世界最恐・18
私は、たけしくんを連れ円の元へ
透明「円ちょっといいかな」
円「・・・・わかったわよ~
やればいいんでしょやれば」
さすがに円も観念したのか体を私に預ける
透明「ジャク・ムウ・ソウ・・・・。」
私が円の体に呪を入れ、たけしくんの
霊を呼び込む
それから、向こうの方でボーっとしている
漆原さんに声をかける。
漆原「透明先生なんでしょう」
透明「漆原さん今、たけしくんの霊を
呼んで、円に憑依してもらいました」
漆原「」
透明「漆原さん今までの想いを告げる
最後のチャンスです
しっかりと、想いを告げてくださいね」
その場から、一歩引く透明
円に乗り移った、たけしくんは目を閉じている・・・。
漆原「た、たけし」
ゆっくりと目をあけるたけしくん・・・。
たけし「・・・兄ちゃん・・・。」
漆原「」
声・目の色・しぐさ、全てが漆原さんの知っている
たけしくんに重なる・・・。
見た目は円という女性なのに、きっと漆原さんには
たけしくんが目の前に映っているに違いない
漆原さんは、その場で膝をつき、たけしくんを
見上げる・・・。
漆原「たけしたけし~ああ、あああっ」
漆原さんの目には大粒の涙があふれ、声に出せない
想いがこだましていた
たけし「兄ちゃん・・・ごめんね・・・・。
俺、兄ちゃんに謝らなくちゃ・・・」
漆原「違う私がお前のことをもっと、もっと」
たけし「違うんだ・・・俺・・・
兄ちゃんをくるしめちゃったから・・・」
漆原「私のことなんていいんだたけしたけし
本当にごめんな・・・本当に・ご・・め・ん・・・。」
その場に崩れ落ちる漆原さん・・・。
たけしくんは、そっと漆原さんの隣に行き
背中に手をおく
たけし「・・・俺、ず~っと後悔していたんだ・・・
・・・俺が死んだことで・・・兄ちゃんは・・・
・・・沢山・・・くるしんじゃったよね・・・
・・・本当にごめんね・・・・。」
漆原「たけし・・。私は、お前が弟でよかったと
今でも想ってる
そんな大切な弟を守れなかった自分が悔しい
・・・たけし・・・私は何をしてやればいい
お前の頼みなら、今すぐにでもお前の元へ」
首を振るたけしくん・・・。
たけし「兄ちゃん・・・俺、兄ちゃんのこと
大好きだよ
だから、俺の分まで幸せになって・・・
・・・お願いだよ」
そう言うと、たけしくんは円の体から離れる
漆原「ううううううっ・・・たけし~
たけし~~~っ
私もお前が大好きだ
次も、その次もお前とは兄弟だから
もう少し待っていてくれ必ず私も
お前の所に行くから・・・あの世で
先に・・・まって・・・て・・くれ・・・。
昔みたいに・・・キャッチボール・・・
しような・・・ううううううっ・・・」
二人は、今まで溜まっていた思いのたけを
伝えられたみたいだ
私は、体を貸してくれた円を起こし休ませる・・・。
透明「たけしくん想いは伝えられた」
たけし「うんありがとう・・・。」
透明「これから、あの世へ送るけどいいかな」
たけし「・・・お願いします・・・。」
私は、たけしくんを送り出す・・・。
透明「オン・アボキャベイ・ロシャノウ・・・
・・・・・・・・・・・・・・。」
割れた天井から光が差し込む
それは、あの世とこの世を結ぶ光
その光をつたい、たけしくんの霊は
あの世へと帰って行った・・・。
続く・・・。
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所ポチッとよろしくお願いします
私は、たけしくんを連れ円の元へ
透明「円ちょっといいかな」
円「・・・・わかったわよ~
やればいいんでしょやれば」
さすがに円も観念したのか体を私に預ける
透明「ジャク・ムウ・ソウ・・・・。」
私が円の体に呪を入れ、たけしくんの
霊を呼び込む
それから、向こうの方でボーっとしている
漆原さんに声をかける。
漆原「透明先生なんでしょう」
透明「漆原さん今、たけしくんの霊を
呼んで、円に憑依してもらいました」
漆原「」
透明「漆原さん今までの想いを告げる
最後のチャンスです
しっかりと、想いを告げてくださいね」
その場から、一歩引く透明
円に乗り移った、たけしくんは目を閉じている・・・。
漆原「た、たけし」
ゆっくりと目をあけるたけしくん・・・。
たけし「・・・兄ちゃん・・・。」
漆原「」
声・目の色・しぐさ、全てが漆原さんの知っている
たけしくんに重なる・・・。
見た目は円という女性なのに、きっと漆原さんには
たけしくんが目の前に映っているに違いない
漆原さんは、その場で膝をつき、たけしくんを
見上げる・・・。
漆原「たけしたけし~ああ、あああっ」
漆原さんの目には大粒の涙があふれ、声に出せない
想いがこだましていた
たけし「兄ちゃん・・・ごめんね・・・・。
俺、兄ちゃんに謝らなくちゃ・・・」
漆原「違う私がお前のことをもっと、もっと」
たけし「違うんだ・・・俺・・・
兄ちゃんをくるしめちゃったから・・・」
漆原「私のことなんていいんだたけしたけし
本当にごめんな・・・本当に・ご・・め・ん・・・。」
その場に崩れ落ちる漆原さん・・・。
たけしくんは、そっと漆原さんの隣に行き
背中に手をおく
たけし「・・・俺、ず~っと後悔していたんだ・・・
・・・俺が死んだことで・・・兄ちゃんは・・・
・・・沢山・・・くるしんじゃったよね・・・
・・・本当にごめんね・・・・。」
漆原「たけし・・。私は、お前が弟でよかったと
今でも想ってる
そんな大切な弟を守れなかった自分が悔しい
・・・たけし・・・私は何をしてやればいい
お前の頼みなら、今すぐにでもお前の元へ」
首を振るたけしくん・・・。
たけし「兄ちゃん・・・俺、兄ちゃんのこと
大好きだよ
だから、俺の分まで幸せになって・・・
・・・お願いだよ」
そう言うと、たけしくんは円の体から離れる
漆原「ううううううっ・・・たけし~
たけし~~~っ
私もお前が大好きだ
次も、その次もお前とは兄弟だから
もう少し待っていてくれ必ず私も
お前の所に行くから・・・あの世で
先に・・・まって・・・て・・くれ・・・。
昔みたいに・・・キャッチボール・・・
しような・・・ううううううっ・・・」
二人は、今まで溜まっていた思いのたけを
伝えられたみたいだ
私は、体を貸してくれた円を起こし休ませる・・・。
透明「たけしくん想いは伝えられた」
たけし「うんありがとう・・・。」
透明「これから、あの世へ送るけどいいかな」
たけし「・・・お願いします・・・。」
私は、たけしくんを送り出す・・・。
透明「オン・アボキャベイ・ロシャノウ・・・
・・・・・・・・・・・・・・。」
割れた天井から光が差し込む
それは、あの世とこの世を結ぶ光
その光をつたい、たけしくんの霊は
あの世へと帰って行った・・・。
続く・・・。
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所ポチッとよろしくお願いします