど、女子はやっぱり優雅系が多いような。
今は無理かもしれないけど、将来のおもしろプログラム披露を、ちょっと期待しているのが、長洲未来選手である。

未来ちゃん、なーんかおもしろいんだよねー
世界選手権後の、がくんと首をうなだれてる姿、かわいそうなんだけどマンガみたいでかわいかった。
でもって、翌日には Twitter で、You Tube のおもしろ動画を紹介してるっていうのも、なんか高校生らしく立ち直り早くてたくましい。
本人作成の動画「Mirai Nagasu's Olympic Experience」http://www.youtube.com/watch?v=QVRCGNTOjdk
も、素敵なんだけど、コメントのはしばしが、なんとなくおもしろい^^
(本人の「お気に入り」に、紹介していた「フィギュアスケーターでホットペッパー」が入ってる^^; 私は Twitter やってないんだけど、未来ちゃんのつぶやきはフォローしたいような・・・)

優美かつヘンでおもしろい最強プログラムの完成を勝手に楽しみにしております^^。
(でも、大人になったらこの無邪気なおもしろさは消えてしまうのかしらん・・・)
(※後日付記:「ヘン」は語弊がありそうな・・・「お茶目な」プログラムといえばニュアンスが伝わるだろうか)

熱意と愛情と、お金・・・

2010年04月04日 | 
またまたフィギュア関連ですが、読んだ本

『フィギュアスケートに懸ける人々 なぜ、いつから、日本は強くなったのか』(宇都宮直子 小学館101新書)

個々の選手・コーチについての詳細を知りたい人には物足りないのかもしれないけれど、必要不可欠な事項がコンパクトにまとまっていて面白かった。

第一章が伊藤みどりさんと山田満知子コーチの話で始まるのは当然だと思うけれど、最終章に、みどりさんと同年代で現在もアイスショーで活動するプロスケーター、西田美和さんを持ってくるところに、著者の、フィギュア界全体への理解と愛情を感じた。

私は、自分が運動と無縁だったせいもあるけれど、昔は、学校や企業がスポーツ特待生(社員)制度を設けていることに、すごくイヤな気持ちがあったのだった。
(高校野球で新設校がいきなり優勝したようなときとか)

けれど、世界基準で闘っていくためには、そういう金銭・環境面での支援は絶対必要なことだったのだ、ありがとうありがとう本当にありがとう、と評価が急転回した。
(紙面が割かれているのは、中京大、トヨタ自動車、西武鉄道グループ堤義明氏の発案によって始まったプリンスアイスワールド)

小塚家三代の話も興味深かった。佐藤信夫一家との関係も。
個人的には、佐藤信夫さんが、日本フィギュア黎明期になぜ突出して強かったのか知りたいところだ。
(関係ないけど、アイスショーの始まりのところで
「(前略)私も36歳にして、人生初の化粧をし、人前で滑るという恥ずかしいことをやってしまったというわけです」
と語っているところが、(失礼ながら)カワイイーー。
あと、メインの記述ではないんだけれど、佐野稔さんが当時、相当な人気で、女の子からキャーキャー言われていたというのにびっくり。・・・すみません、伊藤みどりさんより前はほとんど知らなかったもので)

フィギュア選手のフィギュア

2010年04月02日 | にわかフィギュアスケート
フィギュアスケート選手のフィギュア人形ってないのかなぁ、と検索してみたのだけれど、なかなか出てこない。
浅田真央選手のお顔をしたお雛様くらい。

マイケル・ジャクソン人形や、オバマ大統領人形みたいなの(もっとつるっとキレイなほうがいいですが)、つくってもいいと思うんだけどなー。
量産してもそれなりに売れそうな気がするのですが。

美しく筋肉が乗った体つきやさまざまなポーズって、フィギュア製作者の心をそそると思うのだけれど(という書き方はなんだか怪しいか・・・^^;)、フィギュア人形おたくとスケートファンは重なっていないのだろうか。
というか、つくれるものだったら私がつくりたいーー

とつらつら思っていたところ

ちょっとこれはすごいですー!

ニコニコ動画
【QP】プルシェンコ作ってみた~やけくそカルメンver~
http://www.nicovideo.jp/watch/nm10227553

はじめは、なーんだキューピーか、と冷めた目で見ていたのだけど、髪の毛をおかっぱに切りそろえた時点で、うわわーカワイイー!! もう目が釘付け。

バンクーバーからのにわかファンって私と同じなのに、すごいわこの製作者の方。
商品化されたら買いますーー
(自分でつくる気はしない・・・大変そうだから^^;)

学ぶことが多い・・・

2010年04月02日 | 
読んだ本

『浅田真央 age15-17』(宇都宮直子 文春文庫)

オリンピック後これをレジに出すのは少々恥ずかしかった・・・

便乗本と違って、早いうちから浅田選手を取材して信頼関係のある著者のようなので、読んでいて安心。
この手の人物ノンフィクションは、対象との距離の取り方が難しいと思う。客観性、冷静な視点という点では、ちょっと感傷的になりすぎかなーと思わないでもないけれど、真央ちゃん(と、ここでは書いてしまう)と長期間接してきて、そうならないわけにはいかないだろうしなー。

個人的に印象に残った箇所

p44:中学進学の際、スケートと学業、どちらを優先させるかというところで、
「舞(いちおう注※真央の姉)には、どっちもやらせて失敗した。両方は体が無理なんだよ、申し訳ないと思っている」
というお母さん、匡子さんの言葉。

→浅田姉妹の仲の良さが不思議でもあったのだけれど、なんとなく(うまく説明できないが)納得した。

p91:真央15歳のときの言葉
「国語を頑張って勉強したいと思ってる。(中略)取材のときも、自分の気持ちをきちんと伝えられるように」

p92:まだこれほど有名でない頃(たぶん世間話の一環として?)、真央に、その頃著者がテーマにしていた生命の有限性について話したというエピソード

→うん、うん、学校へ行く時間がなさそうな真央ちゃんだからこそ、彼女に接する大人は、知的好奇心をかきたて、かつ、こんな大人になりたいなと思わせる人であってほしいな。

p138:うまくいかないときの、試合に臨む心境を、「心に橋が現われる」と語っているところ(冷静なときは現れない)

p175-176:匡子さんの言葉
「あの子は昔、『やります』と言い切っちゃうと、やれなかったときに困るという考え方をしていた。(中略)弱気な発言ばかりしていた。それじゃあ、駄目なんだって。結果は絶対、付いてこない。もっと向かっていかなくちゃ」

→真央ちゃんの、あの常に正直でポジティブな発言は、教育の賜物だったのかー。にわか鑑賞で真央ちゃんに教えられたことはたくさんあるけど、いちばんはこれだった。
(自分で逃げ道をつくる発言、私もよくやっていたんだけれど、ほんとにみっともないことだと、ここ1ヶ月あまりで痛感した・・・)
ほかのエピソードでも思ったのだけれど、子どもは親を選ぶというけど、さすが真央ちゃんが選んで産まれてきただけのことはある(?)すばらしいお母さんだ。

p270:2008年グランプリファイナルのフリーで彼女を奮い立たせたのは、打倒ライバルとかそういうのではなく、愛犬エアロの出産。

→エアロはほんとに特別な存在なのだろうなー。
私はペットを飼っていないこともあって、動物に愛情を注いでいる人がまぶしくもうらやましい。
オリンピックでの「エアロ~ティアラ~こまち~」の呼びかけが、かわいくて忘れられない^^
(「ソチのとき犬が20匹に増えてたら呼びきれない」というのをどこかで見かけて笑った)

オリンピック前の1-2年は、より苦難が大きかったのではないかと思うけれど、このころのエピソードのひとつひとつにも、胸がきゅうっとしめつけられるようで、なかなか読み進められない感もあった。
浅田真央選手のあれこれに感銘を受けている私としては、万事てきとうでサボリがちな自分をいましめるために、この本を座右に置いておこうかと思った。

出遅れたー

2010年04月01日 | にわかロシア語
NHKラジオの「まいにちロシア語」は3月29日から始まっていたのだった・・・

とは言っても、時間帯の関係もあって、聴けそうにないので、これは学習を進めるにあたってのペースメーカーにしようかなと思っているのだが。

で、週に1度くらいは、ここに進捗状況を書き留めることにして、中途挫折を防ごうと思いついた次第。
(と書きながら、これって、以前自前のウェブサイトをつくったときに始めたプルースト『失われた時を求めて』読了計画と同じもくろみ・・・こちらはみごとに(?)中途で止まったままなのであった・・・)

学習を始めるにあたって購入したのは、

・NHKラジオテキスト『毎日ロシア語』4月号
番組ウェブサイト(http://gogakuru.com/ru/r_russian/)で基本文の音声は聴けるので、CDは今のところ購入せず。

それと、図書館で借りた『はじめてのロシア語』は返却してしまったので、とりあえず、全体を見渡すために
・『ロシア語のしくみ』(黒田龍之助 白水社)
基本文が収録されたミニCDがついている。
以前、著者の別の本(世界のいろんな言語を紹介している本)や白水社サイトのコラムなど、楽しく読んではいたのだが、そのときは、まさか自分がロシア語を始めようとは、思いもしなかった。

現段階では
・キリル文字はひととおり覚えた(かなー・・・あやしいけど)
・自分の名前やほかの人の名前いくつかをキリル文字で書いてみた。
(たとえばローマ字だとHで始まるところが、Xになったりして、なかなか新鮮)
・パソコンのキーボード入力にロシア語を追加してみた。
(キーボード配列はまだ分からない)

15年前(と書くとものすごい昔だなー^^;)は、フランス語を熱心に学習していたのだが、この頃困ったのは、学習フランス語でない、生きた音声を聴く機会がなかったことだった。新聞雑誌などのナマなテキストを手に入れるのも(値段も高いし)難しかった。
あの頃を思うと、今は外国語学習者には天国のような環境である。
フィギュアスケートの解説にしても各国版がYou Tube などに上がっている。
で、聴き取り能力を、画像の解像度に例えると、日本語を全体が100%くっきり見える状態とすると、英・仏語は、ちょっと、いや、かなりぼやける感じ、70%、は甘いかなーもっと下か・・・がっかり。が、ロシア語と比べれば、相当に理解できる! さすがに長年(年月だけはね)断続的にでも勉強してきただけのことはある!
ロシア語は今のところ、画像にするとほとんどまっくら。選手の名前と、ジャンプの種類(各国共通らしい)が、ぽつんと1ピクセルずつ点灯する感じ(?)
あとは、「ハラショー」が聴こえるくらい。
うーん、これが、だんだんクリアに聴こえるようになる日がくるのだろうか・・・