婚カツと縁・３ 透明「さて、紗理奈さんの理想もハッキリしてきた
ことだし、出会いを視てみようか
」紗理奈「は、はい
お願いします
」それでは、木人図にアクセス
紗理奈さんのこれからの出会いと、
結婚までの道のりの最短コースを導きます
透明「・・・ん
」紗理奈「
」透明「・・・あれ
・・・あれれ」紗理奈「
どうかしたんですか
」透明「う～ん・・・。」
紗理奈「もしかして、出会いが無いとか
」透明「いや
出会いはあるんだけど、全て自分から弾いてしまってる・・・。」
紗理奈「えっ
」透明「う～ん・・・紗理奈さん
もう少し調べさせてもらっていいかな
」紗理奈「は、はい
」透明「じゃあ、少しの間目をつむって、深呼吸していて
」紗理奈さんは、言われた通りに目をつむり、深呼吸をしはじめた
私の予想通りなら・・・。
私は彼女の深層心理に意識をシンクロさせてみる・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やっぱり
透明「紗理奈さん、ありがとう、もう良いよ
」紗理奈「はい
」透明「紗理奈さん
厳しいようだけど、今のままだと４０になる前に相手を見つけるのは厳しいね
」紗理奈「えっ
やっぱり運命の人いないんですか」透明「・・・どうしてそう思ったの
」紗理奈「あっ、ごめんなさい
もしかしたらこの前の恋愛で最後だったのかもしれないって
思っちゃって・・・
」透明「なるほどそれで・・・。」
紗理奈「
」私は紗理奈さんのことを少し誤解していたようだ
彼女はしっかりしていて、面倒見がよく、サバサバしている
ような自分を演じていただけで、本当は繊細で傷つきやすい
普通の女の子なんだということを・・・。
透明「紗理奈さん
安心していいよ運命の人はまだいるから
普通、産まれてくる前に、木人図に書いてきている
結婚出来る良縁は最低３人は
用意してきているものなんだ
もちろん、紗理奈さんの良縁はまだ３人も残っているから
大丈夫
」紗理奈「ほ、本当ですか
よかった～でも、それなら何で
」透明「紗理奈さん
この前別れた彼のこと、まだ好きでしょう」紗理奈「
」透明「紗理奈さんが来たときに、もう吹っ切れて次に行こうって
決めてるように見えたから、気づかなくてごめんね
本当は、彼と復縁したいんじゃないの
」紗理奈「・・・ぐすっ・・・ごめんなさい
」紗理奈さんは、気丈に振る舞っていた衣が脱げてしまったように
泣き出してしまった・・・。
しばらくして・・・。
紗理奈「ご、ごめんなさい
でも、泣いたらスッキリしました」透明「大丈夫
無理してない」紗理奈「もうっ先生
これ以上優しくしないでくださいよまた泣きたくなるから
」透明「あっ、ごめん
じゃ、じゃあ、紗理奈さんどうする彼とのこともう一度視てみる
」紗理奈「・・・いえ
いいんです もし彼ともどっても、さっき先生に出してもらった、自分の理想には
ほど遠いですし、きっと同じことの繰り返しですから
」透明「そっか、わかった
じゃあ、確実に次を目指して動こうね」紗理奈「はい
・・・でも、ひとつだけ聞いていいですか」透明「彼は、良縁だったか
かな」紗理奈「・・・はい。」
透明「・・・違うよ
だから安心して次に行こう」真偽のほどは・・・。
彼のことは彼女の弊害になると見越し、
私はそう答えた・・・。それに、彼との復縁の道も
無いにひとしかった・・・。
紗理奈「あ～っ、スッキリした
これで心おきなく次に行けます
先生ありがとう」透明「ううん
さて、問題はここから」紗理奈「げっ
まだ何かあるんですか」透明「実は、もう一つ紗理奈さんに、知っておいてもらいたい
ことがあるんだ
もしそれを知らずに、このまま行くとやっぱり、良縁ですら弾き返してしまう可能性があるから
」心の問題は、少し解決出来たが、
もう一つの弊害を何とかしなければ
紗理奈さんを前に進ませられない
次回、人の縁について詳しくお話しします
続く・・・。
これで多くの人が悩みを解決できるかもしれません
あなたの徳が積めますように
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