宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

味わい→とまどいの入門編

2011年04月28日 | にわかロシア語
フィギュアスケート世界選手権、男子シングルをざっと地上波テレビ放送で観ただけなんですけど、いやはや、いろいろとすごかったですねー!
まとまらないので、感想はまた項を改めるとして、

ロシアの会場の雰囲気や、ロシア選手の活躍を見て(ガチンスキー選手おめでとうー!)、ロシアの言葉にも興味がでてきたという方が、きっとおられると思うのですが。

今期のNHKラジオ『まいにちロシア語』入門編は、残念ながら、そういう方のニーズに応えていないのではないかというのが、今の率直な感想です。
前回のエントリーで、この講座の魅力を「味わい深い」と表現して擁護(?)してみたんですけど、その味わいも、なんだか感じられなくなってしまったような・・・

当初より抱いていた違和感の源が、テキスト5月号の「今月のことば」を読んで、分かったような気がしました。
講師の源先生は以下のように書いています。

「語学の学習については、大きく分けて2つのタイプの人がいます。1つは、細かいことはいいから、どんどん実例を学んで、慣れていけばよいと思うタイプ。もう1つは、どちらかというと、『どうしてそうなるのか?』が納得できないと先へ進めないタイプ。・・・」

で、今期の講座は、後者のタイプ向きのようで、「・・・疑問に対する説明を、なるべくていねいにするように心がけて」いらっしゃるようです。
なので、詳しい説明を求める方には、とてもよいのだと思います。

でもでもだけどしかしながら。
全然知らない言葉なのに、懇切丁寧に説明されてもかえって分かりにくくなるのではー
と思うのは、私が前者のタイプだからだろうか・・・

この講座、ほかにも疑問というか、不思議に思うことがいろいろあります。
・複数のネイティブスピーカーの声が聞ける録音スキットがないのは、予算の関係なのだろうか。
・源先生は、学習言語の会話練習において、自らが非ネイティブの手本を示す、という主義なのだろうか。
・ゲストのオリガさんは、この講座の進め方についてどう思っているのだろう。
・「ちょっとひと息」のコーナーがあるのに、全然ひと息をいれていないのはなぜだろう。(補足説明であって「ひと息」ではないような・・・)
などなど。

お二人のお人柄というか話し方は、ほんとに独特の魅力があるだけに、なんとなくもったいないような・・・でも上記のような方針が、私には合わないということで、仕方ないのかな・・・
でも、「なぜこういうやり方をしているのだろう?」という興味にひかれて、かえって聴き続けてしまっています。
(それを味わいというのかも・・・)

前回、妙にお薦めして気になってしまったので、取り急ぎ、いまのところの率直な感想を書いてみました。

味わい深い入門編

2011年04月17日 | にわかロシア語
NHKラジオ『まいにちロシア語』入門編「ファーストステップ~基礎の基礎・完全理解」も、さらっとだけど聴いている。

あのー、もしかして、「ためしに聴いてみたけど、やっぱり難しそうだし、やーめた」という方が、相当数おられるのではないかと危惧しているのですが・・・
なんだか、ちょっととっつきにくい印象があるんですよねー。

でも、聴いているうちに、今回の講座にミョーな味わいを感じて、じわじわと好きになってきてしまったので、その魅力をぜひお伝えしたく、この項を書いてみる次第。
というか、先週までの細かい発音説明は無しで、今週くらいから初めて聴いたほうが、むしろ、なじみやすいのかも^^;

講師の源先生もゲストのオリガさんも、ごくまじめな感じで、特におかしなやりとりがあるわけでもない。
なので、一見(一聴?)つまらなく感じるのだけど、慣れてくると、このお二人の持つ独特の魅力がミョーにクセになってくる(?)

「今日のあいさつ」のコーナーでは、源先生が「ではこの表現を使ってみましょう」と言って、やってみてくださる。
(下の「プりヴィェート(Привет)」は、「やあ!」とか「こんにちは!」とかの意味)

源先生「オリガさん、プりヴィェート」
オリガさん「プりヴィェート、ミナモトセンセイ」
・・・
えーっ、ほとんど日本語じゃないの、と呆然とする瞬間だが、日に日に、このやりとりが楽しみになってきた。
ミョーに記憶に残るという点で、学習効果もありそう。
テキストに、スキット出演の人の名前がないということは、これからも、このお二人で声を掛け合うという構成なのだろうか?

と、書いてはみたけれど、このロシア語講座の味わいは、なかなか言葉では表しがたくもどかしい。ぜひ、多くの方に直接体験していただきたいと願っております^^

まいにちやってないと、あせるー^^;

2011年04月16日 | とぼとぼフランス語
評判がよさそうなので、今期のNHKラジオ『まいにちフランス語』を、初級編、応用編ともに聴いてみた。
というか、ストリーミングで1週間遅れ、時間がなかったら初級編はとばそうと思っていたんだけれど、おもしろくてずるずるっと一気に聴いてしまった。まぁ全部聴いても1時間15分、テレビの2時間ドラマを観るより短いのである。
(一気に全部聴くよりも、毎日15分のほうがいいのは分かっているのですが、これがなかなか・・・^^;)

初級編は、ほんと、新感覚講座。講師おふたりの掛け合いがおもしろくリズミカルで、15分間があっという間。
でも、実際に役立つフレーズとともに、発音、文法の基本が身につくように、よく工夫されているなぁ~と感心しきり。
発音矯正を期する私としては、「音から理解するフラーズ」がありがたい。
前期応用編のドラさんもおっしゃっていたけど、口を思いっきりおおげさに動かしたほうが、それらしく発音できるように思えてきた。表情筋が鍛えられますな~。

応用編は、自分が言いたいことを表現できるようになるためのお役立ちフレーズ(フランス語流にいえばフラーズ)が満載。丸暗記したいくらい。(できないけど^^;) 再放送だそうだけれど、こういうタイプの講座って、いちばん実地に必要そうなのに、案外やってないものだから、リクエストが多かったのかも。

内容自体は、私も学習歴だけは長いので、昔やったことを思い出すって程度かな、と気楽に練習問題もやってみたのだが、これが、案外間違ってしまって、あせるー。
恥ずかしいが告白してしまうと、年齢を言うときに avoir を使うことすらうっかり忘れていた・・・もっと恥ずかしいことに、初級編の数字の聴き取りで、「・・・キャーンズ? キャーンズってなんだっけ!?」と一瞬うろたえてしまった^^;(私としては「カーンズ」のほうが近いと思うのだけれどテキストの表記に従いました。数字の「15」です^^;)
うー1984とかちゃんと言えるのになー。やっぱり、使わないととっさに出てこなくなるなー。少しでもいいから仏文日記、また書こうかなー。(最近英文日記も、日本語の日記も滞っているのだけど^^;)
あちこちでLang-8 をやっていますというブログ記事をみかけて、気になっている。書きっぱなしだと間違いが分からないから、訂正してもらえるというのは魅力ですよねー。でも継続して書く習慣をつけるのが先かな・・・と。

ひとりカリキュラムを組んでみる

2011年04月15日 | にわかロシア語
NHKラジオ『まいにちロシア語』「ニュースがわかる応用編」、予習をがんばっている。
聴いて全然分からないのはあいかわらずなのだけれど、少し慣れてきたのと、前の記事に出てきた言葉が、次の記事にも出てきたりするので、予習にかかる時間は少し短くなった。
内容も興味深いので、そんなに苦にならなくなった。
今週は、ロシアとフィンランド、ロシアとイギリスとの関係についてで、大体外国語の学習では対日関係がよく出てくるけど、よその国同士の歴史やつながりを知るのもおもしろい。
録音失敗が何度かあって、せっかく予習したのに、繰り返し聴けないのが残念(T_T)
(他言語講座のようにネットストリーミング、やってほしいなぁ・・・)

昨年の『アンコールまいにちロシア語』「会話力アップの実践編」でも、うっすら思っていたのだけれど、前期のラジオ講座基本編、中級編、およびテレビ講座の学習だけでは、まだカバーされていない文法事項があるのだと分かった。
これまで気づいたのは、

中性名詞複数形の格変化(やっぱり男性名詞とはちょっと違う)
形容詞複数形の格変化
形動詞
副動詞

幸い(というか当たり前なんだろうけど)パスポート初級露和辞典に、格変化や説明が載っていたので、とりあえずは、テキストに出てきたら確認するようにしよう。
(ほんとは、黒田龍之助先生もお薦めの『標準ロシア語入門』(白水社)など、隅から隅までやれば、文法事項がすべて身について自信もつくのだろうけれど、ラジオ講座を終えた後だと、「また『これは~です』からやるのもなー・・・」とためらわれるのであった・・・)

前項で「まだ初級段階の私がニュース記事に取り組んでいいのか・・・」とちょっと悩んでいたことを書いたのだが、その後、
「でも、そういえば、語学学校のカリキュラムって、基礎の後は、文法、読解、リスニング、会話・・・というように、いろんな科目に分かれていたのではなかったっけ?」
と思いつく。
独学ロシア語も、今のラジオ講座を「時事ロシア語」とするならば、それだけじゃなくて、文法も初級会話も並行してやっていけばいいのよね、易→難 と段階を踏まないとと思っていたけど、易も難も同時進行でいいのでは? ということで、気を楽にした。
まぁ、ロシア語ばかりやっているわけにいかないので、長いスパンの中で、どれもちょこっとずつ、という感じになりそうだけど。

で、なんとなく自分用カリキュラムの参考に、ロシア語科のある大学や専門学校のウェブサイトを覗いてみたら、これがまぁなんとうらやましい、毎日ロシア語に没頭できるなんて、今学生だったらばりばり勉強するのになー・・・と一瞬遠い目に。
が、実際に自分が学生だったころを振り返ると「仮にも大学生なのに、また中学生みたいなことをするなんて」と思っていたフシがあって、ゆえに、第二外国語(フランス語)の大切な基礎段階もおろそかにしてしまっていたのだった・・・(T_T) バカバカッ

テレビで欧州4言語

2011年04月10日 | しつこく多言語
NHK教育「テレビでイタリア語」なんとなく好奇心で観てみたらおもしろい。
高橋克実さんもいい感じ。イタリア映画の話にさりげなく役者魂を感じ、好感度アップ。

この「イタリア語」は「ドイツ語」「フランス語」「スペイン語」とともに、「EURO24」ということで連動している。もともとドイツ語とフランス語はちょっと観てみようかなと思っていたんだけれど、スペイン語も含め、1&2回目を録画して観た。

語学学習というよりも、言葉数の多い「世界ふれあい街歩き」(NHKのステキな旅番組)みたいな感覚で、擬似異国体験で気分転換ができて楽しかった。
意外にスペインの風景がいちばんぐっときた。あのスコーンと抜けた青い空が。
昔は、ヨーロッパでも南方のほうが興味あったんだよねー。忘れていた。

イタリア語とスペイン語は、聴いているとなんとなく分かりそうな気がするんだけれど、当然全然分からない^^; でも、娯楽番組として楽しみながら、後々(いつかは^^;)学習するときのための下地づくりをしておくというのもありかな、と思ったりする。
語学において、昔ちょっと聞いた、かじった、という程度でも、それがあると、後の学習がスムーズに進むのではないかと、体験的に思う今日このごろなので。

ドイツ語は、ちょうど私の学習段階に合っていると思うのだけれど、むーテキストなしで「頭痛」は覚えられなかった・・・うすうす知ってはいたけれど、ドイツの人は時間を効率的に使って、整理整頓も上手、そういうお国柄の紹介がとても新鮮に感じた。今までどちらかといえばラテン系および大陸系(?おおらかそうなところ)の国のほうになじみがあったからかな・・・

フランス語は、講師がふたりという体制だったのですね。ジャニック先生は、存じ上げないのになんだか懐かしい感じ。初学のときにこういう先生に教わると上達速そうだなーと思う。
清岡智比古先生は、あれ? 八嶋智人さん? と、途中まで素で思っておりました・・・

NHKのほかの語学番組「ハングル講座」「中国語」「アラビア語」も観たくなっちゃったなー。でもやっぱり、テキストなしでただ観ているだけでは、娯楽以上の意味はないように思うので、時間が許せば、という感じかなー。

難しくてもがんばるべきか?

2011年04月03日 | にわかロシア語
NHKラジオ『まいにちロシア語』「ニュースがわかる応用編」
聴いてもさっぱり分からないし、テキストの文章を漠然と眺めていてもほとんどとっかかりがない。

そこで、意を決して(?)、知らない単語は全部意味と変化形を確認して、和訳を参考に単語同士のつながりや文章の構造を点検してみた。
これがまた、テキストに解説がない単語でも、知らないものばかり。はっきり言ってほとんど知らない。これでは何回聴いても意味が把握できるわけがない^^;

前期の『アンコール・・・』「会話力アップの実践編」も、知らない単語ばかりだったけど、親しみやすく、なんとなく分かった気になれたものだった。日本語でもそうだけど、やっぱり日常会話と新聞記事では、とっつきやすさが違うのだな。

で、遅々として進まない(すごく時間がかかった!)単語調べをやりながら、ふと思ったのは、「ああ、この感じ・・・高校時代の英語の予習を思い出す」ということだった。
いかにも「お勉強」という感じだけど、あのころせっせと調べた単語や、文構造を把握する練習が、結構、私の潜在的英語力を支えているのかもと思うのだった。
中学から高校へと段階が上がるように、ロシア語も初級から次の段階に行くためには、こんなふうに、うんうんうなりながら(?)分からないことに向かっていく時期が必要なのかも・・・

と思う一方、不安もあるのである。
こんなにも分からないということは、今の私の段階では、新聞記事に取り組むのは早すぎるのかも? むしろ、その先に、基本的な語彙と日常的な文章・会話を練習することに時間を割くべきなのでは・・・?
やっぱりねー、日常的なことが十分に言えないうちに、抽象的な言葉を詰め込むと、のちのちひずみがでてくる気がするんだよねー。英、仏語においては、ちょっと(かなり)そういう傾向があって、実際会話するときに、こんな簡単なことが・・・という言葉が出てこなくてあせったりするので・・・

しかーし、永遠に時間があるわけではないし、いつになったら新聞記事に取り組める能力に達するのか分からない。難しい単語を辞書で調べているうちに、同じページの日常単語も目に留まりやすくなるだろうし、派生語から元になる基本単語も一緒に覚えられるかもしれないし・・・ということでとりあえず、しばらくやってみようと思う。
月~水の入門編は、まだ発音練習で余裕だし(か?)、木・金の2回分だけだから、なんとか・・・^^;

ドイツ語も

2011年04月01日 | うろうろドイツ語
ドイツ語でも新しいカテゴリーをつくってみた。
(※たまたまこのエントリーをご覧になった方に念のため:筆者のドイツ語学習歴は、昨年半年間NHKのラジオ講座を聴いただけ、という全くの初心者です。)

NHKラジオ『まいにちドイツ語』「ドイツ語,基礎のきそ」を半年間聴いて分かったこと、身についたことなど。

・発音と綴りの関係が大体分かるようになった。
けれど、注意して聞いても細かい部分の発音が分からないことがよくあった。
人によって微妙に発音が違うような気もするし。
逆にいうと、ドイツ語は発音の許容幅が広いのかな?と楽天的に考えてみたりもする。

・基本的な文法事項を概観できた。
「ほーなるほど」と思っただけで、全然覚えられないし、実際言ってみたりもできないのだけど^^;
ドイツ語では動詞の位置が厳密に決まっているとのことで、どうしてそんなことがみんな自然にできるのか、不思議な気持ちになった。・・・日本語でも、語順は自由といっても、基本的に動詞を最後にもってくるのに頭をひねったりしないから、不思議でもないのか・・・
昔、英語と比較して、日本語は動詞が最後に来るから、話し手が何をするのかなかなか分からずイラツクみたいな文章を読んだ記憶があるのだけど、ドイツ語だって、副文になると、動詞が最後に来るから、間にいくつも単語が挟まっていると、相当イラツクよね~(私だけ?)

そして今期の入門編「ゾフィーのドイツ語教室」
わずかなりといえども、上に書いたように、ドイツ語の下地ができたので、今回はすっと実践練習に入れるような気がする。
ちょっとだけ余裕もできたので、楽しく続けられそう。

複数言語を同時に学習することを考えておられる方には、ロシア語とドイツ語は結構お薦めかもと思った。
かたや、冠詞のない言語、かたや、冠詞が格変化する言語、ということもあって、根本が違うからか、混同することはほとんどなかった気がする。
そのくせ、単語などは互いに影響を受けている面もあって(って具体的に言えないんだけど^^;特にロシア語はドイツ語から入った単語が結構ありそう)、両国間の関係に思いをはせたりもする。

ともあれ、1日15分間のラジオ講座のみで、どこまで上達するのか、はたまた永遠の入門編か? の記録と、ドイツ語関連のあれこれ(なんら役に立たない個人的よもやまが主だと思いますが^^;)をまとめようと思っております。