亜魂の華 (あごんのはな)・4
透明「佐喜さんの身辺でおかしな事が
起こり始めたのって、その出土品を
持ち帰ってからなんですよね」
持ち帰ってからなんですよね」
佐喜「はい
最初は、モノが無くなったり、
あるはずの無いモノが、違う場所に
あったりした程度だったのですが・・・。」
透明「そうなると、やはりその出土品が原因と
見て間違いなさそうですね
その出土品て、今は大学ですか」
佐喜「じ、実は・・・持ってきたんです
本当は、ちゃんと保管しておかなければ
ならないのですが・・・」
透明「もし、よければ見せていただけますか」
佐喜「は、はい
でも・・・・。」
透明「大丈夫です
歴史的に大切な品物でしょうから、
直接は触りませんので、安心してください」
佐喜「す、すみません」
佐喜さんも、やっぱり研究者だなぁ~
素人に触らせるのを拒むのは、当然か・・・。
佐喜さんは、A4サイズくらいのジュラルミンケースを
取り出し、ダイヤル式の鍵をあける・・・。
私も気を使い、ダイヤルの番号が見えないように
視線を他にやる・・・
「カチャッ」
ケースの鍵が解除され、佐喜さんがケースを開く
中には、直径7センチほどの綺麗な緑がかった石版が
入っていた・・・。
透明「・・・・・・・翡翠ですか」
佐喜「はい」
透明「・・・・・う~ん・・・特にコレに
特殊な力は感じられないけど・・・」
佐喜「そ、そうなんですか」
透明「佐喜さん直接は触れないので、
もう少し近くで見せていただけますか」
佐喜「は、はいすみません」
佐喜さんは、私の目の前にケースをおく・・・。
私は、翡翠の石版の気質を探り出す・・・。
透明「・・・・・・。」
「カチャッ」
透明「」
またもや、鑑定室の扉が開く
佐喜「」
透明「ご、ごめんなさいね
何だか最近、立て付け悪いみたいで」
私は、扉を閉めようと立ち上がる
透明「」
突然、世界が回り出す
透明「うっな、なんだ、この目眩」
佐喜「だ、大丈夫ですか」
私は、その場に座り込んでしまった
続く ・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所ポチッとよろしくお願いします