宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

4年ごとに振り返る(2)

2022年02月23日 | にわかフィギュアスケート

引き続き北京オリンピックフィギュアスケート競技について覚え書き

ペア(2/19フリー)

日本の三浦/木原組が総合7位、フリーだけなら5位と大健闘。

観ていて気持ちのいい爽やかな演技で、これまでのペアにはない独自の魅力がある、と思う。

日本もカップル競技に力を入れればいいのにとは思っていたけど、正直、上位を望んだり人気が出たりすることは到底ないだろうと侮っていた。本当に申し訳ない。どうせアカンわみたいなキメツケはアカンなと反省したり励まされたり。シングルがいつも大注目だから、ソチ、ピョンチャンと辛かったろうなと思うと、木原選手が報われる結果になってよかったほんと。

そして、金銀銅メダリストの演技はそれぞれすばらしかった!

自分の中で、ペア競技をこんなに集中して観るとは思わなかった。

スイ/ハン(隋/韓)組のファンなので、金メダルをとれて本当によかった!

演技後、熱狂の中国応援席に突然、書の掛け軸が掲げられたのだが(持っていたのはボーヤン・ジン選手だったとか)、ネットによると、書かれていたのは杜甫の漢詩「望岳」の一節だそうで

会当凌絶頂 一覧衆山小

(いつの日か必ずこの山の絶頂をきわめ、周囲の山々を一望に見渡し、見下ろすことにしたいものだ。)

こういう「中国」はものすごくかっこいい!

 

「らしさ」といえば、銅メダルのミシナ/ガリアモフ組のショートプログラムに、古き良きロシアというかソ連というか、とにかく良い意味のほうのお国柄が感じられて、よかったなー。

コーチは、タマラ・モスクビナさんなのですね。にわかフィギュアファンの私は、川口悠子さんが師事していたということで知ったのだけど。検索したら御年80歳とは。

銀メダルのタラソワ/モロゾフ組は、いつからか知らないけど、渦中のトゥトベリーゼ氏がコーチなのですね。

とても美しいペアだけど、印象が暗く感じてしまう。

年配コーチのもとにいる選手のほうが、伸び伸びと明るく育つような気がするな。

・・・というのは女子シングルで感じたことだった。また項をあらためて。


4年ごとに振り返る

2022年02月23日 | にわかフィギュアスケート

個人的に、冬季オリンピック(主にフィギュアスケート競技)は、このブログの里程標になっている感がある。

北京オリンピックについてもさくさく書き残しておこう。

日程をさかのぼりつつ、まずはエキシビション(2/20)

おもしろプログラムをありがとう!の覚え書き

・男子シングル:クビテラシビリ選手(ジョージア)の映画『アラジン』。青塗りでの快演に好感度爆上がり(^^♪

・アイスダンス:スマート/ディアス組(スペイン)のエアロビクス

・ペア:デラモニカ/グアリゼ組(イタリア)の映画『ロッキー』

・アイスダンス:ミシナ/ガリアモフ組(ロシア)のメガネっ娘グルーピーとアイドルギタリスト(?)

アイスダンス・ギレス/ポワリエ組(カナダ)のプログラムが「Vincent」だったのだけど、ゴッホの絵画「星月夜」が氷上にプロジェクションマッピングで映し出される演出が豪華だった。

あっ女子シングル・トゥルソワ選手(ロシア)のジャスミン(クビテラシビリ選手プログラムのサポート)や「ワンダーウーマン」の衣装や、シェルバコワ選手(ロシア)の電飾も印象に残った。

特別演出ではないけど、ネイサン・チェン選手(アメリカ)の「キャラバン」はかっこよかった!

あっそれを言ったらキーガン・メッシング選手(カナダ)を忘れていた!スケートそのものが圧倒的に魅力。ネイサン、キーガンのバックフリップ、大丈夫?とドキッとするけどかっこよかったー。

日本人選手では、宇野昌磨選手のマイケルジャクソンに、ワクワクした! 坂本花織選手、樋口新葉選手は、もっとそれぞれの個性にぴったり合ったプログラムで見たかったかな。坂本選手の「タンゴ・アモーレ」(byエドヴィン・マートン)は、プルシェンコさんがバンクーバーオリンピックで使っていた曲で、個人的には嬉しかったが、坂本さんの良さが引き立たないというか…難しいものですね。

引き立たないといえば鍵山優真選手の「明日へ」(MISIA)には、残念感がいっぱい。鍵山選手の技術と個性がもったいない。こんなタイアップこそ羽生選手にやってもらえばよかったじゃないのよー。(「パプリカ」の振付の人や東京オリンピック開会式でMISIAの衣装をてがけた人がかかわっているとか。)どうせ新しい振付を覚えていられないとかで羽生くんから断られたからじゃないかと疑っている。

羽生結弦選手には、事前に噂されていた「オペラ座の怪人」でなくてよかったと胸をなでおろすばかり。

よく分からないけど、一般の善良な中国人の方々にとって、羽生くんは母国開催オリンピックを美しく印象づけるアイコンになってるわけでしょー。日本におけるジャネット・リン(札幌72)やキャンデロロ(長野98)みたいな感じなのかなーと推察。自然発生なのか意図的なものがあるのか知らないけど。

日中友好の懸け橋として、どうか美しい思い出のままでいてー。

でもさーそれにしても、中国にはちゃんとボーヤン・ジン(金博洋)選手というアイドル性を兼ね備えた選手がいるのにさー。なんだか藤井隆味が増していたように思ったけど、それだけ中国のお茶の間人気もあるってことなのかなーと。母国開催オリンピックをにこにこ楽しんでいるようで嬉しかった。まぁだからこそ、自分に求められる役割として、羽生くんとの絡みを多くしていたのだろうなー…羽生リスペクト衣装じゃない楽しいプログラムやってほしかったなと思うけど…あれは本人の希望なのかな…

エキシビションだけで長くなった。別項でまた。