



社の裏手には立派なご神木が奉られている

そのすぐ脇にご神木を取り囲む四つの要石が
配されたいた・・・。
透明「・・・・・・。」
タイ「・・・・・・。」
敦子「・・・き、気持ちわるい・・・
」

朽木「大丈夫か敦子

透明さん、どうですか
」

透明「う~~~ん・・・これって・・・。」
何だろう
困ったぞ
初めて視る結界だ




円ならすぐ分かるんだろうけど・・・。
透明「朽木さん、一旦この場から離れましょう
」

私は、敦子さんの状態も考えて一度その場から
離れるように指示をする・・・。
透明「朽木さん、師匠はあの場所について
何か言ってませんでしたか
」

朽木「・・・確か、黄泉路がどうこうと・・・。」
透明「
・・・黄泉路・・・ゲート・・・。」

タイ「なんだよそれ
」

透明「簡単言うと、あの世への道

いや、正確に言うと霊界へ続く道か
地獄へつながる道のどちらかって
言った方がいいかな
」

タイ「マジか
」


透明「マジ
うちらは、ゲートって呼んでるけど

たま~にあるんだよね

この世とあの世がつながっちゃうことって

多分、ご神木が媒体になって、つながっちゃった
んだろうけど、ちょっと、厄介かも
」

タイ「・・・何とか出来るのか
」


透明「う~ん
・・・何とかするしかないでしょ


でも、なるほどだよ
」

タイ「?」
透明「神道の祝詞は、祓いの法

黄泉路は穢れのない世界だから、祓えないのは
道理だね

確かにここは、違うアプローチをしないと
いけないかもね
」

私は、顔色の悪い敦子さんの元へ歩み寄る・・・。
透明「敦子さん、大丈夫ですか
」

敦子「すみません
突然気分が・・・
」



透明「仕方ないですよ
最初は誰だって慣れない

ものですから
」

私は、敦子さんの背中に手を当てる・・・。
透明「ぶつぶつぶつぶつ・・・・。
ほい
どう
」


敦子「あ、あれ
何だか、楽になりました
」


透明「敦子さん
もう一度いける
」


敦子「は、はい
」


透明「敦子さんには、これから視るモノ全てを
覚えておいて欲しいんだ
覚えておいて欲しいんだ

きっと、君の力はその為に宿されたモノ
だと想うから
」

敦子「
」

さてと、標的がハッキリすればやり方はある

もう一度あの場所へ行ってみようか

続く・・・。
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

