オラ
オラオーラ
押しかけ騒動・２
透明「お願いって
何かあったの
」田淵「はぁ
・・・・。」透明「
」田淵くんは、何だか思い悩んでいる様子だ
透明「もしかして、○○さんと上手くいかないとか
」田淵「いえ・・・そういう訳じゃ・・・。」
何とも歯切れの悪い返答・・・
一体どうしたんだ
そう思った矢先
田淵くんから意外な言葉が飛び出す
田淵「先生
俺を弟子にしてください
」透明「(キョトン
) は、はい～っ
」田淵「俺は、先生のようになりたいんです
」透明「えっ
はぁ～っ
」田淵「この前の先生の鑑定を○○さんから聞いて
心の底から感動しました
俺も、人を導き感動を与えるような仕事が
したいんです
」透明「い～っ
ちょ、ちょっと、まって
俳優の仕事だって、沢山の人に
感動を与えることは出来るでしょ
」田淵「でも、自分とは別の人格でしか、感動を与えられない
じゃないですか
俺は、自分らしく沢山の人を導き、感動させたいんです
」透明「・・・
」あ、熱い
熱すぎる透明「俳優の方は止めてしまうってこと
」田淵「いいえ
俳優の仕事は細々と続けて本業は、占い師として独立したいと
思っています
」あ、青い
その青さが眩しくてクラクラしちゃうよ～っ
透明「○○さんには、話したの
」田淵「はい
先生に聞いて、先生が良いと言ったら良いんじゃないのか
って言ってくれました
」透明「・・・。」
あ、あんにゃろ～っ
こちらに面倒なこと押しつけて来たな～っ
は～っ
田淵くんの目は爛々と輝き
私の言葉を待っている私の目は、死んだ魚の目のよう・・・
さてさて、どうしたものか・・・
続く・・・。
これで多くの人が悩みを解決できるかもしれません
あなたの徳が積めますように
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