宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

神プログラムをぜひ

2017年02月19日 | にわかフィギュアスケート
(2/23記 「2月中旬の私」をさくさくと)

去年と比べると相対的にフィギュアスケートを観る時間が少なくなっているんだけれど、四大陸選手権男女シングルは録画してしっかり観た。(地上波で主要選手だけだけど)
以下雑感。

男子は高難度の戦いでめちゃくちゃ大変なことになってきましたねー。
みなさんケガには気を付けていただきたい。
難度が低くても完成度を高めて安定順位を狙うというのもアリだと思う
・・・のは私がスポーツに縁のない人間だからか・・・やっぱり勝負にはこだわるよね・・・
ネイサン・チェン選手はやっぱりバレエ習ってるんですねー。
ジャンプに加えてバレエの基礎もあるというのは最強だなー。
羽生選手は追う立場のほうが本領を発揮できるというか、見てるほうも好感がもてる。(←個人的な意見ですが・・・)
SPのLet's Go Crazy、羽生君比でノリよく踊れててよかったと思ったんだけど、もとから高得点あげてるから、演技構成点には反映されないんだろうなー。
FPでは、音楽との調和という観点からいうと、宇野選手が一番かなーと思った。
個人的にはハン・ヤン選手にもっと個性が活きるプログラムをあげてほしい。
それがどういうものかはよく分からないけど(^^;
あの「非常口マークの人」みたいなスピン、まねしたいと思っているのだった。

女子はいろいろあるんですけど、長洲未来選手の表彰台乗りは良かったなー。
未来ちゃん、体も絞って気迫が伝わってきて、去年に続いてとても良かったのだけど、プログラムがイマイチでなんだかすごくもったいない気がした。去年の『華麗なるギャツビー』(謎編曲謎振付だった)よりはいいけどさー。誰か衣装も含めてトータルプロデュースしてあげてほしいと切に願う。
金メダルの三原舞依選手のういういしさに、同じ年ごろの頃の未来ちゃんを思い出して切ない気持ちになった。バンクーバー・オリンピックの『カルメン』今も覚えているもの。
三原選手の『シンデレラ』も、まさに今の彼女が演じてこその神プログラム。
そういうプログラムに出会えるかどうかも勝負のカギのひとつ、というのが、スポーツとしては独特なところですな。

(浅田真央選手の今年のプログラムは「神」だと思っていたので残念だけど、今季は競技終了のほうが心身の負担が減って運勢的には良いことだったんじゃないかなと外野としてはポジティブに考えてみる)

りんごのお菓子と街

2017年02月14日 | 日常の記録
(2/23記 「2月中旬の私」をさくさくと)

バレンタインデーに向けてのチョコレート商戦にはやや乗り遅れてしまった感があったが、おいしそうなものをみかけたときにはちょこちょこ買ってみたりしていた。
さほどチョコレート好きではないはずなのだけれど、相対的に冬になるとよく食べている。
冬はやっぱり溶けて手がべたつく心配がないところがよいですね。

さて、食べたなかでおいしくてリピートしたもの、それは

ラグノオささきの「ポロショコラ・ドライアップル」

と書こうと思ってラグノオささきのウェブサイトを確認すると「ドライアップル」が無い!?
「おすすめのお菓子」にあるオレンジページとのコラボ企画「森ショコラ」がそれに近い、というか、そのものだと思うんだけど、名前が変わったのかしらん?

ともあれ、2月初旬に「シャンパン」と「ドライアップル」の2種が雑貨店に並んでいるのをみかけ、「オリジナルのポロショコラはわりとよくみるけど、これは初めて」と思い、両方購入。
両方おいしかったんだけれど、ドライアップルは特に、ポロショコラの、時に濃厚すぎると思われる後味を爽やかに中和してくれる感もあって、好きだった。

ラグノオささきさんのある青森県弘前市、ステキなところだったなーまた行きたいなーと思いつつ、その願いはなかなか叶わず。
「田渕由美子さん、陸奥A子さんらが活躍していた頃の少女漫画雑誌『りぼん』の世界」というのが、街の印象としてあって、このフレーズでピンとくるイメージというか、このフレーズが形容詞として流通していた時代が確かにあったと思うんだけれど、いまや読み手にピンときていただくのは難しいかもしれない。言葉を伝えるのは難しい。

路線バスの車窓から見た風景が思い出として残っている。
それは街のケーキ屋さんでショーウインドーを見ながらケーキを選ぶ制服姿の男女二人の後ろ姿で、まぁそういうのは全国どこでも見られる風景だと思うけど、それがなんとなく私にとっての弘前のイメージを統合している。
商店街のお店でケーキを選ぶ男の子と女の子の後ろ姿、という、ノスタルジックに胸がキュンとなるイメージがいにしえの『りぼん』につながっているのかも。

ソウルってそういうこと?

2017年02月11日 | 音楽
(2/23記 「2月中旬の私」をさくさくと)

2月11日は、前にチケットを買っておいたコレ!に行ってきましたー

「田島貴男 弾き語りツアー2017」@北日本新聞ホール

座って聴く弾き語りスタイルは初めてだったけど、こちらも想像以上にすごく!良かったです。
ギターの音色と歌声の「圧」がすごい!
「圧」というのは、ふとうかんだ言葉で、適切じゃないような気もするけど、うまい言葉が見つからない。
ただ「大きい」とか「響く」とかじゃない感じ。
「魂の歌」というフレーズもふと浮かぶ。
あーソウル・ミュージックってそういうことなのかー
・・・などと、何度も書いてますがまったくの音楽シロート、ただ印象だけで語っております(^^;

「田島さんだったらもっと大きい会場でできるのにー(富山でいえばオーバードホールとかね)」という声が開演前からちらほら聞こえてきて、私もそう思うんだけれど、演奏スタイルに合った場所というのも大切だと思う。
北日本新聞ホールはウッディで暖かみのある内装がよくて、規模もいいと思うんだけれど、ほんとは、テーブル席で飲み物も飲めるライブハウスというかジャズバーみたいな、もっと客との親密度が高い場所だと、真価がより味わえるのだろうなーと思った。贅沢ですなー。今回のツアーはそういう会場もあるのかな。

外は寒くて雪も舞っていたけれど、会場はしんと静かな中にも熱量を感じて、うんなんというか、早春の息吹を感じるステージでありました。MCも楽しく、でも曲目を書かないのと同じく、書かないほうがいいかなー。

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帰って、テレビをザッピングするとNHKの『バナナゼロミュージック』というのに長岡亮介さんが。
この番組のレギュラーバンド?には、昨年のオリジナル・ラブのライブでのメンバーが。
あー今年のツアーは個人的には日程が・・・

番組内では暮れの紅白歌合戦において掛け持ちで忙しかったという話をしており、そうそう去年ではなくさらに前、おととしの紅白、個人的にはこの年が去年以上にダメだったと思うけど、そんな中でもったいないくらいすばらしいベストアクトは椎名林檎さんのステージだと思っていたのだったが(家族一緒じゃなくて一人でこっそり見たい感じだったけど(^^;)、あのときの月亭可朝(と番組内では言っていた)は長岡さんだったのかー!へーへー意外。
そういうこともあってか?2年遅れで『長く短い祭』が個人的リピート曲。遅いなー。

タイムカプセル2

2017年02月09日 | 日常の記録
映画『SUPER FOLK SONG ピアノが愛した女。』について

昔観た時の「怖かった」という印象は、慣れない場所でレイトショーで観たせいもあると思っていたけど、違っていた。
記憶は当てにならない。

当時の手帳をめくってみると、観たのは1993年1月21日木曜日。

当時一時的に奈良に居たので、大阪での上映を観に行ったのだった。

手帳の週間ページに日記代わりのメモが。

「休み。起きるのが遅い。
デパートをみてまわる。
3:40からのサンケイホール『SUPER FOLK SONG』見る。
疲れる。阪神百貨店のファミリーレストランでごはん。
←すいててゆっくりできるから。
夜、家から電話。」

・・・なんだこりゃ?
3:40とは15時40分のこと。
ごはん場所のチョイスがわれながら謎(^^;

この映画に登場する人たちの中で、いちばん自分に年齢が近いのは THE BOOM の宮沢和史さんだけど、宮沢さん、今の若い人もきっとファンになりそうなかっこよさで、今の新進バンドのヴォーカルの人たちもまさにこういう表情、雰囲気だよね、自意識と気負いがひしと感じられて、「ああ若いな」と涙がでそうになる。

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映画のこと何か載ってないかなと90年代に角川文庫から出ていた『月刊アッコちゃん』文庫本シリーズをめくってみると、
『愛について考える毎日』の「検証『1976年のわたし』」の回に(この回は1996年掲載らしい)

「さて、では20年後の2016年はどうなっているでしょうか。
『20年後は61歳かー。きっと、このまんまだよ。孫のおしめとりかえながら、ヘラヘラ笑ってピアノ弾いてんじゃないでしょうか』
 そんなときも、『アッコちゃん』とか呼ばれてるんだろうか」

とありまして、「ずいぶん先のことだなー」的空気が漂ってますが、案外あっという間にやってくるものですね(^^;

(今この本を見てごく個人的に驚いたことには、アルバム『ELEPHANT HOTEL』の誌上視聴会にスカパラの初代ドラマー青木さんが「FRIENDS AGAIN」のことを書いているー、で、この曲を聴いてみると、たしかに言ってみりゃボディーブロー(c小沢健二)な曲だった。青木さんは「子供と行くコンサート」の回にもコメントが。興味深い。GAMO(当時はGAMOU)さんが「私の好きなクラシック」でコメントしてるのもびっくり)

タイムカプセル

2017年02月09日 | テレビ・ラジオ・映画など
数日前ですが
この先映画館で観られるか分からないので、リマスター版じゃないDVDを思い切って家で観た。
『SUPER FOLK SONG ピアノが愛した女。』

内容についてはこちら
www.110107.com/yanoeiga

「思い切って」の意味は、昔観た時「怖かった」という印象があって、観るほうも集中力が必要と思ったから。
DVDは2000年発売とあるから、その頃に買っておこうと思ったんだと思うけど、1度も観てはいなかった(^^;

今回観ての印象は「すがすがしかった」。
松本の雪景色の映像が挟まっていたためかもしれないけど「雪解け」な感じ。

「怖い」も最初ちょっとあったんだけど、観ているうちに変わった。
うまくいかなくてガッシャーンとやった次の瞬間にふっと「うまくいかないなぁ」と苦笑いしたりするんだよね。
感情を爆発させ続けてまわりに八つ当たりする人は怖いけど、そうじゃない。
いいものを生み出すためにどうすればいいのか、常に考えている。
カリカリしたりキーッとなったりしてたらやり遂げられない、冷静で緻密な作業なんだなー。
むしろ、こんなに緊迫した空気が流れているのに、「先食べていいよ」って言えたり、ちょっとしたやりとりにユーモラスな感じもあるところがすごい!と思った。

米国人マネージャー氏との会話で
「でもね、ミュージシャンでありながら批評もするなんてできないんだよ」
云々と言われて
「でも私自分でジャッジできるわ。基本的に私の事信じてるもの」
と返す場面がありますが、

よく知らないけど、一般にミュージシャンってひたすらのめり込むタイプの自己陶酔型の人が多いのかな。ジャッジは他の人に任せているものなのかな。
矢野さんは一見陶酔型にみえるかもしれないけど、実は違う。
(そして私はそういう自己批評の目(耳)を持っている人が好きなんだなーと思う)

今はごはんを食べる(または声の調子を落とさないために食べない)という判断も、一番いい状態で録るためにはどうしたらいいかを冷静に考えてのことなんだなー。

鍋焼きうどんを前にちょっとぶーたれているお姿がかわいかった。
きっと熱々じゃなかったんだろうなと推察。
運んできた人はヘルメットをかぶってたから、きっとバイクで来たんだと思うけど、場所を迷ってたみたいだし。「冷めたうどんを運んできた人」として映画に記録されてしまったのは気の毒だ・・・(映画に映り込めてうらやましいなーと思いながら観ていたもので(^^;)
批評家だったら「自分に厳しい矢野にとっては、うどんを最高の状態で届けられないという意識の低さも信じ難いことであったのだ。」と書きそうな場面ですが(書かないか(^^;)でもまぁしょうがないわねって全部おいしく食べたと思う。

まるっきり次元が違う話ではありますが、このブログのこの文も、「もっとうまく書けるはず」と思いながら、書いては「なんか違うなー」を繰り返したのだ。
時間もずいぶんかけた。
「時間がーっ」とイライラキーッとなったり、書いている最中に呼ばれて怒鳴ったりもした(^^;
妥協しないで、I made it. と言えるまで持っていくことは本当に難しい。
つい妥協したりごまかしたりしてしまう。
そういう意味でも、特に芸術に関わってない人にとってもいろいろ得るところのある普遍性のある内容だと思う。

まぁうんでもなんといっても、聴こえてくるピアノの音がステキで、指慣らしでひたすら弾いている音もステキで、それにひきずられて画面を観ているところもあった。
またピアノだけのコンサート、行きたいな。