宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

神話の世界

2017年06月29日 | 音楽
先週は山陰旅行に行ってきました。

島根県は出雲大社にお参りしただけなんだけれど(宍道湖は車窓から見た)
「あっ吉田くん!」
島根県を宣伝しているとは知らなかった。
あらオンラインショップもあったのねー。
しかし思い返してみると私『秘密結社鷹の爪』の作品は全然観たことがないのだった。
なぜ親しみを感じるのか不思議・・・

鳥取市のほうへは行けなくて残念だったのだけど、
米子市近辺で
皆生温泉!
足立美術館!(こちらは島根県か)
水木しげる!
といろいろ刺激を受けました。

そしてスカパラ!@米子市公会堂
・・・
前から鳥取に行ってみたかったのできっかけづくりということでー

今回はじっこの席だったこともあって、ちょっと客観的になった時もあった。
前方に警備スタッフの人がかがんでいて、この人からは観客のことはどう見えているのかなーとか。
ま、スタッフの人はいいとして。
はじっこの席というのは、ステージ全体を観るにはベストの位置ではないんですけれど、メンバーの中には側面に来てくれる人もいるし、今回の演出では脇の通路を通って登場する人もいるわけですよ。
わわ、嬉しいーー
んだけれど、視界に入る観客の姿が私でなんだかすみませんすみませんって感じも・・・
自分なりのベストを目指して努力しようと誓った夜であった。とりあえずお腹はひっこめよう・・・

出雲大社に行くので『古事記』の読みやすそうな文庫をぼちぼち読んでいたせいか、ステージの一場面で、なんだか日本神話の世界とシンクロするなーと思ったことであった。
みずら結いの髪型で貫頭衣でも合ってたかもねー、雲がたなびいたりしててもよかったわねーなどと。
でもまああれは時空を超えた音楽の神様、バッハとジョビンってことなんでしょうねー(あ、ネタバレ?)
それにしても、ああいう小ネタよく考えるなーすごく好きですが。

が、去年の「道なき道を行く」ツアーみたいな100%クールなステージも次は観たいなーと思ったりも。
あの時はまだよく知らなかったからなー。
ともあれ、楽しかった!

(本当に大切なことは書かないし、書けない。・・・って尾崎世界観さんの文章ですが。今回は「理想の観客ってどんなんだろうー」と考えてしまって、ミーハーなことが書きにくい・・・)

買った本読んだ本

2017年06月08日 | 
5月下旬の私はほとんど本を読まなかった。
新幹線の車中で文庫になっていた『ナオミとカナコ』(おもしろかった!)を読んで以来。
(奥田英朗本では『田舎でロックンロール』が超絶おもしろくて感想書こうと思っているうちに日が過ぎた。音楽享受における地域格差って、もー昔はすごかったなー。エッセイ本だけど短編小説も収録されていて、自分の経験がこんなふうに小説に変貌するのかーとあらためて小説っておもしろいと思った。)

本来の自分らしいことをしようと思って(?)図書館に行って数冊借りた後、でもなんとなく今読みたい本がないなーと、ふいに本買いモードになった。
で、買った。タイトルから気になっていた『苦汁100%』(尾崎世界観)。
スカパラ加藤くんの影響もあるかも・・・しれない・・・
去年から今年初めにかけての日記なんだけど、個人的に
「へークリープハイプのライブツアー初日は富山なのねー」と思ったことを覚えているし(チケットは当然売り切れ)、『アメトーク!』の読書芸人の回も観ていたので、この時期ってのはよかったな。
おもしろいと読み終わるのがもったいなくなり、途中休憩してブログを書いてみる次第。
エッセイ本を買って小説のほうを買わないのもいかがなものかと思い、『祐介』も購入。
『火花』は図書館にあったので借りて読んだんだけどなー。
クリープハイプの人のを買ってこちらを買わないのもどうかなと思って、一旦保留していたくるり岸田さんの『石、転がっといたらええやん』も購入。隣にスガシカオ本もあってあー(ちょっと保留)
なんだかタレント本ばっかりになってしまったな。
(タレントというのは文筆以外にフロントに立っている人ということでー)

村上春樹『騎士団長殺し』についても書かないうちに日が過ぎてしまった。
いつだったか、運転時、前を走っていた白い車のロゴに目を留めると、おおこれがスバル・フォレスターかーということがあった。あまり見かけないもので。
運転している人の顔がちらと見えたが、うん、村上春樹の小説とかはまず読みそうにないタイプとみた。よかった。
『ねじまき鳥クロニクル』では、ひとり遠い土地から手紙を書く「笠原メイ」のひとりぼっちさに涙したものだけど、『騎士団長殺し』で、笠原メイ的立場にあると思われる「まりえ」が、たぶん彼女はひとりで生きていくんだろうな的な暗示をされているのには、ああやっぱりねとなんだかすがすがしい気持ちがした。主人公は奥さんユズと一緒に生きていくわけだけど、まりえが成長後ユズ(のような立場というか役割というか)になることはないみたいだ。
あー今確認のために『ねじまき鳥クロニクル』の最後のほうをちらっと読んだら泣きそうになった。
書き手の年代とか読者の年代とかその時代とかいろいろ要因はあると思うけど、喚起される感情が生々しいというか。
また読み返してみよう。

驚き・ワクワク

2017年06月06日 | 音楽
(前項の続き)
「ミュージシャン」と掛けて「恐竜」と解く、そのココロは、
と、両者の相似性についてちょっと考えてみたのだが(ヒマだね)

現代人が「恐竜」に対して抱く感覚、
それは言葉にすると
「驚き」と「ワクワク」
「迫力」と「ロマン」
「畏れ」っていうのもあるかな。
「異形の哀しみ」なんてのを感じる人もいるかも。
そして、
目を輝かせる人もいれば(子供は特にそうだね)
目を伏せる人もいる。

そういう感覚が、ステージ上のミュージシャンを観る時にもある。のかな?

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さて、スカパラホールツアー@福井で、
ひとり昭和喜劇風味だった川上さん(ベース)にちょっと注目してしまったのだけど、
マネージャー佐藤さんのスタッフコラムにあった川上さんの言葉がいいなーと思って手帳に書いておいたのを思い出して、ここにも書き写しておきたい。
(引用ということでお許しを。全文を読みたい人はふらっとファンクラブに入会すると読めるよーと勧誘してみたり。そういえば新参ファンの私は、おととしのツアーパンフレットを読んで、マネージャーさんがステージの企画もするんだ!とすごく驚いたのだった)

「これから年をとればとるほど楽しいことしかない。体はガタがくるかもしれないけど、本当に年をとった分だけ楽しいことが増えるからどんどん年をとったほうがいい。」

いいなー。
そう言ってくれる人が先にいると嬉しいね。
でも体のガタはほどほどにしたい・・・

恐竜だー

2017年06月04日 | 音楽
(6/6記)

行ってきました!
東京スカパラダイスオーケストラ2017全国ホールツアー
「TOKYO SKA Has No Border」@福井フェニックス・プラザ 大ホール

ネットで検索すると、結構否定的な意見もあったので、不安だったのですが。
よかったーすごく楽しかった!
やっぱりスカパラのみなさんは全員カッコイイなー。
振り返れば謎演出のいくつかや変衣装はフェロモン過剰放出を防止するためもあったりして(?)

以下微妙にネタバレですが、
変衣装の時のほうがパフォーマンスがひときわ素晴らしくて「こんなにヘンなのに」と逆に感動が増したりして。
大森さんのあれは(変衣装ではなくあの曲ではむしろ正当だと思うけど)「さすがパーカッショニストだなー」と思ったし。
NARGOさんてトランペットのみならず、なんて芸達者なんだ。歌はうまいしダンスの体の動きがすごい!
ああいう感じ(洋楽カバー)もいいですねー。正統派カッコイイ衣装でまたやってほしい。
沖さんGAMOさんの、キーボードとサックスの掛け合いが、私的には白眉。また聴きたいなー。
あんな謎衣装じゃなくてもと思わないでもないけれど、あれが起爆剤になっているというか、衣装を身に着けてのヤケッパチ感というか吹っ切れた感というかが、パフォーマンスにいい影響を及ぼしているのかも(?)

今回観客参加型ということで、ふと思い出したのが、その昔見学に行った小学校のクラス。
先生の問いかけにクラスの子全員がハイハーイと元気に手を挙げていたのが驚きだったのだった。
自分の学校時代だと、手を挙げるのは少数の決まった子で、他の子たちは当たらないようにうつむいているという光景が定番だと思っていたので。
先生の力量でそういう元気なクラスにしてたんだと思うけど、子供がそういうふうだと先生もやりやすいんだよね。
で、何が言いたいかというと、今回の会場はよかったなーと。
壇上に上がった人たちの雰囲気もよくて、見ているこちらもハッピーな気分になった。

ともあれ、てんこ盛りの内容を見事にこなすスカパラのみなさんはあらためてすごい!

タイトル意味不明ですが、
福井県は恐竜博物館もある「恐竜王国」なのだそうで、メンバーの方々の恐竜のフィギュアと一緒の写真を見て思ったのだけど、「ミュージシャン」と「恐竜」って何か親和性が高いような気がする。相似性があるというか。
(その発見をした?画家のミロコマチコさんはエライ!)
「ミュージシャン」と掛けて「恐竜」と解く、そのココロは・・・なんだろう?