判断の基準 ・17
私は、作治さんの木人図を探っていた・・・。
透明「・・・・・・。」
作治「ドキドキ・・・・」
透明「・・・・・・あっ」
作治「・・・・あっってなんだ」
透明「・・・・・・・。」
作治「・・・・・・・」
透明「・・・・・うっ」
作治「・・・・うっって、なんだよ~」
作治さんの慌てふためきぶりに、返って
集中できないんですけど・・・・
透明「・・・・・・・。」
作治「・・・・・・・」
透明「・・・・・ふ~っ」
作治「・・・ど、どうだった」
透明「そ、そうですねぇ~」
作治「・・・・頼むハッキリと言ってくれ~
足りないんかそうなんだな」
透明「うっ・・・足りないというか・・・」
作治「ハッキリ言ってくれ 逆に緊張しすぎて、
今、逝きそうだ」
透明「わかりました ハッキリ言って、
足りないというより、全然足りません」
作治「・・・・はぁ~」
そうなるよなぁ~
作治「全然足りねぇ~か・・・そうだよな・・・」
透明「ということで今から、貯めましょうか」
作治「はぁ~何いってるんだよ
今まで生きてきて、全然貯まってねぇ~んだろ
後、三ヶ月で、どうやって貯めろって言うんだよ」
透明「後、三ヶ月って、誰が言ったんですか」
作治「はぁ~そりゃ~・・・医者が」
透明「まあ、三ヶ月あれば、十分貯められると思いますが、
ヤブ医者に言われたことでしょ
信じてるんだ」
作治「や、ヤブ医者とは言ったが」
透明「作治さん寿命というのは、自分が諦めた時点で
寿命なんです
寿命なんです
人間というのは、不思議なもので、諦めなければ
無理な状況でも覆す力をもっています
作治さんの場合、確かに癌を克服することは
もう、難しいところまで来ていますが、それでも、
進行を遅らせたり、止める努力はできるはずです
それもせずに、旅費を貯めることはできませんから、
もし、作治さんが旅費をちゃんと貯めてから逝きたい
と思うのであれば、病気に負けない気持ちを持って
ください
それさえ、約束してくれるのであれば、私も全力で
お手伝いしますよ」
お手伝いしますよ」
作治「・・・・お前・・・・」
作治さんの瞳から、涙が溢れ出す
作治「あっぐっな、なんだ
きょ、今日は暑いなぁ~」
必死に隠そうとしている作治さんが可愛い
・・・きっと、今まで不安と恐怖を抱えながら
一人で闘ってきたのだろう・・・辛かったよね
透明「作治さんどうする
やるかやらないか自分自身でちゃんと
判断して決めて」
作治「わ、わかったよ
やってやるよだから・・・貯め方を
教えてくれよ~」
教えてくれよ~」
透明「うんそれじゃぁ~、一緒に頑張っていこう」
作治さんの終活が始まる ・・・。
続く ・・・。
参考記事子の魂のゆくえ・5
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