箱庭・5
栄慶「あらためまして私、この寺の住職
栄慶(えいけい)と申します
本当に御足労頂きありがとうございます」
円「本当よ~もう、足が棒よ~」
透明「こらこらお前は何もしてないだろ
栄慶さん気にしないでくださいね」
栄慶「は、はい
し、しかし、透明さん
あの回廊をよく抜けられましたね」
透明「回廊・・・もしかして、あの田畑の道ですか」
栄慶「はいあそこは区画が複雑なもので
よく道に迷われる方が多いので、
回廊にさしかかった所で、待ち合わせを
させていただいたのです」
透明「なるほどそれで・・・・でも、恐ろしいものですね
私も知らないうちに一周して気づきましたが
気づかなければ、抜け出すことができなかった
かもしれません」
円「あっ
アンタあの時反対側から戻ってきたのって
迷子になってたんだくくくっダサッ」
透明「う、うるさいなぁ」
栄慶「いえいえ本当に大したものです
地元の人間でさえ間違えることがあるので
一度で抜けたのは凄いことですよ」
円「私なら、迷わないで抜けるけどね」
透明「一言多いんだよ
はぁ~ところで栄慶さん
今回は、どんな依頼なんでしょうか
御山からは、何も聞かされていないのですが・・・。」
栄慶「そうですか・・・透明さんと円さんは
栄慶「あらためまして私、この寺の住職
栄慶(えいけい)と申します
本当に御足労頂きありがとうございます」
円「本当よ~もう、足が棒よ~」
透明「こらこらお前は何もしてないだろ
栄慶さん気にしないでくださいね」
栄慶「は、はい
し、しかし、透明さん
あの回廊をよく抜けられましたね」
透明「回廊・・・もしかして、あの田畑の道ですか」
栄慶「はいあそこは区画が複雑なもので
よく道に迷われる方が多いので、
回廊にさしかかった所で、待ち合わせを
させていただいたのです」
透明「なるほどそれで・・・・でも、恐ろしいものですね
私も知らないうちに一周して気づきましたが
気づかなければ、抜け出すことができなかった
かもしれません」
円「あっ
アンタあの時反対側から戻ってきたのって
迷子になってたんだくくくっダサッ」
透明「う、うるさいなぁ」
栄慶「いえいえ本当に大したものです
地元の人間でさえ間違えることがあるので
一度で抜けたのは凄いことですよ」
円「私なら、迷わないで抜けるけどね」
透明「一言多いんだよ
はぁ~ところで栄慶さん
今回は、どんな依頼なんでしょうか
御山からは、何も聞かされていないのですが・・・。」
栄慶「そうですか・・・透明さんと円さんは
箱庭というのを知っていますか」
円「知らない」
透明「はやっ
箱庭って、自分で作る小さい庭みたいな
イメージですけど・・・ジオラマみたいな」
栄慶「はいイメージ的には合っているのですが、
昔はこの箱庭のような世界観を庭に作るのが
流行った時代があって、特に広い庭がある
神社や仏閣に今でも多く存在しています」
透明「京都の龍安寺にある石庭みたいなものですか」
栄慶「そうですねそれも其の時代の名残のようなもの
だと思います
ですが、本当の箱庭は少し違っていて・・・。」
透明「」
栄慶「私も、なんと説明すればよいのかわからない
のですが、世界を閉じ込めるというか、
時を止めるといいますか・・・。」
円「世界を閉じ込める」
透明「時を止める・・・・。」
栄慶「はいその場所だけ異質な空間として
存在するように作られているんです」
透明「つまり、箱庭というのは本当に箱に入った
別の世界を作り出す概念で出来ている
ということですか」
栄慶「はいそうなると思います」
円「それって要するに芸術作品みたいな庭って
ことでしょ
何か問題でもあるの」
栄慶「通常であれば、見た目、世界観を変える
ということで、隔離された雰囲気を味わう
芸術作品なのですが、中には本気で別の世界を
作り出そうとした者もいたらしいんです」
透明「それってもしかして・・・。」
栄慶「時の陰陽師達です」
透明「はぁ~・・・厄介な・・・。」
円「」
透明「つまり、このお寺にはそれがあると」
栄慶「はい」
でも、箱庭があるというだけで、
円「知らない」
透明「はやっ
箱庭って、自分で作る小さい庭みたいな
イメージですけど・・・ジオラマみたいな」
栄慶「はいイメージ的には合っているのですが、
昔はこの箱庭のような世界観を庭に作るのが
流行った時代があって、特に広い庭がある
神社や仏閣に今でも多く存在しています」
透明「京都の龍安寺にある石庭みたいなものですか」
栄慶「そうですねそれも其の時代の名残のようなもの
だと思います
ですが、本当の箱庭は少し違っていて・・・。」
透明「」
栄慶「私も、なんと説明すればよいのかわからない
のですが、世界を閉じ込めるというか、
時を止めるといいますか・・・。」
円「世界を閉じ込める」
透明「時を止める・・・・。」
栄慶「はいその場所だけ異質な空間として
存在するように作られているんです」
透明「つまり、箱庭というのは本当に箱に入った
別の世界を作り出す概念で出来ている
ということですか」
栄慶「はいそうなると思います」
円「それって要するに芸術作品みたいな庭って
ことでしょ
何か問題でもあるの」
栄慶「通常であれば、見た目、世界観を変える
ということで、隔離された雰囲気を味わう
芸術作品なのですが、中には本気で別の世界を
作り出そうとした者もいたらしいんです」
透明「それってもしかして・・・。」
栄慶「時の陰陽師達です」
透明「はぁ~・・・厄介な・・・。」
円「」
透明「つまり、このお寺にはそれがあると」
栄慶「はい」
でも、箱庭があるというだけで、
何で私達が呼ばれたんだ
続く・・・。
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所ポチッとよろしくお願いします